頭皮の乾燥対策が重要!頭皮環境の悪化が招く乾燥の原因と対策とは
しかし、頭皮が乾燥するとさまざまなトラブルを招きます。
今回は、「頭皮の乾燥対策」についてご紹介します。
頭皮が乾燥すると何が起こる?
頭皮が乾燥してくると、正常なターンオーバーが出来なくなってしまいます。
新陳代謝がなされない頭皮は、どんどん古く、硬く、乾燥しがちになり、やがて代謝異常や血行不良を引き起こすことにもつながっていきます。
結果として、フケやかゆみ、抜け毛や白髪などが起こりやすくなるのです。
頭皮が乾燥する原因とは?
では、なぜ頭皮は乾燥してくるのでしょうか。
1.シャンプーのし過ぎ
1日に2度のシャンプーや洗い過ぎると必要な皮脂まで落としてしまって逆にダメージになってしまいます。
2.自然乾燥
ドライヤーのかけすぎで髪の毛が傷むということで自然乾燥をされている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、濡れたままの髪はキューティクルが開いて傷みやすい状態です。
濡れたまま寝てしまうと枕との間で摩擦がおこり、絡まったりしてかえって髪を傷めてしまいます。
また、カビが発生しやすくなり頭皮トラブルの原因にもなるのです。
3.紫外線
紫外線が当たり続けることで頭皮の深く、真皮層のタンパク質が酸化・破壊され、正常なターンオーバーが出来なくなってしまいます。
新陳代謝がなされない頭皮は、どんどん古く、硬く、乾燥しがちになり、やがて代謝異常や血行不良を引き起こし、全身と同じように、毛乳頭の毛細血管の血流が滞るとメラノサイトへの栄養が充分に行き渡らない状態になります。
そうすると、メラニン色素が作られない(透明=白髪)まま発毛されてしまい、白髪が増えるということになります。
また紫外線を浴びることで活性酸素が増えるため毛母細胞が老化し、結果として抜け毛を招く要因にもなります。
紫外線が頭皮に与える影響についてはこちら⇒「白髪や薄毛、乾燥の原因にも…紫外線ダメージのお話です」
4.睡眠不足
血行不良
本来なら眠っている間、副交感神経が優位となって血管が拡張し血液の巡りが良くなるのですが、睡眠が不足することで阻害され全身の血行不良を招きます。血行が滞ると、他の部位と同じように頭皮にも栄養が充分に行き渡らず、強くしっかりとした髪を作れなくなってしまいます。
成長ホルモン分泌量の低下
主に就寝中に分泌される成長ホルモンは、タンパク質の素となるアミノ酸の取り込みを促して細胞内のタンパク質合成を盛んにし、体の成長や修復を行います。髪は成分の80%以上がタンパク質のため、睡眠時間が減少しアミノ酸の取り込み量が減ると元気な髪を作る材料が常に不足している状態となってしまいます。
毛母細胞の活動低下
毛細血管から届いた栄養をもとに、細胞分裂を起こして髪の毛を成長させる毛母細胞。睡眠不足になると毛母細胞の分裂活動がうまく行われないといわれています。すでに生えている髪の成長が停滞したり、新しい毛が生えにくくなったりする原因となります。
睡眠不足が頭皮に与える影響についてはこちら⇒「しっかり眠って艶やか髪に♪睡眠不足と髪のかかわり」
5.食生活
頭皮が乾燥する場合、水分不足などもあって十分な栄養がいきわたっていないことになります。
こうなると抜け毛や白髪なども起こりやすくなりますが、乾燥だけが原因ではなく、元々の偏った食生活だったり、ダイエットによる栄養不足なども原因となるため、外側・内側両側からのケアが必要となります。
頭皮を乾燥から守る対策
頭皮を乾燥から守る洗髪対策
過度なシャンプーのしすぎや洗いすぎを防ぐためには正しいシャンプーを行う必要があります。
1.ブラッシング
頭皮を乾燥から守る正しいブラッシングはこちら⇒「ブラッシングで「薄毛予防」これって本当?」
2.予洗い
3.シャンプー※プレシャンプーも
4.すすぎ
頭皮を乾燥から守る正しいシャンプーの方法はこちら⇒「美髪のキホン!知っているようで知らないシャンプー術」
5.ドライヤー
頭皮を乾燥から守るドライヤーの方法はこちら⇒「ドライヤーを味方に⁉ふんわり美髪ケア!」
頭皮を乾燥から守る紫外線対策について
紫外線対策で最も効果的なのには、紫外線の多い時間帯には外出しないことです。
また紫外線が多い時期は暑くなっていく季節でもあるので、水分補給は欠かせません。
こうした注意をしていても、全く紫外線を浴びないというわけにはいかないので、浴びた場合はしっかりアイシングなどをすることが大事になります。
頭皮を乾燥から守る紫外線対策はこちら⇒「白髪や薄毛、乾燥の原因にも…紫外線ダメージのお話です」
頭皮を乾燥から守る食事対策
頭皮の細胞老化を防ぐためには、ビタミンEやビタミンCに加え、頭皮などの肌の保湿などに有効なビタミンAやB2も必要です。
ビタミンB群(B2、B6)やビタミンCは先程挙げた亜鉛の吸収を助けてくれる役割も持っています。
一方で、カルシウムやカフェインは亜鉛の働きを阻害してしまいます。
同時に摂取することは控えた方がいいかもしれません。
食事のなかでも脂質や炭水化物の過剰摂取は皮脂を多く作ってしまう原因になるため気をつけましょう。
これらのポイントから食品を選ぶと、低脂質な肉や魚(タンパク質)とくにビタミンB6が豊富な鶏ささみやマグロ、カツオなどがおすすめです。牛レバーや豚レバーからはビタミンB6に加え、ビタミンB2を摂取することができます。
また、亜鉛を摂取するためには、牡蠣や海藻類などがいいでしょう。
その他のビタミン摂取のためには、カボチャ(ビタミンE、ビタミンA)やニンジン(ビタミンA)、赤ピーマン(ビタミンC)などの緑黄力野菜に加え、ごまもビタミンC・E・Aを摂取でき亜鉛も含まれているためおすすめです。
頭皮を乾燥から守る食事対策はこちら⇒「悩み・症状別、食品選びのポイント|抜け毛が気になる」
まとめ
頭皮は髪の毛に隠れているので、意外と軽視しがちです。
しかし、紫外線やその他の刺激などで意外と地肌が傷んでいるということもあります。
乾燥して頭皮トラブルが出てこないと気づかないことが多いですが、日頃のケアが白髪や抜け毛などの予防につながり、美しい髪を維持していけるようになるので、日頃から頭皮の乾燥対策をしてみてはいかがでしょうか。
Kiranah Life(キラナライフ)編集部
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