髪のボリュームを出したい!髪をボリュームアップさせるお手入れ&改善

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髪にボリュームがないだけで、その人の見た目年齢が5歳も10歳も違って見えてしまう・・・ということをご存知でしたか?
髪にボリュームがなかったりパサついているだけで、人に「老けた印象を与える」のだそうです。まさに「髪は女の命」ですね。
近年、「若年層からの髪にボリュームがない」と悩む女性が急増しているといわれ、女性にとっては大問題です。
髪のボリュームがない原因、髪のボリュームを出すお手入れ、生活習慣の改善方法についてご紹介します。

目次

ボリュームのない髪は栄養不足が原因?

なぜ髪のボリュームがなくなってきたなとか、パサついてきた、ペタッと寝てしまうといったことが起こるのでしょうか?

その理由は、私たちの身体は食べたものから造られているから。
偏った食生活や食事制限などで栄養が取れなくなるという事は身体に何らかの支障をきたすということになります。
私たちの身体は、栄養不足に陥った時「生命に必要な器官」を優先に栄養が送られます。髪の99%はたんぱく質で、約18種類ものアミノ酸が結合して構成されています。
しかし、たんぱく質は髪以外に、臓器や神経細胞など身体の様々な部位で使われています。その為「皮膚の付属器」である髪は優先順位が低く、栄養不足になった時最初に切り捨てられるといわれています。
健康な状態の髪をつくるためには、毛細血管から栄養分を吸収しなければなりません。その栄養を毛根の下の方にある毛乳頭細胞が取り込みます。毛母細胞は毛乳頭細胞の栄養をもとに細胞増殖を繰り返し健康な髪がつくられます。つまり、毛母細胞に送られる栄養が減るということは、髪を造っている毛母細胞の活動が弱まるということ。
その結果、髪の毛に栄養が行き届かなくなり、髪のボリュームダウンといったトラブルが起こるわけです。
では、髪の毛に必要な栄養素にはどんなものがあるのでしょうか。

髪の毛に必要な栄養素とは

髪の毛は、タンパク質でできていますので、タンパク質を取っていればいいかというとそれだけでは足りません。
それ以外にもビタミンやミネラルなどがタンパク質を作るために必要になります。
実際にどのような栄養素とそれが多く含まれる食材をご紹介します。

タンパク質

メインはタンパク質です。
ご存知のように肉類、魚介類、チーズ、大豆製品など多く含まれています。
脂肪の多い肉や魚、ベーコンなどは避け、揚げ物や炒め物は油の使いすぎに注意しましょう。

ビタミン

ビタミンB群

ビタミンB2:レバー(牛、豚、鶏)、ウナギ、卵、マッシュルーム、納豆、モロヘイヤなど
ビタミンB6:マグロ、カツオ、鶏肉、にんにく、ピスタチオ、くるみなど

ビタミンB2の代表的な食材にレバーがありますが、レバーが苦手という人もいますよね。
ビタミンB2 を取りたいけどレバーが苦手という方には他にマッシュルームなどのキノコ類、大豆製品の中でも納豆に比較的多く含まれていますから安心してくださいね。

ビタミンB6は、動物性食品に多く含まれています。魚介類では、マグロやカツオなど幅広く含まれています。また、にんにくにも豊富に含まれています。

ビタミンC

ビタミンCは数多くの野菜や果物に含まれる栄養の代表格ともいえる存在です。
食品から摂取したビタミンCの体内での利用率は約90%ですが、過剰に摂取すると50%以下になってしまいます。
体内のビタミンは約400mgでいっぱいいっぱいになると言われています。
そのためこれ以上に摂取しても、蓄積されず体外に排出されてしまいます。
毎日欠かさず取り入れることが望ましいです。
基本的なビタミンCの効果としては、以前にご紹介した抗酸化作用の他には、
・コラーゲンの合成促進(コラーゲンを作るお手伝い)
・LDLコレステロールの酸化防止
・鉄の吸収を助ける
・メラニン色素の沈着を抑える
などがあります。

柑橘系の果物や、ほうれん草、ブロッコリー、トマト、じゃがいもなど

ビタミンE

ビタミンEは脂溶性ビタミンのひとつで、天然にはα-、β-、γ-、δ-トコフェロール、α-、β-、γ-、δ-トコトリエノールの8種類が存在しています。
健康食品や医薬品で一般的に使われているのはαートコフェロールです。
α-トコフェロールは最も生理活性が強く、体内に存在するのも90%がこの成分です。
食品からの摂取量ももっとも多く、食事摂取基準でもα-トコフェロールを指標としています。
ビタミンE(α-トコフェロール)の作用としては、抗酸化作用や細胞膜の正常維持、細胞情報伝達調整作用、抗炎症作用、血行改善などが報告されており、健康維持や様々な疾病の予防に活用されています。
ビタミンEはおもに細胞膜に存在しますが、細胞膜には多価不飽和脂肪酸が含まれています。
不飽和脂肪酸は酸化されやすく、過酸化脂質に変化し細胞を破壊します。
ビタミンEも酸化されやすい成分で、自身が身代わりとなり先に酸化されることで過酸化脂質の生成を防ぎます。

アーモンド、カボチャ、モロヘイヤ、赤ピーマン、イクラやタラコなどの魚卵類など

ビタミンEは、血行促進に効果があると言われ、血行促進は女性のボリュームアップ対策の一つになるので積極的に摂取しましょう。

ミネラル

亜鉛:牡蠣、海藻類
髪の毛に必要なミネラルです。

ヨウ素:昆布、ひじき、わかめなど海藻類
甲状腺ホルモンを形成している栄養素です。工場性ホルモンは生殖、成長、発達等の生理的なプロセスを制御して、エネルギー代謝を亢進させるホルモンですからとっても大事になります。妊婦さんも積極的に摂取している栄養素ですよね。

薄毛によるボリュームダウンにはイソフラボンも

美のホルモン・エストロゲンと分子構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれる大豆イソフラボンです。体内では減る一方のエストロゲンですが、大豆イソフラボンを摂取することでエストロゲンの受容体と反応し、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれると考えられています。そしてもう一つ注目したいのが「抗酸化作用」。大豆イソフラボンはフラボノイドとよばれるポリフェノールの一種で、細胞にダメージを与える活性酸素の働きを抑えてくれる頼もしい存在なのです。

大豆イソフラボンの効果
更年期症状の緩和
PMS(月経前症候群)の緩和
生理不順改善効果
骨粗しょう症の予防
がん予防
美肌効果
育毛効果
大豆イソフラボンを多く含む食品

大豆イソフラボンは大豆、豆腐、納豆、みそなどの大豆製品に含まれています。食品安全委員会がまとめた大豆イソフラボン(アグリコンとして)の摂取目安量の上限値は1日に75mg、そのうち、サプリメント等の健康食品からの上限は30mgに設定されています。ちなみに、豆腐1/2丁(150g)に約30mg、納豆(1パック50g)で約36mgのイソフラボンアグリコンが含まれています。多めに摂取しても体外に排出されますが、過剰な量を摂取するのはやはりよくないでしょう。

髪のボリュームアップの栄養補給レシピ

枝豆の冷製豆乳ポタージュ

{材料}(3〜4人分)
●枝豆(冷凍でも可)…200g(皮などを除き正味100g程度)
●タマネギ…中1個
●豆乳…200cc ●だし汁…100cc
●黒胡椒…少々 ●塩…1g(ひとつまみ)

{作り方}
1.枝豆は熱湯で茹で(冷凍の場合は自然解凍)、粗熱をとって鞘から出し、薄皮を取り除く。
2.耐熱容器に上下十文字に切れ目を入れたタマネギを入れ、ラップをし、電子レンジで加熱。(様子を見て5分程度、透き通るまで)
3.ミキサーに1の枝豆(トッピング用に数粒残す)と、2のタマネギをあらく崩して入れ、なめらかになるまで混ぜる。
4.3に、数度に分けて豆乳とだし汁を加えてなめらかにし、塩・黒胡椒で味を調え、冷蔵庫で冷やして完成!

豆腐ソースde旬野菜

{材料}(3〜4人分)
●絹ごし豆腐…100g(1/3丁程)
●EXVオリーブオイル(またはアマニ油)…大さじ2
●白味噌…大さじ1 ●白すりごま…大さじ1
●レモン汁(または酢)…大さじ1
●お好みの春野菜 (アスパラ、スナップエンドウ、キャベツ、ラディッシュ等)

{作り方}
1.絹ごし豆腐はペーパータオルで包み、重石をして約1時間、水切りをする。
2.豆腐、白すりごま、オリーブオイル、白味噌、レモン汁をボウルに入れ、泡立て器などでなめらかになるまで混ぜる。
3.お好みの野菜を茹で、ディップ用のソースとして添えたり、ソテーのソースに♫グラタンのホワイトソースにしてもOK!

梅風味の冷製納豆パスタ

{材料}(2人分)
●スパゲッティ(カッペリーニ)…170g
●納豆…2パック ●梅干し…2個
●卵黄…2個分 ●青ねぎ(みじん切り)…大さじ2
●鰹だし…大さじ2
●青じそドレッシング…大さじ1
●塩・オリーブオイル…適量

{作り方}
1.梅干しは種を取り、包丁で細かくたたいて、青ねぎ、納豆と合わせる。
2.たっぷりの熱湯に塩・オリーブオイルを加え、スパゲティ(カッペリーニ)を表示時間より1分長くゆで、流水でサッと洗って氷水で冷やし、ザルに上げて水気をよくきる。
3.1の納豆に鰹だし、青じそドレッシングを混ぜてソースを作る。
4.スパゲティ(カッペリーニ)をお皿に盛り、納豆と卵黄をのせたら完成。

栄養を吸収しやすくするための習慣とは

睡眠

せっかく栄養バランスの良い食事を取ってもしっかりと吸収されないと意味ないですよね。
吸収しやすくするために必要なことの1つに睡眠があります。
脳は、私たちの就寝中に記憶の整理をしたり、高ぶった神経を鎮静しようと様々な指令を出しています。傷ついた細胞を修復することもその1つです。眠っている間に分泌される成長ホルモンがタンパク質(アミノ酸)の代謝を促進することで、日々、傷ついてしまった細胞を新しいものへと生まれ変わらせていきます。また眠ることは脳機能を回復させるだけでなく「嫌なことがあっても、ひと晩寝たらスッキリした!」ということがあるようにストレス発散の手段にもなっています。わたしたちは「眠る」という方法で、知らないうちに心身の回復をしているんですね。

睡眠不足で髪の毛に起こる影響に以下のようなことがあります。

血行不良

本来なら眠っている間、副交感神経が優位となって血管が拡張し血液の巡りが良くなるのですが、睡眠が不足することで阻害され全身の血行不良を招きます。血行が滞ると、他の部位と同じように頭皮にも栄養が充分に行き渡らず、強くしっかりとした髪を作れなくなってしまいます。

成長ホルモン分泌量の低下

主に就寝中に分泌される成長ホルモンは、タンパク質の素となるアミノ酸の取り込みを促して細胞内のタンパク質合成を盛んにし、体の成長や修復を行います。髪は成分の80%以上がタンパク質のため、睡眠時間が減少しアミノ酸の取り込み量が減ると元気な髪を作る材料が常に不足している状態となってしまいます。

毛母細胞の活動低下

毛細血管から届いた栄養をもとに、細胞分裂を起こして髪の毛を成長させる毛母細胞。睡眠不足になると毛母細胞の分裂活動がうまく行われないといわれています。すでに生えている髪の成長が停滞したり、新しい毛が生えにくくなったりする原因となります。

生活習慣の改善で髪のお手入れ

ここまでは髪の毛のお手入れを中心に紹介してきましたが、ここからは生活習慣のお話です。

紫外線対策

摩擦や乾燥など、肌と同じように髪も日々 多くのダメージを受けています。その中でも女性のボリュームアップ対策で大きな割合を占めるのは、やはり何と言っても紫外線です。

頭皮から出た毛髪は肌と違ってすでに死んだ細胞ですから、自己で修復できる機能を持ち合わせていません。つまり対策をしなければ、ただひたすらにダメージを蓄積していくことになってしまいます。

具体的には、毛髪の大部分を構成しているコルテックスと呼ばれる角化された細胞は、ケラチンタンパク質で構成されているのですが、紫外線を浴びることによって酸化し変質します。
具体的にはケラチンタンパク質のシスチン結合(-S-S)が切断され、うねりや折れ、枝毛などをおこしやすくなります。

またカラーなどよりも強力なブリーチ剤で脱色を行った場合と同じ程度のダメージを髪に与え、最下層のエンドキューティクルにキューティクルホールと呼ばれる空洞を作ります。この空洞がだんだんと大きくなりキューティクルが剥離されると毛髪1本1本の太さが均等でなくなるため、手触りが悪化したり切れ毛が起こりやすくなったり、また内部の水分が蒸発しやすくなることで髪がパサつく原因となります。

紫外線が当たり続けることで頭皮の深く、真皮層のタンパク質が酸化・破壊され、正常なターンオーバーが出来なくなってしまいます。新陳代謝がなされない頭皮は、どんどん古く、硬く、乾燥しがちになり、やがて代謝異常や血行不良を引き起こすことも。全身と同じように、毛乳頭の毛細血管の血流が滞ると毛母細胞も栄養不足になると正常に機能できません。

血行不良や活性酸素によって真皮層のコラーゲン繊維(タンパク質)が破壊され毛母細胞の働きが鈍くなると、強くしなやかな髪を生み出すことが困難になっていきます。放っておくと徐々に髪の毛が細く弱くなり、気付いたら頭皮が見えるようなボリュームのない薄毛に…ということも決して珍しくありません。

このように髪への影響が大きい紫外線からのダメージから髪を守るために有効な3つの方法をご紹介ます。

紫外線の多い時間帯

1日のうち、紫外線のピークは10:00~14:00だと言われています。自分で融通が利く外出などであれば、できるだけこの時間帯を避けて行動するだけでも充分な紫外線対策となります。また紫外線の中には雲やガラスを透過するもの(A波)もありますから、屋内だから大丈夫、なんて思わずに、特にピーク時には日当たりのよい場所にご注意くださいね。

髪にも有効な水分補給

紫外線の多い季節というのは、基本的に暖かくなり そして暑くなっていく季節。気温が上がることで、脱水症状などに代表されるように体内の水分が知らず知らずのうちに激減しています。体は生命活動に必要な臓器に優先して水分を届けるため、爪や毛髪などに関係する部位への供給は必然的に後回しとなってしまいます。そうすると水分不足の頭皮では正常な働きができないため、強くしなやかな髪を生み出すことが難しくなってしまうのです。
たっぷりの水分補給を心掛けることは髪の土台をつくる頭皮も潤して、美しい髪が生まれ、健やかに伸びていくことを促進します。1年を通して大切な水分補給ですが紫外線の強い季節=暑い季節には特に注意して、健康と美髪のためにも通常よりもこまめな水分摂取を心掛けることをおすすめします。

紫外線を浴びた頭皮にはアイシングを

肌が赤くなる日焼け(サンバーン)は主に紫外線B波によっておこる「日光皮膚炎」という病名の いわゆる”やけど”ですが、まず最初にDNAが紫外線を吸収して傷つき、その結果として皮膚細胞がダメージを受けている状態です。そんな時は冷水などで皮膚を冷やす!という方もいらっしゃると思いますが、これは肌の上で起こった炎症を鎮静させるために非常に有効な手段です。が、顔や腕、背中などを冷やすことはあっても、意外と頭皮はノーマークではありませんか?
頭皮も他の皮膚と同じように日焼けをし、その細胞の多くが傷ついています。他の肌のように冷水に浸してしまうと髪の毛も濡れてしまい、傷みの原因にもなりかねません。頭皮を冷やすときには、氷嚢や冷やした濡れタオルを当てたり、頭皮用のアイシングスプレーや冷却効果のあるシャンプーなどの使用が効果的です。
日焼けをした時には、頭皮も冷やしてあげる必要があることを忘れずにいて下さいね。
キューティクルホール(空洞)を埋めたり、頭皮を冷やしたり、など実は優秀な「ヘナ」も黒髪の方にはおすすめです。

質の良い睡眠で髪にボリュームアップ

睡眠

睡眠の役割は「脳の休息」と「カラダのメンテナンス」です。自治医科大学が4,419人の日本人男性を対象に行った調査では、睡眠時間が6時間以下の人と7〜8時間の人を比べると、その死亡率は6時間以下のグループの人の方が2.4倍高くなるという結果が出たそうです。近年、働き方の問題がクローズアップされているように「睡眠時間を削る」という行為は自分の命を縮めてしまう行為であるということをしっかりと認識し、7〜8時間の睡眠時間をキープする習慣を心がけましょう。

では、睡眠不足は髪にどんな影響があるのでしょうか。

髪にも起こる睡眠不足の影響は?

目の下にクマができたり吹き出物がでてきたり・・・寝不足で肌に起こることは、地続きである頭皮にそのまま起こり得る症状でもあります。ですが頭皮だけでなく、実はこれから生まれてこようとする髪の毛に影響を与えてしまうことも少なくありません。

血行不良

本来なら眠っている間、副交感神経が優位となって血管が拡張し血液の巡りが良くなるのですが、睡眠が不足することで阻害され全身の血行不良を招きます。血行が滞ると、他の部位と同じように頭皮にも栄養が充分に行き渡らず、強くしっかりとした髪を作れなくなってしまいます。

成長ホルモン分泌量の低下

主に就寝中に分泌される成長ホルモンは、タンパク質の素となるアミノ酸の取り込みを促して細胞内のタンパク質合成を盛んにし、体の成長や修復を行います。髪は成分の80%以上がタンパク質のため、睡眠時間が減少しアミノ酸の取り込み量が減ると元気な髪を作る材料が常に不足している状態となってしまいます。

毛母細胞の活動低下

毛細血管から届いた栄養をもとに、細胞分裂を起こして髪の毛を成長させる毛母細胞。睡眠不足になると毛母細胞の分裂活動がうまく行われないといわれています。すでに生えている髪の成長が停滞したり、新しい毛が生えにくくなったりする原因となります。

上質な睡眠を手に入れるための7つの習慣

①朝、窓際でしっかり光を浴びよう!

②寝室は暖色系の照明にし、眠る前のスマートフォンをやめよう!

③寝室に鎮静効果のある香りを取り入れよう!

④40℃前後のぬるめのお湯に浸かろう!

⑤トリプトファン・ビタミンB6を含む食材を摂取しよう!

⑥毎日の朝食と夕食の時間をほぼ一定に保とう!

⑦軽いストレッチや深呼吸で安眠のスイッチを入れよう!

ブラッシングで頭皮と髪をきれいにお手入れ

ヘアケアの第一歩はブラッシング。
美しい髪を保つためには、ブラッシングはかかせません。
ブラッシングによる効果は大きく分けて3つ。

①頭皮や髪についたフケやゴミなどを取り除き、絡んだ髪をほぐし、毛髪環境を整えます。
②頭皮全体を刺激することによって皮脂分泌をうながします。髪全体に皮脂を行き渡らせることができ、艶やかな髪になります。
③適度な刺激により血行がよくなり、髪に栄養が届きやすくなります。

髪を傷めないブラッシングの方法

毛先のもつれをほぐすことから始めましょう。特に、ロングヘアの方はブロッキングしながらブラッシングを行った方が髪を傷めません。ブラシの毛先が地肌にあたるくらいの強さで、ゆっくり半回転させながら行います。力の入れすぎは頭皮を傷めるので注意しましょう。無理なブラッシングは逆効果です。スピーディーにブラッシングしたり、必要以上にブラッシングすることで摩擦が生じ、切れ毛の原因になったりして髪を傷めます。シャンプー後のような髪が濡れている時は髪が絡みやすい為、目の粗いものをつかいましょう。逆に、パサパサと乾燥している時は、ヘアオイルやヘアエッセンスをなどで少ししめらせると艶がでます。

シャンプー前のブラッシング方法

前から後ろへ、右横から左へ、左横から右へ、後ろから頭頂方向へブラッシングすると、ホコリやフケなどが浮き上がり効果的です。

通常のブラッシング方法

①まずは、毛先からほぐしていきます。できれば先に荒とき用の目の粗いブラシでとかしておくと絡まらず、痛みにくいですよ。

②ブラッシングブラシで生え際から頭頂方向に(前から後ろへ)

③後ろ髪もできれば2ブロックに分け、下側からブラッシング。

④最後は根元から全体にブラッシング。頭の形に沿うようにとかします

シャンプーで汚れを落としてしっかりお手入れ

まずはブラッシング。シャンプーの効果を最大限に引き出すには、事前のブラッシングが必要不可欠です。ブラッシングには、大きく二つの役割があります。ひとつは物理的に外で付いた汚れを落とすこと、もうひとつは頭皮に適度な刺激を与えることで血行を促進することです。髪と頭皮を「すっぴん」の状態に近づけることで洗浄効果がUPし、また根元付近にたまった皮脂を毛先まで延ばすことで毛先まで潤いがUP!

次に「予洗い」です。指の腹で頭皮全体を揉み込むようにマッサージしながら、たっぷり2分以上はかけて「予洗い」をしてほしいのです!この予洗いを行うことでシャンプーを使った「本洗い」のとき、しっかりと泡立たせることができるようになりますよ♪

いよいよシャンプーです。
泡立てたらまたマッサージするように頭皮を洗っていきます!泡が頭皮へ行き届くように、しっかり指の腹を使って頭皮を揉み、毛穴の汚れを吸い上げるようにマッサージしてください。このとき爪を立てて頭皮を傷つけたり、力を入れ過ぎないように気を付けましょう!やさしく、マッサージしていて気持ちいいなと感じるくらいがベストです!
普段からスタイリング剤や整髪料、スプレー剤などを使用している場合は、シャンプー前の「プレシャンプー」がおすすめです。
プレシャンプーは汚れを取り除き、余分な皮脂を適度に落としてくれるので、その後に使用するシャンプーの効果を最大限に引き出してくれます。
すすぎの時間は十分に取りましょう。
すすぎ時間の目安は、シャンプーの時間のおおよそ3倍です。すすぐときのポイントは、頭皮にダメージを与えないようややぬるめのお湯・やや弱めの水圧で、ゆっくりたっぷり流すこと。特に重要なのは、「髪の毛」ではなく、「頭皮」をすすぐこと。頭のてっぺんからシャワーをあてると、上から水が流れて見た目では髪の毛全体の泡が流れ落ちますが、髪の奥にある頭皮には泡が残っています。

ドライヤーで髪と頭皮をお手入れ

最近のヘアケア事情を考えると、ドライヤーを利用することをおススメします。以前はドライヤーのかけすぎが原因で髪が傷むといわれていましたが、最近のヘアケア製品はずいぶん改良されており、ドライヤーの熱を利用して、髪に艶を出すものが多くあります。これを活用しない手はないですよね!また、自然乾燥は一歩間違うと髪や頭皮にトラブルを起こしやすいといわれていることも理由の一つ。濡れたままの髪はキューティクルが開いて傷みやすい状態です。濡れたまま寝てしまうと枕との間で摩擦がおこり、絡まったりしてかえって髪を傷めてしまいます。また、カビが発生しやすくなり頭皮トラブルの原因にもなるのです。

ドライヤーのかけ方と手順

①洗髪後は、しっかりタオルドライします。この時のポイントはこすらない事!

ドライヤーをかける時間は極力短く!そのためには、タオルドライが必須です。ただし、濡れた髪は傷みやすいので、こすったり、ゴシゴシ、ガシガシ拭くのはNG!キューティクルが傷んでしまいます。タオルで髪を挟んだら、「ポン・ポンッ」と叩くようにして水けをとりましょう。

②その後、粗目のブラシで髪を整えます。

スケルトンブラシなど目の粗いブラシ、または目の粗いコームで髪を整えます。この時、絡んだ髪を無理やり引っ張ったりせず、すこしずつ丁寧にとかしてください。また、間違っても目の細かいブラシを使わないように!キューティクルが傷んだり、切れ毛の原因になってしまいます。

③さぁ、準備ができたのでいよいよ髪を乾かします!まずは襟足から乾かしましょう!ポイントは毛先ではなく、根元を乾かす事!また、風を下から上にあてるのはNG!できるだけ横からあてましょう。

本来は、美容師さんがするようにブロッキングすると良いのですが、面倒ですよね。ですから、まず「襟足から乾かす」と覚えてください。ドライヤーは髪から15~20㎝くらいは離し、手櫛を使いながら襟足の根元から乾かします。できれば、同じ個所に熱が集中しないようにドライヤーを小刻みに揺らしながらかけると、熱によるダメージを最小限に抑える事ができます。美容師さんがドライヤーをかける時に行っている「フリフリ」する方法です。また、風を当てる角度は「髪と垂直」なイメージ。下からあてるとキューティクルが開いているので髪を傷めてしまいます。できるだけ横から風をあてるようにしましょう。

④耳横くらいの中間(サイド)を乾かします。この時も髪を手櫛で持ち上げ(すくい上げ)根元を乾かします。

この時も、ポイントは根元を乾かす事です。

⑤こめかみの辺り(サイドトップ)で一度髪を反対側に分け、手櫛で流しながら根元を乾かします。こうする事で、トップにボリュームがでやすくなり、ふんわり仕上がります。

⑥フロント、トップ、後頭部の髪を持ち上げながら根元を乾かします。

トップにもう少しボリュームが欲しいときは、トップの髪の毛をわしづかみして、温風→冷風にするとふんわり仕上がります。

⑦冷風を上から下方向に当てながら手櫛で髪を整えます。こうする事で今まで開いていたキューティクルがキュッと閉じて艶が生まれます。

⑧ドライヤーをかけ終わったら、ブラッシングブラシを使い丁寧にブラッシング。そうすることで、さらに艶がうまれます。その後もう一度手櫛でほぐすと「ふんわり」仕上がりますよ。

マッサージで髪と頭皮をやさしくお手入れ


頭皮のマッサージというと、「頭皮マッサージ」ですよね。
頭皮を正しくマッサージしてあげることで、血行促進やリラックス効果など、さまざまな効果が期待できるのです!
実際に次のような効果が期待できます。

・血行促進
・ストレスの緩和
・眼精疲労の軽減
・リラックス・リラクゼーション
・顔の血色改善・リフトアップ
・頭皮のたるみ・くせ毛・抜け毛の予防
・肩コリ・首コリの緩和

また頭皮マッサージはブラッシングでもマッサージ効果が期待できますが、シャンプー前にオイルを使った頭皮マッサージを行ってからシャンプーするとさらに効果的な頭皮ケアになります。
実際にシャンプー前に行う頭皮マッサージをご紹介します。

頭皮クレンジングの手順


ブラシを使って、髪全体の汚れを軽く落としておきます。
髪の量に応じて、100円玉~500円玉大のオイルを手に取ります。
指の腹を使ってオイルをやさしく塗り込みながら、側頭部、後頭部、頭頂部、前頭部とこめかみをマッサージ。
最後は、痛気持ちいいぐらいの強さで頭皮全体を動かすように揉みます。
蒸しタオルやシャワーキャップをかぶり、5分ほど待ってオイルを浸透させます。
シャワーを髪全体にかけて、しっかり予洗い。
いつも通りにシャンプー♪

オイルのお手入れで髪に潤いを


オイルでお手入れするのは乾燥対策ですが、夏場も紫外線でパサついているようでしたら効果的ですよ。

シャンプーする際にシャンプーにオイルを加えてお手入れ

髪のパサツキに効果のあるヘアオイルですが、お使いのシャンプーに好きなヘアオイルを混ぜて使用できます。1回のシャンプー量に、2~3滴程度(髪の長さで調節してくださいね)をよく混ぜて洗髪を。オイルの親油性で頭皮の脂詰まりを溶かしだし、健康な地肌へ導きます。この時に頭皮マッサージができれば、地肌の乾燥や血行不良の改善にもなり一石二鳥ですよ。

トリートメントにもオイルでお手入れ

シャンプーだけでなくトリートメントに1~2滴混ぜることで簡単な乾燥対策になります。頭皮付近は避けて、毛先から重点的に塗布していきましょう。時間に余裕があるなら、タオルを巻いてそのまま入浴すればタオルパックにも!海水浴やアウトドアなどで日焼けしてしまった日の応急処置にぜひどうぞ。
しっかりとトリートメント剤を流しきることを忘れないでくださいね。

ドライヤーで髪の毛を乾かす前にオイルでお手入れ

タオルドライとドライヤーのあいだで、オイルを毛先→襟足手前にかけて軽くもみ込むように握ります(首より上には使用しません)。個人差があると思いますが、胸まである私の髪の毛で1プッシュ(小スプーン1)程度です。ムラなくオイルを塗り終わったら、手ぐしで毛流れを整え そのままホットタオルで包み5分放置。そのタオルで軽くポンポンとオイルをふき取り、ドライヤーをかけてみてください。パサついて広がっていた髪が、するん、とまとまるのを感じられると思います。
またドライヤー前にオイルで毛髪をコートすることで、熱で髪が傷むことから保護してくれる役割もあるんですよ。

まとめ

髪をボリュームアップはお手入れ次第でツヤがあり、ボリュームもあるキレイな髪になっていきます。
日々の生活習慣や食生活の改善や普段何気なくしているヘアケアを気をつけるだけで、少しずつ美しくボリュームのある髪に戻っていくので試してみてはいかがでしょうか。

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Kiranah Life(キラナライフ)編集部

Kiranah Life(キラナライフ)では、 大人の女性が「ちょっといい自分」になるための美と健康のお役立ち情報をお届けしています。 美髪やヘルシーごはんについてなど、美容の専門家と管理栄養士が美と健康についての情報を発信していきます!!

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