栄養成分補給・補完に役立つ栄養機能食品

栄養機能食品とは

栄養機能食品とは、特定の栄養成分の補給・補完のために利用される食品で、栄養成分ごとに定められた機能を表示するもののことです。
一般的な食品では機能を表示することは認められていません。

栄養機能食品は特定保健用食品（トクホ）や機能性表示食品と同じ保健機能食品に該当しますが、これらとは違う面があります。
トクホは認可制、機能性表示食品は届出制となっていますが、栄養機能食品は届出等なく表示し販売することが可能です。
そのため、トクホ取得の様に多額の資金や期間を費やす必要がありません。

しかし、何でも表示してよいかというとそれは違い、国が定めた表示内容を注意喚起表示などとともに表示する必要があります。
また、表示し販売するためには一日の摂取目安量に含まれる当該栄養成分量が定められた上・下限値の範囲内に入っている必要があります。

栄養機能食品として機能を表示できる栄養成分

今までの食経験や、すでに科学的な根拠が確認された栄養素が対象となっています。以下がその一覧です。

どれもよく見たり耳にする栄養成分ではないでしょうか。
機能表示の例としてはビタミンCの場合は、
「ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。」と表示できます。
ビタミンCについてはこちらから

ビタミンEの場合は、
「ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の資質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける成分です。」と表示できます。
ビタミンEについてはこちらから

機能表示とともに、「本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。1日の摂取目安量を守ってください」などといった注意喚起表示が必要となっています。

さいごに

必要な栄養素すべてを食事から摂取することが難しい時代です。
自分の食生活の中で足りていない栄養成分を補給したいときには、表示の内容をしっかりと確認し利用するのもいいかもしれません。