管理栄養士が教える!薄毛予防に抗酸化作用を持つ食品
前回の記事はこちら>>薄毛予防に食事の見直しをしてみませんか?
年齢とともに増える活性酸素
活性酸素は本来、強力な酸化力で体に入ってきたウィルスや菌を死滅させる働きを持つ重要な物質です。しかし活性酸素が過剰に発生すると細胞や血管を酸化させ、血管の栄養を運搬する機能を弱めてしまいます。血管の機能が弱まると、毛母細胞に栄養を運搬できなくなってしまい、髪の成長を妨げてしまいます。
過剰な活性酸素を分解する酵素にSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)があります。このSODを産出する能力は年齢とともに低下する傾向にあり、その結果、活性酸素が相対的に増えるため薄毛の原因となります。SODと同じような働きをする(活性酸素の酸化力を弱める)物質は、食べ物からも摂取することができます。それが抗酸化作用を持つ食品です。
抗酸化作用を持つ食品とは?
活性酸素は酸化反応を進めますが、ビタミンCやEを補足すると反応が停止するという研究結果がいくつも報告されています。ビタミンCやEが酸化力のある物質を安定した生成物に変化させます。
ビタミンCを多く含む食品
緑黄色野菜や果物(特にかんきつ類)、芋類(ジャガイモ、サツマイモ)に含まれています。野菜の中で含有量が多いのは、カラーピーマンやブロッコリー、ケール等の色の濃い野菜です。カラーピーマンの中でも赤ピーマンは特に含有量が多く、熱を加えても壊れないので、生だけでなく炒めてもビタミンCを摂取できます。
ビタミンEを多く含む食品
植物油や種実類に含まれています。ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、油分のある植物油や種実類は吸収の良い食べ物です。種実類のアーモンドは1日10粒程度を目安に摂取すると、1日に必要な量の半分を摂ることができます。
最後に
いかがでしたか?食習慣によって、髪の成長を妨げる活性酸素を減らすことができます。意識して選んでみましょう。
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