ブラッシングで「薄毛予防」これって本当?
こんにちは。キラナライフの松尾です。
あなたは、髪だけでその人の見た目年齢が5歳も10歳も違って見えてしまう・・・ということをご存知でしたか?
髪がパサついたり、ボリュームがないだけで、人に「老けた印象を与える」のだそうです。
まさに「髪は女の命」ですね。
近年、「若年層からの薄毛」に悩む女性が急増しているといわれ、女性にとっては大問題です。
「薄毛」の原因にはいろいろあるのですが、実は原因の一つに「手櫛」があげられています。
「えっ?!私も手櫛だけど・・・」と思いませんでしたか?
実は最近、女性の大半がブラッシングのかわりに「手櫛」で済ませるているのだとか・・・。
でも「手櫛が薄毛の原因」、これって本当なのでしょうか?
確かに、古来よりブラッシングは「美しく健やかな髪」をつくるためにかかせない大切なケアともいわれています。
そこで、エステティシャン・コスメコンシェルジュの立場からブラッシングの効果についてご紹介します。
目次
- (1)ブラッシングで薄毛予防?驚きのその効果とは?
- (2)これは何ブラシ?ブラシの種類と用途とは?
- (3)髪を傷めないブラッシングの方法
- (4)まとめ
(1)ブラッシングで薄毛予防?驚きのその効果とは?
ヘアケアの第一歩はブラッシング。
美しい髪を保つためには、ブラッシングはかかせません。
ブラッシングによる効果は大きく分けて3つ。
①頭皮や髪についたフケやゴミなどを取り除き、絡んだ髪をほぐし、毛髪環境を整えます。
②頭皮全体を刺激することによって皮脂分泌をうながします。髪全体に皮脂を行き渡らせることができ、艶やかな髪になります。
③適度な刺激により血行がよくなり、髪に栄養が届きやすくなります。
いいことがいっぱいですね。それなのに、なぜ「手櫛」の人が増えてしまったのでしょう・・・。ヘアケア商品の質が以前に比べてよくなり、滑りが良くなったということもあるですが、要因の一つに「パーマをかける女性が増えた」ということもあるようですよ。
そういえば私も美容師さんから「ブラッシングするとパーマが取れやすくなる」と聞いたことがあります。ですが「フラッシングはダメ」ではなく、確か「粗目の櫛でとかして」と教えてもらったはず・・・。それが、いつしか「手櫛で十分・・・」と話しが歪んでしまったのかもしれませんね。
ブラッシングをすることで、「天然のヘアオイル」ともいうべき皮脂を髪に行き渡らせることができ、髪に「艶」が生まれます。
また、マッサージ効果により血行が促進。毛乳頭が血液から栄養を吸い上げることで髪が元気になり、ハリとコシが生まれます。
つまり、薄毛予防や艶髪へと導く効果があるわけです。
もちろん、むやみやたらにブラッシングすればよいということではありません。目的に合わせてブラシをチョイスすることが大切です。
次の章では、ブラシの種類や用途についてご紹介しましょう。
(2)これは何ブラシ?ブラシの種類と用途とは?
ひと口に「ブラシ」といっても色んなブラシがあります。ブラシ選びは、「美しい髪」を保つための大切なポイント。
まずは、種類と用途をみてみましょう。
①スケルトンブラシその姿、形から骸骨ブラシとも呼びます。これは荒とき用で、パーマをかけている方にもおすすめです。ブローブラシとしても使われています。
②クッションブラシ
その名の通りクッションが付いたブラシ。頭皮への刺激がすくないブラッシング用、セット用のブラシです。特に、シャンプー前のブラッシングブラシ用としておすすめなのがこのブラシです。クッションブラシは木タイプやナイロンタイプもありますが、天然毛のほうがブラシが細かく、フケやホコリをしっかり除去してくれます。
③デンマンブラシ
もともとは、イギリスのデンマン社製のブラシであったことから、この形のブラシにはこの呼び名が付いています。扇のようなひろがりのあるブラシで、ブロー用ブラシとして使用します。
④ローリングブラシ(ロールブラシ)
ブロー用の回転ブラシ。内巻きカールをつくったり、ボリュームをつける時に使います。天然毛タイプやナイロン製などがあります。
⑤天然毛ブラシ
ブラッシングブラシとして一番おすすめなのが天然毛ブラシ。
猪毛は硬めで痛いという方もいらっしゃいますが、しっかり根元まで届くので毛量の多い方にはおすすめです。一方、豚毛はどちらかというとやわらかめのブラシです。毛量の少ない方はこちらのほうがしっくりくるかもしれません。黒豚毛はその中間位の硬さでどちらか悩むときにはこちらがおすすめです。
※ブラシではありませんが、コーム(櫛)
荒歯、セットコーム、カットコーム、リングコームなどがあります。個人的に好きなのはツゲの櫛。木の櫛には椿油などがしみこませてあるため艶が出ます。髪とき用として昔からの定番ですね。
ご紹介した以外にも色んなブラシがありますが、ブラッシングブラシはある程度硬いものが良く、弾力も必要です。また、「毛先が丸くなったもの」の方があたりやさしく、髪や地肌を傷めません。素材は猪や豚などの天然毛をはじめ、ナイロン、スチール、木、など様々なものがあります。そんな中、ブラッシングブラシにはやっぱり「天然毛!」といわれるのには訳があります。それは、天然毛ブラシは他の素材と比べ「摩擦による損傷」を最小限に抑えられるということ。その差は圧倒的です。お値段もピンキリですが、1本は持っておきたいですね。
(3)髪を傷めないブラッシングの方法
毛先のもつれをほぐすことから始めましょう。特に、ロングヘアの方はブロッキングしながらブラッシングを行った方が髪を傷めません。ブラシの毛先が地肌にあたるくらいの強さで、ゆっくり半回転させながら行います。力の入れすぎは頭皮を傷めるので注意しましょう。無理なブラッシングは逆効果です。スピーディーにブラッシングしたり、必要以上にブラッシングすることで摩擦が生じ、切れ毛の原因になったりして髪を傷めます。シャンプー後のような髪が濡れている時は髪が絡みやすい為、目の粗いものをつかいましょう。逆に、パサパサと乾燥している時は、ヘアオイルやヘアエッセンスをなどで少ししめらせると艶がでます。
【シャンプー前のブラッシング方法】
前から後ろへ、右横から左へ、左横から右へ、後ろから頭頂方向へブラッシングすると、ホコリやフケなどが浮き上がり効果的です。
【通常のブラッシング方法】
①まずは、毛先からほぐしていきます。できれば先に荒とき用の目の粗いブラシでとかしておくと絡まらず、痛みにくいですよ。
②ブラッシングブラシで生え際から頭頂方向に(前から後ろへ)
③後ろ髪もできれば2ブロックに分け、下側からブラッシング。
④最後は根元から全体にブラッシング。頭の形に沿うようにとかします
(4)まとめ
①ブラッシングは薄毛予防と艶髪への第一歩です。皮脂という天然のヘアオイル効果により髪に艶を与えます。また、マッサージ効果により血行が促進されます。それにより髪に栄養が届きやすくなります。ブラッシングにより髪が元気になり、ハリ・コシのある艶やかな髪へと導きます。
②ブラシは用途にあわせて使い分けましょう。ブラッシングには摩擦を抑えられる「天然毛」が一番おすすめ。硬めが好みの方は「猪毛」。やわらかめがお好きな方は「豚毛」。中間の硬さは「黒豚毛」がおすすめです。
③ブラッシングする際は、無理に引っ張ったりせず、小分けして行いましょう。優しく丁寧に行うことでさらに艶やかになりますよ。また、ブラシを半回転させながら、根元からブラッシングすることでマッサージ効果がUPします。
さぁ、あなたも手櫛はやめて、今日からブラッシングで「美髪生活」はじめてみませんか?
松尾功子
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