血管の酸化を防ぐ!そばに含まれるルチンとビタミンB1の働き

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おはようございます。管理栄養士の力武ひかりです。ゴールデンウィークは大型連休となり、どこにいっても人が多いという状況でしたが、みなさんはいかがお過ごしでしたか?私は連休を使って東北旅行に行ってきました♪目的はわんこそばに挑戦することで、休むことなく食べ続けたので満足のいく記録となりました。

今回はゴールデンウィークの話に関連して、そばに含まれる栄養素(ルチンとビタミンB1)についてお話しします。実はそばに必ず添えている薬味も、そばの栄養素の吸収を助ける働きをしているんですよ。

ルチン

そばに含まれるルチンは、ポリフェノールの一種であり抗酸化作用をもちます。抗酸化作用とは、過剰に発生した活性酸素の働きを弱める作用のことです。活性酸素は本来、強力な酸化力で体に入ってきたウィルスや菌を死滅させる働きを持つ重要な物質です。しかし過剰に発生した活性酸素は、細胞や血管を酸化させ栄養素を運搬する機能を弱めます。体内で活性酸素を分解する酵素を生成することができますが、年齢とともに生成量が減っていくため、食べ物から摂取することが大切です。ポリフェノールは、活性酸素の酸化力を弱める代表的な物質です。

血管や細胞が運搬する機能を保ち栄養素を体の隅々まで行き渡らせることで、以下のような効果が期待されています。
・毛細血管の強化
・薄毛予防
・ビタミンCの吸収促進によるシミ・シワ・たるみの予防
・生活習慣病の予防・改善
・心疾患の予防・改善

ビタミンB1

そばに含まれるビタミンB1は、糖質をエネルギーにする代謝の補酵素として働きます。ですので糖質の吸収・代謝にビタミンB1は欠かせません。またビタミンB1は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。

ネギがビタミンB1の吸収を高める!
ネギや玉ねぎには「硫化アリル」という成分が含まれています。この成分はビタミンB1と結合して体内に長く留めることで、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。硫化アリルの働きはその他にも、血液をサラサラにし、動脈硬化の原因となる血栓やコレステロールの代謝を促進する作用があると言われています。ぜひそばと一緒にネギも食べることをおすすめします。

硫化アリルについてさらに知りたい方はこちら⇒玉ねぎで「血液サラサラ」!効果的な調理のポイント

さいごに

いかがでしょうか。夏になると、冷たいそばやそうめんを食べたくなります。そばを食べて、暑い夏を乗り越えましょう。

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力武 ひかり

GENPRESS(ジェンプレス)管理栄養士
明るい笑顔がチャームポイントの管理栄養士力武ひかりです! 自身の料理経験や知識を生かし、旬菜レシピや栄養について詳しくみなさんにお届けしていきます!管理栄養士として考案したレシピを皆さんに「試してみよう♪」と普段の生活の中で使っていただければ、幸いです。趣味:料理(和食がお気に入り!)・登山・ドライブ

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