心の健康~「孝(こう)」という考え方~
私は常日頃から健康には3つあると思っています。それは「心の健康」「体の健康」「環境の健康」です。本日はこの中のひとつ、「心の健康」について、大切な考え方と一緒にお話したいと思います。
目次
- 親は「食べ物」と「教育」で子供を育てる
- 人として最も大切な思想「孝(こう)」
- 親を敬い大切にするのは人間だけ
親は「食べ物」と「教育」で子供を育てる
人が人として生きていく上で最も大切な考え方の一つに「孝(こう)」と言うものがあります。色々ある上での一つと言うより、最も大切だと言い切って良いと思います。
なぜかと言うと人間は両親があって初めて存在できる訳です。何にも出来ない生まれたばかりの赤ん坊を、成人するまで二十年かけて育てる訳です。今は歴史上かつてない豊かさの中で生活していますので有難みも薄れていますが、子供を産んだ親は子供の為に色々な事を犠牲にして子供を一人前に育てていくのです。
昔は食べ物も十分ではありませんでしたから、親たちは自分は食べないでも子供に与えて子供を養育してきたのです。歴史的には、これほど十分に食にありつけるというのはここ五十~六十年の事です。それも先進国だけです。
今でも世界中で多くの人たちが、毎日の生きるための食べ物に苦労しています。子供を育てると言う事は、喰わせていくと同時に教育もしていかなくてはなりません。
人間の世界では多くのルールがあります。そのルールを守らないと社会から排除されてしまいます。人間は一人では生きていけないのです。
食べる物も着る物も住む家だって、現代人は自分では作る事が出来ません。他人の提供してくれる物で何とか生活出来るのです。そして、その他人が提供してくれる物はお金を払って買ってこなくてはなりません。そのお金は大人になったら自分で稼がなくてはなりません。稼ぐ為には会社に入って仕事をするか、自分で事業を興すかしなくてはなりません。いずれにせよ仕事が出来るように教育や訓練が必要です。
基礎教育は親からの言葉や躾の教育です。次に兄弟や友達からの遊び等を通じての学習です。次が義務教育での読み書き算盤や音楽体操等の教育、その次が高校や大学での少し突っ込んだ教養の教育、そして、社会に出て初めて職業教育を受けるのです。
人が生きていく為にはこれだけ多くの手間暇をかけなくてはなりません。そして、多くの人から多くの事を学ぶのです。
人として最も大切な思想「孝(こう)」
孝の事を書いた本に孝経(こうきょう)と云う本があります。古代中国の書物です。
「それ孝は徳の本なり。教えによって生ずるところなり。我、汝に告げん。身体髪膚これを父母にうく。敢て毀傷せざるは孝の始めなり。身を立て、道を行い、名を後世にあげ、もって父母を顕すは孝の終わりなり。それ孝は、親につかうるに始め、君につかうるになかごろし、身を立つるにおわる。親を愛するものは、敢て人を憎まず。親を敬うものは敢て人をあなどらず。愛敬、親につかえるにつきて、徳教、百姓に加わり、四海にのっとる。けだし天子の孝なり。」という件(くだり)があります。
又、
「父につかえるにとって、もって母につかえる。愛おなじ。父につかえるにとって、もって君につかえまつる。敬おなじ。かるがゆえに、母にはその愛をとって、君にはその敬をとる。これをかねたるものは父なり。かるがゆえに孝をもって、君につかえまつるときは、すなわち忠なり。敬をもって、長につかえるときは、すなわち順なり。忠順もって、その上につかえまつるに失わず。のち、よくその爵禄を保って、その祭祀を守る。けだし、士の孝なり。」と言うのも味わい深い文章です。
こう云うのもあります。
「其の親を愛せずして他人を愛する者、之を悖徳と謂う。其の親を敬せずして他人を敬する者、之は悖礼と謂う。順以てすれば則り、逆なれば民則ること無し。善に居らずして、皆凶徳に在り。志を得と雖も君子は尊ばざるなり。」
母には愛情を、父には愛情と敬意とを。母親に愛情をよせるように同僚や友達や後輩に接し、父親に対するに尊敬の念をもって接するように、上司や先輩や先生に接する人は多くの人から好かれます。そして、多くのことを学び、支持され、引き立てられ、豊かで充実した幸せな人生を送る事が出来ます。
親を敬い大切にするのは人間だけ
親が子を可愛がるのは何も人間だけの事ではありません。犬でも猫でも鳥でも親は自分の子を命がけで育てます。しかし、年老いた親の面倒を見るのは人間だけです。そこに人間の尊厳がある。
親の面倒の見方は自分が年老いた時に子供にこうしてもらいたいと云うやりかたです。自分が愛情と尊敬とをもって、年老いた親に接しておれば、同じように自分が年取った時に、子供から愛情と尊敬とをもって、接してもらう事ができます。しかし、親に冷たくしたり、物やお金だけ与えればそれが親孝行と思っているような人は、子供から同じ仕打ちを受けると思わなければなりません。それは、自分が生きた見本を子供に提供しているのですから。子供は親の言う事は中々聞きませんが、親のやる事はすぐに真似をします。若い時には気がつかないのですが、人はいずれ年老い、連れ合いを亡くし、体も不自由になります。
幸せな人生を全うする為には、若い時に人間としてやっておくべき事が沢山あるのです。
寺本麓人
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