身近にいるウイルスとうまく付き合い健康になろう
寒い日はまだまだ続いていますが、この時期はインフルエンザウイルスやノロウイルスなどによる感染症が猛威をふるいます。
これら以外にも、ウイルス感染症により体調を崩された方も多くいらっしゃると思います。
とはいえ、あなたの身近にいるウイルスのこと、意外と知らないのではないでしょうか。
今回は導入偏として、知っていて損をしないウイルスのあれこれを紹介します。
目次
- ウイルスって?
- ウイルスと菌の違い
- ウイルスはどこにいる?
- さいごに
ウイルスって?
ウイルスの最も単純な構造は、タンパク質でできている殻の中に核酸が入っているというものです。
タンパク質はヒトの体に10万種類以上も存在し、それぞれの働きをしているとても大事な物質です。その中には美容成分としてよく知られているコラーゲンや、酸素を運ぶ役割を持っているヘモグロビンがあります。
核酸は、DNA(デオキシリボ核酸)に代表される遺伝情報をもった物質です。生物が持つさまざまな特徴が書き込まれたものです。
タンパク質も核酸も、生物が生きていくうえで切っても切れない物質です。
ウイルスにとっても存在するために必要な物質です。
生物と同じ物質をもったウイルスですが、「生物学辞典」によれば、「限りなく生物に近い物質」と定義されています。
ウイルスが生物なのか物質なのか、いまだ結論は出ていません。
今もなおウイルスに関しては様々な研究が進められており、当ブログでも面白い研究を今後紹介していきたいと思います。
ウイルスと菌の違い
ウイルスと菌の簡単な違いといえば、大きさです。
どちらも肉眼で確認することができないのは同じですが、菌はウイルスの10~100倍のサイズがあります。
大きな違いとしては、菌は自ら増殖できるのに対しウイルスは、生物の細胞の中に入らなければ増殖することができないというところです。
一般に風邪と呼ばれるものの9割はウイルスが原因であり、菌による風邪もしくは風邪のような症状に対して効果のある抗生物質は、ウイルスの場合効果がありません。これを聞くとウイルスと菌がいかに違った存在であるかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
インフルエンザのように抗インフルエンザ薬といった特効薬が存在するものもあれば、ノロウイルスのように薬が開発されていないものもあります。
ドラックストアなどで売られている風邪薬は、けっしてウイルスを退治してくれるわけではなく、熱やのどの痛みなどの症状を和らげるものだと認識しましょう。
ウイルスはどこにいる?
では、あなたの体に異常をきたすウイルスはいったいどこにいるのでしょうか。
肉眼で確認できないのでなかなかピンときませんが、身近にいるはずなのです。
(見えないので断定はできませんが…)
空気中に浮遊していたり、食品の中にいたりと、常日頃ウイルスと接して暮らしています。
ただし、たった1個ウイルスが体内に入ったからといって、すぐに感染症を引き起こすわけではありません。
体にはウイルスから身を守る免疫力が備わっています。
なにかのきっかけで大量のウイルスが体内に入ってきたり、免疫力が低下したときにウイルスが入ってきたりすると感染症を引き起こします。
つまり、今まさにあなたの体の中にもウイルスはいるかもしれません。
さいごに
普段の生活の中で身近にいるウイルスを0にすることは不可能といっていいでしょう。
つまりウイルスとはうまく付き合っていかなければならなのです。
免疫力を高め、身近にいるウイルスに負けないからだをつくりましょう。
そのためには、日ごろの生活習慣、栄養バランスの取れた食事、適度な運動に気を使うことが大事になってきます。
matsuki_takahiro
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