頭皮にカビ!?|頭皮のフケ・カビの深い関係と改善方法

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スーツや色の濃い服の肩にフケが落ちていて、人に不潔なんて思われてしまうなんて嫌ですよね。男性はもちろんですが、意外と多いのが、女性のフケ!
今回はフケの原因となる、頭皮とカビの関係性そしてフケを抑えるためのケア方法についてお伝えします。

頭皮のカビとフケの深い関係

頭皮のフケや痒みは、頭皮の状態が悪化している証拠です。
頭皮の環境が悪化する原因は色々とありますが、基本的には頭皮が炎症したりして健康な地肌でないことが原因となります。

例えば頭皮の常在菌に、マラセチア菌というカビの一種が誰の頭皮にもいますが、普段は皮脂を分解することでグリセリン関連物質を作り頭皮を守る役割を担っています。
しかし、脂質の多い食事や睡眠不足、シャンプーの洗い残しなどで皮脂の過剰分泌などが起こるとマラセチア菌が増殖し、皮脂分解物である脂肪酸が多く作られて頭皮に以下のような悪影響を与えます。

結果として
・炎症(かゆみ、フケ)
・臭い
・頭皮環境悪化による抜け毛

頭皮にフケ・カビを増やさないための対策3選!

このような頭皮のフケによるトラブルを防ぐには、カビを増殖させないようにすることが大事です。
カビの増殖を防ぐには、以下のような対策が必要となります。

・脂質の多い食事を控える
・シャンプーを正しいやり方で行う
・洗髪後はドライヤーでしっかりと髪を乾かす

食事を含めた生活習慣を整えることでホルモンバランスを崩れを抑制し、皮脂の過剰分泌を抑えることができます。
シャンプーをする際は、爪を立てず、皮脂を洗い流しましょう。洗いすぎもかえって皮脂の分泌を促すことになりますので気を付けてください。
そして、洗髪後はしっかりと髪を乾かすことが大事です。生乾きの状態はカビにとって好ましい環境です。

脂質の多い食事を控えて!頭皮のフケを改善する食品選びのポイント

髪の毛の主な構成成分はケラチンというたんぱく質です。
このケラチンはシスチンという含硫黄アミノ酸を含んでいますが、シスチンを体内で作り出すためにはタンパク質とビタミンB6が必要です。また、亜鉛もケラチンを作り出すうえで重要な要素です。

頭皮の細胞老化を防ぐためのビタミンEやビタミンC、頭皮などの肌の保湿などに有効なビタミンAやB2も必要です。
ビタミンB群(B2、B6)やビタミンCは先程挙げた亜鉛の吸収を助けてくれる役割も持っています。

一方で、カルシウムやカフェインは亜鉛の働きを阻害してしまいます。
同時に摂取することは控えた方がいいかもしれません。
食事のなかでも脂質や炭水化物の過剰摂取は皮脂を多く作ってしまう原因になるため気をつけましょう。

これらのポイントから食品を選ぶと、低脂質な肉や魚(タンパク質)とくにビタミンB6が豊富な鶏ささみやマグロ、カツオなどがおすすめです。牛レバーや豚レバーからはビタミンB6に加え、ビタミンB2を摂取することができます。また、亜鉛を摂取するためには、牡蠣や海藻類などがいいでしょう。

その他のビタミン摂取のためには、カボチャ(ビタミンE、ビタミンA)やニンジン(ビタミンA)、赤ピーマン(ビタミンC)などの緑黄力野菜に加え、ごまもビタミンC・E・Aを摂取でき亜鉛も含まれているためおすすめです。

カビを増殖させないためにはシャンプーの仕方を見直す

知人の美容師によると「温泉や銭湯に行ったら、ついつい人のシャンプーの仕方を観察してしまう」とのこと。その際、正しくシャンプーをできている人は、なんとたったの3割程度なのだそうです。
なんとなくシャンプーをつけて、なんとなくシャカシャカして、テキトーにサーっと流してしまっているみなさん!実は頭皮ケアで一番重要なのはシャンプーなんです。
頭皮はとても汗をかきやすい場所です。頭皮のカビの増殖を抑え炎症を起こさせないためには日々キレイに正しく健やかに洗ってあげることがとても大切です。
じつは、正しいシャンプーは「予洗い」「プレシャンプー」「シャンプー」という3段階で行うものなのです。事前にブラッシング、そしてシャンプー+頭皮マッサージまで組み合わせると、パーフェクト♪
頭皮環境を良くし、フケやカビなどの頭皮トラブルを改善することができます!

まずはシャンプー前の「ブラッシング」

シャンプーの効果を最大限に引き出すには、事前のブラッシングが必要不可欠です。ブラッシングには、大きく二つの役割があります。ひとつは物理的に外で付いた汚れを落とすこと、もうひとつは頭皮に適度な刺激を与えることで血行を促進することです。
髪と頭皮を「すっぴん」の状態に近づけることで洗浄効果がUPし、また根元付近にたまった皮脂を毛先まで延ばすことで毛先まで潤いがUP!血行が良くなると髪に栄養が行きわたりやすくなるので、とても大切なことなのです。
毛先から、やさしくほぐしていくのがポイントです。特に「シャンプーの泡立ちが悪いな」と感じるときは、ぜひお試しください。

シャンプー使用前の「予洗い」こそ大事

「予洗い」とはシャンプーで洗う前に、お湯で髪を洗うこと。実は、髪や頭皮についたホコリや皮脂汚れの7割〜8割が、この「予洗い」で落ちると言われています。(スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などは落としきれません)

「そんなことやってるよ」と思っているみなさん、おそらく、大半の人は予洗いの時間が足りていません!「シャンプー前にちょっと濡らす」程度ではなく、「ぬるいかな?」と感じるくらいのお湯で、髪と頭皮をまんべんなく濡らしましょう。生え際や耳のまわり、襟足などは忘れがちなポイントなので、特にしっかりと。
指の腹で頭皮全体を揉み込むようにマッサージしながら、たっぷり2分以上はかけて「予洗い」をしてほしいのです!この予洗いを行うことでシャンプーを使った「本洗い」のとき、しっかりと泡立たせることができるようになりますよ♪

泡立てが肝心!プレシャンプー&シャンプー

シャンプーは「」で頭皮を洗う行為です。原液をそのまま髪・頭皮につけて、ゴシゴシ泡立てるのはNG!洗顔は手でフワフワの泡を作ってから、お肌につけて洗いますよね。シャンプーも、手でしっかりと泡立ててから使いましょう!
手のひらに適量(ショート=1プッシュ、ミディアム=2プッシュ、ロング=3プッシュが目安)をとり、お湯を加えながら泡立てていきます。もし泡立ちにくかったら洗顔ネットを使ってみましょう。

泡立てたらまたマッサージするように頭皮を洗っていきます!泡が頭皮へ行き届くように、しっかり指の腹を使って頭皮を揉み、毛穴の汚れを吸い上げるようにマッサージしてください。このとき爪を立てて頭皮を傷つけたり、力を入れ過ぎないように気を付けましょう!

「すすぎ」タイムは洗い時間の3倍と心得る

シャンプーのすすぎ残しは、頭皮にとってマイナスです。残ったシャンプーが毛穴に詰まり、頭皮の健康をカビが損なってしまい、かゆみを感じる・フケが出るなどの症状が出ることがあり、さらに悪化すると頭皮湿疹になってしまいます。

すすぎ時間の目安は、シャンプーの時間のおおよそ3倍です。すすぐときのポイントは、頭皮にダメージを与えないようややぬるめのお湯・やや弱めの水圧で、ゆっくりたっぷり流すことです!

頭皮のカビ・フケを抑えるにはミントで頭皮マッサージがおすすめ!

ミントには殺菌作用だけではなく血行促進作用もあるため、カビやフケといった頭皮トラブルの改善にオススメです。
頭皮の毛穴詰まりが取れたところに精油の成分が浸透することで、血流も良くなり地肌をほぐす効果もあります。

材料
<1回分>
キャリアオイル(アーモンドオイル・ホホバオイル等)…10ml
ミント精油(食用ハッカ油でも可)…2滴以下
最初に腕などでパッチテストをしてからご使用くださいね。刺激が強い場合はミントの量を減らすなど調整されてください。

使用方法
マッサージ直前に混ぜ、頭皮に指先でまんべんなく塗り広げます。この時、髪の毛ではなく地肌を触るように意識して塗ってくださいね。頭全体にしっかりと塗ろうとすると中々コツと時間が必要ですので、最初は部分ごとに『塗る⇒マッサージ』を繰り返すようにすると やりやすいと思います。

オイルを頭皮と馴染ませるように、ゆっくりとマッサージ。むずかしく考えずに自分の気持ちいい場所や力加減で揉みほぐしてください。
マッサージ後はオイルが頭皮に残らないよう、しっかりと洗髪してすすぎ流しましょう。
きちんと洗い流さないと。カビやフケの原因となってしまいます!

詳しいミントシャンプーの効能・効果については、こちらから!
べたつく髪や頭皮の改善に!ミントシャンプーの効能・効果

髪をしっかり乾かさないと、カビが発生する!

「ドライヤーは髪が傷むからかけません!」…これはNGです!
シャンプーしたらドライヤーで髪を乾かさないと、細菌が増えてカビの原因になります。
かゆみが激しく、かくとフケがボロボロ…なんて人は、頭皮にカビが発生している可能性があるので要注意です。
生乾きの状態はカビにとって好ましい環境です。フケを増やさないためにも、しっかりとドライヤーをかけて乾かしきりましょう。

まとめ

フケが出るのは、その人が不潔だからではありません。頭皮が荒れて、カビが発生し炎症が起きているためです。
ですから、しっかりとケアしてあげることで改善していくはずです。頭皮のカビによるフケや痒みにお悩みの方は、今回ご紹介したケア方法を是非実践してみてください!

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滝沢 きり

キラナライフキュレーター
美容・健康キュレーターとして、毎日がより楽しくなる最新の美容情報をお届けしています。「美容を味方につけることで、女性はいくつになっても輝ける」をテーマに、誰でも挑戦しやすい美容、健康法を様々な切り口からキラナライフにて、随時発信中です♡《趣味》スキンケア・お灸

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