頭皮の乾燥ケアは保湿が大切!意外と知らない5つの原因と対策
こうした頭皮の異常を感じたら、頭皮の乾燥が原因かもしれません。
しかし、頭皮の乾燥はどのようして起こるのでしょうか。
今回は「頭皮の乾燥と、ケアの仕方」についてお伝えします。
頭皮を乾燥させる5つの原因
頭皮(地肌)は、お顔の肌と一緒で、乾燥もすれば肌トラブルも起こります。
普段は髪の毛で見えませんが、一旦頭皮の環境が悪化すると、頭皮からフケやかゆみ、抜け毛やニキビといった症状でシグナルが出てきます。
こうしたシグナルに気づいたら次に上げるような原因のどれに当てはまるか考えてみてはいかがでしょうか。
過度のシャンプー
洗髪は最低でも朝、夜、の一日2回。
そしてシャンプーは2度洗い!ゴシゴシ洗って汚れを落とす。
もしかしてこのようなことをしていませんか。
こうした過度のシャンプーは必要以上に頭皮の皮脂を落としてしまうので、頭皮を守ることができずに余計に乾燥を
自然乾燥
自然乾燥は一歩間違うと髪や頭皮にトラブルを起こしやすいのです。
濡れたままの髪はキューティクルが開いて傷みやすい状態です。
濡れたまま寝てしまうと枕との間で摩擦がおこり、絡まったりしてかえって髪を傷めてしまいます。
また頭皮でカビが発生しやすくなります。
紫外線
紫外線が当たり続けることで頭皮の深く、真皮層のタンパク質が酸化・破壊され、正常なターンオーバーが出来なくなってしまいます。
新陳代謝がなされない頭皮は、どんどん古く、硬く、乾燥しがちになり、やがて代謝異常や血行不良を引き起こすこともあります。
全身と同じように、毛乳頭の毛細血管の血流が滞るとメラノサイトへの栄養が充分に行渡らず、メラニン色素が作られない(透明=白髪)まま発毛されてしまうのです。
睡眠不足
頭皮と睡眠は一見関係ないように見えますが、睡眠不足になると、いろいろな影響が出てきます。
頭皮に関して言えば、血行不良や栄養不足が原因で次のようなことが起こります。
血行不良
本来なら眠っている間、副交感神経が優位となって血管が拡張し血液の巡りが良くなるのですが、睡眠が不足することで阻害され全身の血行不良を招きます。
血行が滞ると、他の部位と同じように頭皮にも栄養が充分に行き渡らず、強くしっかりとした髪を作れなくなってしまいます。
成長ホルモン分泌量の低下
主に就寝中に分泌される成長ホルモンは、タンパク質の素となるアミノ酸の取り込みを促して細胞内のタンパク質合成を盛んにし、体の成長や修復を行います。
髪は成分の80%以上がタンパク質のため、睡眠時間が減少しアミノ酸の取り込み量が減ると元気な髪を作る材料が常に不足している状態となってしまいます。
毛母細胞の活動低下
毛細血管から届いた栄養をもとに、細胞分裂を起こして髪の毛を成長させる毛母細胞。
睡眠不足になると毛母細胞の分裂活動がうまく行われないといわれています。
すでに生えている髪の成長が停滞したり、新しい毛が生えにくくなったりする原因となります。
食生活
睡眠不足になると栄養がうまく回らずに栄養不足になるということでしたが、偏食、ダイエットなどの食生活の乱れは頭皮の乾燥につながっていきます。
特に髪の毛や頭皮そのものに必要な栄養素が足りないとやはり乾燥してしまいます。
頭皮の乾燥を改善する5つのケア
頭皮の乾燥を改善するケアの仕方は、ヘアケアと生活習慣の改善とありますが、できるところから取り組むのがおすすめです。
正しいシャンプーの仕方
正しいシャンプーの仕方は「予洗い」「プレシャンプー」「シャンプー」という3段階で行います。
事前にブラッシング、そしてシャンプー+頭皮マッサージまで組み合わせると頭皮ケアは万全です。
ブラッシングで汚れや皮脂を落としながら、血行を改善して皮脂を全体的に行き渡らせるなどして乾燥から守り、シャンプーをしていきます。
正しいブラッシング方法とブラシの選び方はこちら
「ブラッシングで「薄毛予防」これって本当?」
それから髪や頭皮についたホコリや皮脂汚れの7割〜8割が、この「予洗い」で落ちると言われているのでしっかりと「予洗い」します。(スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などは落としきれません)
「シャンプー前にちょっと濡らす」程度ではなく、「ぬるいかな?」と感じるくらいのお湯で、髪と頭皮をまんべんなく濡らすのが基本です。
そしてシャンプーは「泡」で頭皮を洗う行為になりますので、原液をそのまま髪・頭皮につけたりせずに、しっかりと泡立てたらまたマッサージするように頭皮を洗っていきます!
シャンプーのすすぎ残しは、頭皮にとってマイナスです。
残ったシャンプーが毛穴に詰まり、頭皮の健康を損なってしまい、かゆみを感じる・フケが出るなどの症状が出ることがあり、さらに悪化すると頭皮湿疹になってしまいます。
頭皮にトラブルがおこると髪の毛の質にも影響し、髪の毛が痩せたり、薄毛になったり、抜け毛が増えたり…ということも起こってしまいます。
すすぎ時間の目安は、シャンプーの時間のおおよそ3倍です。
すすぐときのポイントは、頭皮にダメージを与えないようややぬるめのお湯・やや弱めの水圧で、ゆっくりたっぷり流すこと。
特に重要なのは、「髪の毛」ではなく、「頭皮」をすすぐことです。
しっかりとすすぐようにしましょう。
正しいシャンプーの仕方はこちら
「美髪のキホン!知っているようで知らないシャンプー術」
ドライヤーの正しいかけ方
シャンプーしてしっかりとすすいで洗い残しがないようにしたら、髪の毛をドライヤーで乾かします。
以前はドライヤーのかけすぎが原因で髪が傷むといわれていましたが、最近のヘアケア製品はずいぶん改良されており、ドライヤーの熱を利用して、髪に艶を出すものが多くあります。
これを活用しない手はないですよね!
また、自然乾燥は一歩間違うと髪や頭皮にトラブルを起こしやすいといわれていることも理由の一つ。
濡れたままの髪はキューティクルが開いて傷みやすい状態です。
濡れたまま寝てしまうと枕との間で摩擦がおこり、絡まったりしてかえって髪を傷めてしまいます。
また、カビが発生しやすくなり頭皮トラブルの原因にもなるのです。
こうしたことからドライヤーを使って乾かすほうがとっても効率的になります。
「ドライヤーを味方に⁉ふんわり美髪ケア!」
上質な睡眠の取り方
頭皮の状態を改善するには睡眠が必要になるので、しっかりとした睡眠を取れるような方法を実践するのがおすすめです。
具体的には次のような上質な睡眠を手に入れるための7つの習慣などを生活に取り入れるのが上質な睡眠を取るために必要です。
①朝、窓際でしっかり光を浴びよう!
②寝室は暖色系の照明にし、眠る前のスマートフォンをやめよう!
③寝室に鎮静効果のある香りを取り入れよう!
④40℃前後のぬるめのお湯に浸かろう!
⑤トリプトファン・ビタミンB6を含む食材を摂取しよう!
⑥毎日の朝食と夕食の時間をほぼ一定に保とう!
⑦軽いストレッチや深呼吸で安眠のスイッチを入れよう!
「今日から始められる上質な睡眠を手に入れるための7つの習慣」
食生活の改善の仕方
肌荒れの改善には、バランスのよい食生活が必要で、肌の新陳代謝を促進させることが大切です。
まずは、肌荒れに有効な栄養素を見てみましょう。
特に重要な栄養素であるビタミンB群は肌の健康に大きく寄与しています。
ビタミンB2はタンパク質、炭水化物、脂質の代謝を促進し、ビタミンB6もタンパク質の代謝促進に関わります。
脂っこい食事の代謝にはこのビタミンB群が使われるため、こまめに摂取することが大事です。
その他にも、タンパク質は皮膚の細胞をつくり、肌をみずみずしく保つ役割があります。
食物繊維は、しっかり摂取することで便秘を防ぐといった効果を与え、これも肌荒れ予防になります。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、肌にハリや潤いを与えます。
また、紫外線によって増える皮膚表面のメラニン色素の沈着を防ぎます。
以前にもご紹介したように、ビタミンEと合わせて摂取するとより効果的です。
⇒ビタミンCに関する記事はこちらから
このようにお肌のトラブル解消のための食生活を取ることで、頭皮の栄養を補給していきます。
こうした食事をバランス良くしていくことで頭皮の環境改善につながっていきます。
「悩み・症状別、食品選びのポイント|肌荒れ」
オイルを活用した保湿方法
シャンプー前の頭皮マッサージはオイルを一緒に使うことで、乾燥を防ぎ髪にツヤを与えることができます。
オイルの中で頭皮マッサージにおすすめなのは、伸びがよくさらりと肌になじむタイプ。
アルガンオイル・椿油・ココナッツオイル・アーモンドオイル・オリーブオイル・セサミオイル・ホホバオイル・シアバターなどから、肌に合うオイルをチョイスするのがおすすめです。
まとめ
頭皮の乾燥は、紫外線などの環境要因以外では、日々の生活習慣に起因するものも多いので原因さえ分かれば自分で対応できるものが多いです。
頭皮の乾燥ケアは、日々の取り組みが大切になってきますので、乾燥している箇所の保湿だけではなく、全体の取り組みを見直して、自分でできるところから取り組んでみてはいかがでしょうか。
Kiranah Life(キラナライフ)編集部
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