知られざるコーヒーの効能と副作用【カフェイン編】
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さて、そんな心地よい眠りに身を任せるわけにもいかない場合にはコーヒーを飲んでシャキッとする!ということも多い私ですが、愛飲者の中には副作用や依存性が気になってしまうという方も少なくないかもしれません。身近なわりに、成分や作用についてはあまり知られていない飲み物・コーヒー。実はさまざまな効果を生み出すちからを持っています。
そこで!今回はコーヒーに含まれている成分の中から、耳慣れた「カフェイン」についてのお話をお届けしたいと思います♪
目次
- コーヒーの成分
- カフェインの効能効果
- カフェインの副作用
- さいごに
コーヒーの成分
出典:「全日本コーヒー協会」
成分の7割程度が糖類・脂質・タンパク質で構成されているコーヒー。
私たちがコーヒーと聞いて真っ先に思い浮かべるカフェインは意外にも含有量1%以下なんですね。それよりも多く含まれているのがポリフェノールであるクロロゲン酸です。近年カフェインレス飲料の研究中に脚光を浴び、さまざまな効果が期待されています。
クロロゲン酸についてはこちらから⇒
「知られざるコーヒーの効能と副作用【クロロゲン酸編】」
またカフェインと同じくアルカロイドの一種であるトリゴネリンは、脳神経細胞を活性化させ認知症の予防や改善に効果があるという研究成果が発表されています。
カフェインの効能効果
カフェインとはアルカロイド(天然由来の有機化合物)のひとつで、初めて分離されたのがコーヒーからだったことから「Coffein(カフェ・イン)」と命名されました。食品だけでなく医薬品としても使用されており、総合感冒薬や解熱鎮痛剤に処方されています。そんなカフェインの飲用として認められる主な作用はこちらです。
覚醒作用
中枢神経を刺激し興奮させることから眠気覚ましとして使用されます。また疲労感を除去し、スポーツ等の運動能力向上が認められています。アスリートのポテンシャルを2%程度向上させるといわれ、公式戦での使用は2004年まではドーピングとみなされていたほど!
手軽な合法的ドーピング、カフェインに注目
THE WALL STREET JOURNAL JAPAN 2016年7月27日
さらに計算力や記憶力の向上・集中力の持続に役立つという研究結果も出ています。
脂肪燃焼効果
カフェインは交感神経を刺激し基礎代謝を促進するため、体脂肪を燃焼させる効果があるとされます。また脂肪を溜め込む「白色脂肪細胞」を燃焼させる褐色脂肪細胞を活性化させる働きもあるので、すでに体についてしまっている脂肪の燃焼にも効果が期待できます。
強心作用
その名のとおり心臓の働きを強くする作用です。血圧や心拍が強くなることで、全身に送る血液量が増え酸素などの必要な栄養素が充分に届くようになります。
利尿作用
血管を拡張し血液の ろ過量が増えるため、腎臓ではそれに伴い尿の生産量が増えます。体の老廃物を排出するので細胞の活性やむくみの解消にも効果的です。
芳香(アロマ)療法
なんとコーヒーの香りには、体の抗酸化作用やストレスの緩和作用があることが研究の過程でわかってきています。
「香りがストレスを抑制する?不眠ストレスに対するコーヒーアロマの癒し効果」
出典:東邦大学
*1日に摂取しても問題ないとされるカフェインの量は、成人でおよそ400mg。この範囲内であれば、人体へ負担をかけることは少なく、このような効果も実感しやすいといわれています。
カフェインの副作用
コーヒー1杯(150ml)の中に含まれるカフェインは約90mg。1日に5杯以上飲むと前述の400mgを簡単に超えてしまいます。症状が現れるのはおよそ1000mgからといわれていますが、その場合に心配される副作用とはどんなものがあるのでしょうか。
不眠
覚醒作用があるため寝る前に飲むのは控えた方が無難です。飲用後30~40分で血中のカフェイン濃度が最高値となり、減少を始めるまでには約5時間を要します。ですので一日の最後に摂取するのは遅くても睡眠の5時間前、おおよそ夕食時間までを目処にしてみてはいかがでしょうか。
脱水症状
利尿作用により体内の水分排出量が増えすぎてしまうと、脱水症状を引き起こすこともあるので要注意です。また体内の水分量が減ると筋肉の痙攣(いわゆる“つる”状態)が頻発することもあります。特に睡眠中には避けたい事態ですね。
動悸
強心作用のため一時的に動悸が強く感じられることも。特に心臓の弱い方や高血圧の方は、ご自分の体調をみながら量を減らしたりカフェインレスのものを飲まれて下さいね。
カフェイン離脱症状(依存症)
軽度のカフェイン依存症はだれもが陥りやすい症状です。飲むことをやめると、頭痛や眠気、疲労感、吐き気などを引き起こす場合があります。カフェインの覚醒作用や強心作用は、一時的に体に頑張ってもらえるよう刺激を与えているにすぎませんから、休みなく無理をさせている状態が続くとカフェインが切れた途端に大きな反動に襲われることもあります。
*カフェインに限ったことではありませんが、なにか1種類ばかりを摂取しすぎると、体には負担が掛かることが多いようですね。
さいごに
いかがでしたか?コーヒーを飲むうえで欠かせないカフェインについてのお話でした。
ご紹介したもの以外にも、鎮痛作用や女性ホルモン分泌促進などさまざまな作用もうたわれているカフェイン(分量や周期などをオススメするのが難しいので割愛いたしました!)ですが、副作用については飲む量と時間を意識するだけで充分に抑制することができるのではないかと思います。
私・中島も、ついつい許容量を超えたり深夜に飲んでしまったり…ということをやりがちですので、朝とお昼で2杯、または夕食前も入れて3杯まで、というように1日に飲む量を決めて習慣化できるといいなぁと思っています♪(そ、そして時々はノンカフェインデーの実施を…!)
みなさんも適量を意識しつつ、日々のコーヒータイムを楽しんでくださいね♡
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
中島ゆき
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