健康にとって大切な三つの事 ①考え方 ②食べ物 ③運動【後編】
今日は前回に引き続き「健康にとって大切な三つの事」の一つ、全ての基本である「考え方」についてのお話をしたいと思います。
目次
- 大切な家庭内での挨拶
- 真理は身近にあって、しかも簡単
- 幸せになるために必要な三つの事
大切な家庭内での挨拶
思いは形で表さなければ、相手に伝わりません。まずは家庭内での挨拶をキチンと行う事ことです。朝起きたら「おはよう」、食事の前には「いただきます」、出かける時には「行ってきます」、帰宅したら「ただいま」、寝る前には「おやすみ」、何か良いことや嬉しい事をしてもらったら必ず「ありがとう」、親や兄弟が困っていたら「何かできる事はない?」とか「手伝おうか」とか、しっかりした声で、必ず聞こえるように言う事です。もちろん笑顔も忘れずに、自分の方から。これでお互いの心が通じあうのです。心が通じ合ってはじめて色々な会話も始まり、家庭が心安らぐ場となるのです。四徳の心を持ち挨拶もちゃんと出来、感謝の心を持っていれば家の中でも外でも恐いものはありません。
真理は身近にあって、しかも簡単
{孟子がいうに、
「人が行うべき道は、ごく手近な所にある。それだのに、わざわざそれを遠い所に求めようとしている。
又なすべき仕事は、きわめてたやすい。平凡な事の中にある。だのに、それをわざわざ困難な中に求めようとしている。まことに考え違いの甚だしいことである。
いったい世の中の人々が、自分の親を親としてよく親愛して仕え、自分の目上の人を目上の人としてよく尊敬して仕えたならば、それが孝悌(こうてい)の道である。この孝悌の道がよく行われさえすれば、天下はひとりでによく治まるのである。(天下を治めるということも、つまり人間日常の生活中、最も手自近な、しかも容易な、親を親とし、長を長とするということから、始まるのである。)」と。
孟子がいうに、
「下、家来の地位にいて、その上の君から信任を得られないようならば、とうてい、民の上に立って、治めて行くことなどは出来ない。
ところで、上の君に信任を得るためには一つの方法がある。それは朋友に信用されるということで、朋友に信用されないような者は、上に信任されることは無い。またその朋友に信用されるにも、一つの方法がある。それは親に仕えて悦ばれるということで、親に喜ばれないような者は、とても朋友に信用されはしない。
さてまた、親に悦ばれるにも、一つの方法がある。
それはわが身によく反省してみて、誠があるということであり、誠がないようでは、とても親に悦ばれはしない。そこで最後に、その身を誠にするにはどうしたらよいかであるが、これにも一つの方法がある。
それは善に明らかであるようにすることで、善に明らかでないようでは、その身を誠にすることは、とうてい出来ないのである。
こういうわけで、誠というものは真実無妄の徳で、天の自然の道理であり、それが人に賦与されたものが人の本性である。この本性の誠を十分にあらわし完全なものに仕上げつくそうとすることが、人の人たる道である。
このようにして、完全至上な誠をそなえ持つようになると、その至上完全な誠の徳によって動かし得ないようなものは、この世にいまだかってないところなのである。がまた、それに反して、至誠をそなえていない人で、人や物をよく動かせることも、まだかってないのである。」と}
(明治書院 新釈漢文大系 孟子 離婁章句上 内野熊一郎著)
幸せになるために必要な三つの事
幸せになる為に必要なものも三つあります。
健康な体、心暖まる家庭、面白くて楽しい仕事。正しい考え方を身につければ、幸せになれます。そして健康にもなれるのです。
まず心暖まる家庭を作る。今は健康でないとしても、智恵があれば健康になれます。健康になろうと思えば今の時代、情報はいくらでも手に入ります。ただし食べ物や食べ過ぎには氣を使わなくてはなりません。出来たら家族の協力が欲しいところです。
特に男の場合、母親や妻が協力してくれると体に良いものを摂りやすくなります。
仕事は本気になってのめり込めば面白くなります。面白くなれば楽しくなります。素晴らしい家庭の為に、自分の仕事を価値あるものにするために、健康になろうと心に決めたのなら、早起きして、運動する事くらい何ともないのです。
すべての基本は考え方です。
みちはちかきにあり しかるにこれをとおきにもとむ
道は爾きに在り。而るに諸を遠きに求む。
ことはやすきにあり しかるにこれをかたきにもとむ
事は易きに在り。而るに諸を難きに求む。
ひとびとそのしんをしんとし、そのちょうをちょうとせば、てんかたひらかなり
人人其の親を親とし、其の長を長とせば、天下平かなり。
しせいにしてうごかさざるものは いまだこれあらざるなり
至誠にして動かさざる者は、未だ之れ有らざるなり。
まことならずして いまだよくうごかすものはあらざるなり
誠ならずして、未だ能く動かす者は有らざるなり。
<孟子「離婁章句」>
寺本麓人
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