私の住んだ産地のおいしい、ヘルシー、ベストセレクト(福岡-特別編)

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お早うございます。佳秀ヘルスケア品質管理担当の川﨑です。まだ5月末だというのに、全国的に暑さがきびしく、皆さんいかがお過ごしでしょうか?今回はわたしのNo.1スタミナ食材の「にんにく」についてお話したいと思います。上の写真は、現在わたしの住んでいる福岡県産の「でかにんにく」です。(小さい方は普通のにんにくです。)

■「でかにんにく」は「にんにく」ではない?

「でかにんにく」はジャンボニンニクと呼ばれ、大きいものは500グラム以上あり(上写真のものは約300グラム)ます。産地は九州地方、四国地方他、複数の地域で生産されています。分類学的にみると、同じネギ属ですが、ジャンボニンニクはリーキ(西洋ネギ)に近い種で、別の種となります。成分的にみると「にんにく」と類似していますが、にんにく臭が微弱、玉ねぎと同様の催涙成分を含む、加熱した時の食感が「にんにく」よりやわらかい(ホクホクする)などの特徴があります。

■なぜ「にんにく」はスタミナ食材なの?

それは「アリチアミン」の働きによるものです。「アリチアミン」はビタミンB1とアリシン(にんにく特有の臭い成分)の結合したものです。ビタミンBはひとの生体内で糖質をエネルギーに変換する際に関与しますが、水溶性、熱に弱いなどで調理の過程で損失していきます。また、ひとの体内で合成できないため、食材として摂取する必要があります。一方で「アリチアミン」は水、熱に強く、腸からの吸収も良く、血液中に貯蔵もされるため(持続性)に疲労回復、滋養強壮効果が発揮されるのです。尚、「にんにく」にもビタミンB1が含まれますが、ビタミンB1をより豊富に含む、豚肉、ハム、豆類などの食材を同時に摂ると、一層効果的と考えます。
★アリシン 「にんにく」成分のアリインが刻んだり、つぶしたりすることで空気に触れると、「にんにく」中のアリイナーゼ(酵素)の作用で変化したものです

■癌予防としてのフィトケミカルの頂点に位置づけされた「にんにく」

アメリカ合衆国にある「国立癌研究所」が発表した、デザイナーフーズ・ピラミッド(40種類の野菜、果物の成分を調べ、癌予防効果が期待できるものから順位づけしたもの)で最も期待できる食材となったのが「にんにく」です。この要因として、「にんにく」に含まれる硫黄化合物が発癌性物質の解毒作用、癌細胞の増殖抑制、免疫機能の強化などが報告されています。
※フィトケミカル 健康に良い影響を期待される植物由来成分

■さいごに

そんな魅力たっぷりの「にんにく」ですが、食べ過ぎると胃腸障害を起こす可能性があります。摂取の目安として、一日に生で1片(加熱の場合2片)です。また最大の欠点は臭いですが、調理方法を工夫したり(加熱)、臭いの微弱でしかもそれ自身が美味しい、ジャンボニンニクを是非食べてみてください。

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川﨑孝治

佳秀ヘルスケア品質管理所属の川﨑です。 専門は細菌(バクテリア)です。 趣味は釣り、ゴルフ、野球(観る、する)など、広く浅くしていましたが 今はもっぱらおいしい肴を食べながら、その年の出来のよい日本酒を探して1合ぐらい飲むのが日々の楽しみです。 できる限り、実体験をもとに「美と健康のお役立ち情報」をキラナライフ を通じて発信していきたいと思います。

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