美髪のキホン!知っているようで知らないシャンプー術

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おはようございます。キラナ美活サポーターの永野まいこです。先日、美容師の友人と話をしていて、ふとシャンプーの話になりました。彼女によると「温泉や銭湯に行ったら、ついつい人のシャンプーの仕方を観察してしまう」とのこと。職業病ですね!その際、正しくシャンプーをできている人は、なんとたったの3割程度なのだそう。
なんとなくシャンプーをつけて、なんとなくシャカシャカして、テキトーにサーっと流してしまっているみなさん!実はヘアケアで一番重要なのはシャンプーなんです。小さなお子さんを想像するとわかるかと思いますが、頭皮はとても汗をかきやすい場所。頭皮も皮膚なので、日々キレイに正しく健やかに洗ってあげることがとても大切です。

美容室で、プロの美容師さんにしてもらうシャンプーって気持ちいいですよね。そして仕上がり時には髪がふんわりイキイキとしているような気がしませんか?みなさん、目を閉じて、美容室でのシャンプーを思い出してみてください。「洗って、流して」を3回くらい繰り返していませんか?じつは、正しいシャンプーは「予洗い」「プレシャンプー」「シャンプー」という3段階で行うものなのです。事前にブラッシング、そしてシャンプー+頭皮マッサージまで組み合わせると、パーフェクト♪それでは美髪習慣の基本となるシャンプーの方法をご紹介します!

目次

  • シャンプー前の「ブラッシング」
  • シャンプー使用前の「予洗い」こそ大事
  • 泡立てが肝心!プレシャンプー&シャンプー
  • 「すすぎ」タイムは洗い時間の3倍と心得る
  • リンス、コンディショナー、トリートメントの違い
  • まとめ

シャンプー前の「ブラッシング」

シャンプーの効果を最大限に引き出すには、事前のブラッシングが必要不可欠です。ブラッシングには、大きく二つの役割があります。ひとつは物理的に外で付いた汚れを落とすこと、もうひとつは頭皮に適度な刺激を与えることで血行を促進することです。髪と頭皮を「すっぴん」の状態に近づけることで洗浄効果がUPし、また根元付近にたまった皮脂を毛先まで延ばすことで毛先まで潤いがUP!血行が良くなると髪に栄養が行きわたりやすくなるので、とても大切なことなのです。

正しいブラッシング術はこちらをご参照ください!
>>>ブラッシングで「薄毛予防」これって本当?

毛先から、やさしくほぐしていくのがポイントです。「シャンプーの泡立ちが悪いな」と感じるときは、ぜひお試しください。

シャンプー使用前の「予洗い」こそ大事

「予洗い」とはシャンプーで洗う前に、お湯で髪を洗うこと。実は、髪や頭皮についたホコリや皮脂汚れの7割〜8割が、この「予洗い」で落ちると言われています。(スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などは落としきれません)

「そんなことやってるよ」と思っているみなさん、おそらく、大半の人は時間が足りていません!「シャンプー前にちょっと濡らす」程度ではなく、「ぬるいかな?」と感じるくらいのお湯で、髪と頭皮をまんべんなく濡らしましょう。生え際や耳のまわり、襟足などは忘れがちなポイントなので、特にしっかりと。指の腹で頭皮全体を揉み込むようにマッサージしながら、たっぷり2分以上はかけて「予洗い」をしてほしいのです!この予洗いを行うことでシャンプーを使った「本洗い」のとき、しっかりと泡立たせることができるようになりますよ♪

首の上あたりの襟足、忘れずちゃんと洗いましょう!

泡立てが肝心!プレシャンプー&シャンプー

シャンプーは「泡」で頭皮を洗う行為です。原液をそのまま髪・頭皮につけて、ゴシゴシ泡立てるのはNG!泡立つまでの間に髪の毛同士が摩擦によって傷ついてしまうおそろしい行為なのです。洗顔は手でフワフワの泡を作ってお肌を洗いますよね。シャンプーも、手でしっかりと泡立ててから使いましょう!手のひらに適量(ショート=1プッシュ、ミディアム=2プッシュ、ロング=3プッシュが目安)をとり、お湯を加えながら泡立てていきます。もし泡立ちにくかったら洗顔ネットを使ってみましょう。

泡立てたらまたマッサージするように頭皮を洗っていきます!泡が頭皮へ行き届くように、しっかり指の腹を使って頭皮を揉み、毛穴の汚れを吸い上げるようにマッサージしてください。このとき爪を立てて頭皮を傷つけたり、力を入れ過ぎないように気を付けましょう!やさしく、マッサージしていて気持ちいいなと感じるくらいがベストです!

シャンプーには「揉み出す」という語源があります。ワシャワシャと「掻き洗い」するのではなく「揉み洗い」をするのが正しいのです。

プレシャンプー

スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などを日常から使っているみなさん、シャンプーがなかなか泡立たなかった経験はありませんか?そんなときはシャンプー前の「プレシャンプー」がおすすめです。
プレシャンプーは汚れを取り除き、余分な皮脂を適度に落としてくれるので、その後に使用するシャンプーの効果を最大限に引き出してくれます。

  • たくさん汗をかいた人
  • 髪の毛にスタイリング剤を使った人
  • 髪の毛の量が多い人

泡立ちの大敵は油分です。上記のどれかに当てはまる人、汗をたくさんかいた日、スタイリング剤を使った日はプレシャンプーで髪のクレンジングをして、本洗いをするのがオススメですよ。ただ、洗い過ぎると必要な皮脂まで落としてしまって逆にダメージになってしまいます。二度洗いを行う際は、洗浄効果が穏やかな「アミノ酸系のシャンプー」を使いましょう。頭皮や髪の毛へのダメージを最小限にとどめておくことができます。

「すすぎ」タイムは洗い時間の3倍と心得る

シャンプーのすすぎ残しは、頭皮にとってマイナスです。残ったシャンプーが毛穴に詰まり、頭皮の健康を損なってしまい、かゆみを感じる・フケが出るなどの症状が出ることがあり、さらに悪化すると頭皮湿疹になってしまいます。頭皮にトラブルがおこると髪の毛の質にも影響し、髪の毛が痩せたり、薄毛になったり、抜け毛が増えたり…ということも起こってしまいます。

すすぎ時間の目安は、シャンプーの時間のおおよそ3倍です。すすぐときのポイントは、頭皮にダメージを与えないようややぬるめのお湯・やや弱めの水圧で、ゆっくりたっぷり流すこと。特に重要なのは、「髪の毛」ではなく、「頭皮」をすすぐこと。頭のてっぺんからシャワーをあてると、上から水が流れて見た目では髪の毛全体の泡が流れ落ちますが、髪の奥にある頭皮には泡が残っています。とくに耳のまわりや襟足などの部分にはすすぎ残しがあることが多いので、頭皮全体にきちんとシャワーをあてるように流していきましょう。

リンス・コンディショナー・トリートメントの違い

シャンプーでしっかり汚れを落とした後は、髪の毛を保護してくれるリンス・コンディショナー・トリートメントなどを使いますよね。最近はリンスをあまり見かけなくなったので、コンディショナーかトリートメントのいずれかをお使いの方が多いのではないでしょうか?リンスは日本独自のもので、まだ石けんで髪を洗っていた時代に髪をアルカリ性から酸性に戻し、キューティクルを整えるものとして誕生しました。さらに髪のコンディションを整えるコンディショナーの登場により、最近は少なくなっているようです。
コンディショナーの役割は、髪の毛の表面を保護(コーティング)し、キューティクルを整えてくれることです。リンス・コンディショナーが髪の表面に作用してケアを行うのに対し、トリートメントは髪の内部に浸透して補修を行います。スキンケアでいえば、美容液や保湿クリームのような役割があります。基本的には、ダメージが大きい方はトリートメントで内側からしっかり補修してあげることが望ましいとされています。

ここで注意が必要なのが、両方使う際に使用する順番。【トリートメント:髪の毛の内部を補修】→【コンディショナー:髪の毛の表面をコーティング】こちらが正しい順番です。トリートメントは最後に使用するもの、と思っている方も多いのではないでしょうか。表面をコーティングしてしまっては補修成分が浸透しませんので、使用順には注意しましょう。

まとめ

いかがでしたか?何より大事なのは、頭皮をしっかりと洗うこと!洗い方の意識を変え、日々のお手入れに取り組むと、きっとあなたの髪も応えてくれるはずです。美髪のキホンをしっかりと押さえて、「ツヤ髪美人」をめざしましょう!

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Kiranah Life(キラナライフ)編集部

Kiranah Life(キラナライフ)では、 大人の女性が「ちょっといい自分」になるための美と健康のお役立ち情報をお届けしています。 美髪やヘルシーごはんについてなど、美容の専門家と管理栄養士が美と健康についての情報を発信していきます!!

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