シャンプーの正しいやり方で美髪美人になる方法

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シャンプーのやり方ってどうやって身につけましたか?
おそらく親御さんや通っている美容師さんから教わったのではないでしょうか。
しかし、そのシャンプーのやり方正しいですか。
ただ髪の毛を洗うというだけの洗い方だともしかしたら、それは美髪からは程遠い方法かもしれません。
今回は、美髪美人になるシャンプーの正しいやり方についてご紹介します。

時間があるなら頭皮マッサージから

シャンプー前の頭皮マッサージはオイルを一緒に使うことで、乾燥を防ぎ髪にツヤを与えることができます。オイルの中で頭皮マッサージにおすすめなのは、伸びがよくさらりと肌になじむタイプ。アルガンオイル・椿油・ココナッツオイル・アーモンドオイル・オリーブオイル・セサミオイル・ホホバオイル・シアバターなどから、肌に合うオイルをチョイスしましょう。香りの良いエッセンシャルオイル(精油)をプラスするとリラックス効果がアップします。

頭皮クレンジングの手順

ヘアブラシを使って、髪全体の汚れを軽く落としておきます。
髪の量に応じて、100円玉~500円玉大のオイルを手に取ります。
指の腹を使ってオイルをやさしく塗り込みながら、側頭部、後頭部、頭頂部、前頭部とこめかみをマッサージ。
最後は、痛気持ちいいぐらいの強さで頭皮全体を動かすように揉みます。
蒸しタオルやシャワーキャップをかぶり、5分ほど待ってオイルを浸透させます。
シャワーを髪全体にかけて、しっかり予洗い。
いつも通りにシャンプー♪

美髪になるにはブラッシングから

シャンプーの効果を最大限に引き出すには、事前のブラッシングが必要不可欠です。ブラッシングには、大きく二つの役割があります。ひとつは物理的に外で付いた汚れを落とすこと、もうひとつは頭皮に適度な刺激を与えることで血行を促進することです。髪と頭皮を「すっぴん」の状態に近づけることで洗浄効果がUPし、また根元付近にたまった皮脂を毛先まで延ばすことで毛先まで潤いがUP!血行が良くなると髪に栄養が行きわたりやすくなるので、とても大切なことなのです。

髪を傷めないブラッシングの方法

毛先のもつれをほぐすことから始めましょう。特に、ロングヘアの方はブロッキングしながらブラッシングを行った方が髪を傷めません。ブラシの毛先が地肌にあたるくらいの強さで、ゆっくり半回転させながら行います。力の入れすぎは頭皮を傷めるので注意しましょう。無理なブラッシングは逆効果です。スピーディーにブラッシングしたり、必要以上にブラッシングすることで摩擦が生じ、切れ毛の原因になったりして髪を傷めます。シャンプー後のような髪が濡れている時は髪が絡みやすい為、目の粗いものをつかいましょう。逆に、パサパサと乾燥している時は、ヘアオイルやヘアエッセンスをなどで少ししめらせると艶がでます。

【シャンプー前のブラッシング方法】
前から後ろへ、右横から左へ、左横から右へ、後ろから頭頂方向へブラッシングすると、ホコリやフケなどが浮き上がり効果的です。

【通常のブラッシング方法】
①まずは、毛先からほぐしていきます。できれば先に荒とき用の目の粗いブラシでとかしておくと絡まらず、痛みにくいですよ。

②ブラッシングブラシで生え際から頭頂方向に(前から後ろへ)

③後ろ髪もできれば2ブロックに分け、下側からブラッシング。

④最後は根元から全体にブラッシング。頭の形に沿うようにとかします。

無視できない予洗いの効果

「予洗い」とはシャンプーで洗う前に、お湯で髪を洗うこと。実は、髪や頭皮についたホコリや皮脂汚れの7割〜8割が、この「予洗い」で落ちると言われています。(スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などは落としきれません)

「そんなことやってるよ」と思っているみなさん、おそらく、大半の人は時間が足りていません!「シャンプー前にちょっと濡らす」程度ではなく、「ぬるいかな?」と感じるくらいのお湯で、髪と頭皮をまんべんなく濡らしましょう。生え際や耳のまわり、襟足などは忘れがちなポイントなので、特にしっかりと。指の腹で頭皮全体を揉み込むようにマッサージしながら、たっぷり2分以上はかけて「予洗い」をしてほしいのです!この予洗いを行うことでシャンプーを使った「本洗い」のとき、しっかりと泡立たせることができるようになりますよ♪

髪じゃなかったシャンプーで洗う場所

シャンプーは「泡」で頭皮を洗う行為です。原液をそのまま髪・頭皮につけて、ゴシゴシ泡立てるのはNG!泡立つまでの間に髪の毛同士が摩擦によって傷ついてしまうおそろしい行為なのです。洗顔は手でフワフワの泡を作ってお肌を洗いますよね。シャンプーも、手でしっかりと泡立ててから使いましょう!手のひらに適量(ショート=1プッシュ、ミディアム=2プッシュ、ロング=3プッシュが目安)をとり、お湯を加えながら泡立てていきます。もし泡立ちにくかったら洗顔ネットを使ってみましょう。

泡立てたらまたマッサージするように頭皮を洗っていきます!泡が頭皮へ行き届くように、しっかり指の腹を使って頭皮を揉み、毛穴の汚れを吸い上げるようにマッサージしてください。このとき爪を立てて頭皮を傷つけたり、力を入れ過ぎないように気を付けましょう!やさしく、マッサージしていて気持ちいいなと感じるくらいがベストです!

プレシャンプー

スタイリング剤や整髪料、スプレー剤などを日常から使っているみなさん、シャンプーがなかなか泡立たなかった経験はありませんか?そんなときはシャンプー前の「プレシャンプー」がおすすめです。
プレシャンプーは汚れを取り除き、余分な皮脂を適度に落としてくれるので、その後に使用するシャンプーの効果を最大限に引き出してくれます。

たくさん汗をかいた人
髪の毛にスタイリング剤を使った人
髪の毛の量が多い人

泡立ちの大敵は油分です。上記のどれかに当てはまる人、汗をたくさんかいた日、スタイリング剤を使った日はプレシャンプーで髪のクレンジングをして、本洗いをするのがオススメですよ。ただ、洗い過ぎると必要な皮脂まで落としてしまって逆にダメージになってしまいます。二度洗いを行う際は、洗浄効果が穏やかな「アミノ酸系のシャンプー」を使いましょう。頭皮や髪の毛へのダメージを最小限にとどめておくことができます。

一番大事なすすぎの効果とすすぎの仕方

シャンプーのすすぎ残しは、頭皮にとってマイナスです。残ったシャンプーが毛穴に詰まり、頭皮の健康を損なってしまい、かゆみを感じる・フケが出るなどの症状が出ることがあり、さらに悪化すると頭皮湿疹になってしまいます。頭皮にトラブルがおこると髪の毛の質にも影響し、髪の毛が痩せたり、薄毛になったり、抜け毛が増えたり…ということも起こってしまいます。

すすぎ時間の目安は、シャンプーの時間のおおよそ3倍です。すすぐときのポイントは、頭皮にダメージを与えないようややぬるめのお湯・やや弱めの水圧で、ゆっくりたっぷり流すこと。特に重要なのは、「髪の毛」ではなく、「頭皮」をすすぐこと。頭のてっぺんからシャワーをあてると、上から水が流れて見た目では髪の毛全体の泡が流れ落ちますが、髪の奥にある頭皮には泡が残っています。とくに耳のまわりや襟足などの部分にはすすぎ残しがあることが多いので、頭皮全体にきちんとシャワーをあてるように流していきましょう。

「すすぎ」タイムは洗い時間の3倍と心得てくださいね。

髪の毛の保湿のためにオイルを活用

シャンプーやドライヤー以外にも美髪になるためにはしっかりと保湿していくことが大事です。
そのためにおすすめなのがオイルを活用する方法です。
今回はオイルを3つのシーンで活用する場合をご紹介します。

【ヘアオイル】シャンプーにIN
お使いのシャンプーに好きなヘアオイルを混ぜて使用できます。1回のシャンプー量に、2~3滴程度(髪の長さで調節してくださいね)をよく混ぜて洗髪を。オイルの親油性で頭皮の脂詰まりを溶かしだし、健康な地肌へ導きます。この時に頭皮マッサージができれば、地肌の乾燥や血行不良の改善にもなり一石二鳥ですよ。
パサつきやすい毛先や、カラー・パーマなどで傷んでしまった乾燥対策にも効果があります。乾燥は気になるけど「オイルの頭皮マッサージがベタついて苦手」「シャンプーしてもベタベタしている感じがする」という方には、ベタつきが残りにくいシャンプーINがお手軽でオススメです。

【ヘアオイル】トリートメントにIN
シャンプーだけでなくトリートメントに1~2滴混ぜることで簡単な乾燥対策になります。頭皮付近は避けて、毛先から重点的に塗布していきましょう。時間に余裕があるなら、タオルを巻いてそのまま入浴すればタオルパックにも!海水浴やアウトドアなどで日焼けしてしまった日の応急処置にぜひどうぞ。
しっかりとトリートメント剤を流しきることを忘れないでくださいね。

【ヘアオイル】ドライヤー前にON
タオルドライとドライヤーのあいだで、オイルを毛先→襟足手前にかけて軽くもみ込むように握ります(首より上には使用しません)。個人差があると思いますが、胸まである私の髪の毛で1プッシュ(小スプーン1)程度です。ムラなくオイルを塗り終わったら、手ぐしで毛流れを整え そのままホットタオルで包み5分放置。そのタオルで軽くポンポンとオイルをふき取り、ドライヤーをかけてみてください。パサついて広がっていた髪が、するん、とまとまるのを感じられると思います。
またドライヤー前にオイルで毛髪をコートすることで、熱で髪が傷むことから保護してくれる役割もあるんですよ。

美髪を目指すなら身につけたいドライヤーテクニック

乾かすなら自然乾燥という方もいるかもしれません。
しかし、自然乾燥は一歩間違うと髪や頭皮にトラブルを起こしやすいといわれています。
濡れたままの髪はキューティクルが開いて傷みやすい状態です。濡れたまま寝てしまうと枕との間で摩擦がおこり、絡まったりしてかえって髪を傷めてしまいます。また、カビが発生しやすくなり頭皮トラブルの原因にもなるのでドライヤーで正しい乾かし方を身につけるのが美髪になる近道です。

ドライヤーのかけ方と手順

①洗髪後は、しっかりタオルドライします。この時のポイントはこすらない事!

ドライヤーをかける時間は極力短く!そのためには、タオルドライが必須です。ただし、濡れた髪は傷みやすいので、こすったり、ゴシゴシ、ガシガシ拭くのはNG!キューティクルが傷んでしまいます。タオルで髪を挟んだら、「ポン・ポンッ」と叩くようにして水けをとりましょう。

②その後、粗目のブラシで髪を整えます。

スケルトンブラシなど目の粗いブラシ、または目の粗いコームで髪を整えます。この時、絡んだ髪を無理やり引っ張ったりせず、すこしずつ丁寧にとかしてください。また、間違っても目の細かいブラシを使わないように!キューティクルが傷んだり、切れ毛の原因になってしまいます。

③さぁ、準備ができたのでいよいよ髪を乾かします!まずは襟足から乾かしましょう!ポイントは毛先ではなく、根元を乾かす事!また、風を下から上にあてるのはNG!できるだけ横からあてましょう。

本来は、美容師さんがするようにブロッキングすると良いのですが、面倒ですよね。ですから、まず「襟足から乾かす」と覚えてください。ドライヤーは髪から15~20㎝くらいは離し、手櫛を使いながら襟足の根元から乾かします。できれば、同じ個所に熱が集中しないようにドライヤーを小刻みに揺らしながらかけると、熱によるダメージを最小限に抑える事ができます。美容師さんがドライヤーをかける時に行っている「フリフリ」する方法です。また、風を当てる角度は「髪と垂直」なイメージ。下からあてるとキューティクルが開いているので髪を傷めてしまいます。できるだけ横から風をあてるようにしましょう。

④耳横くらいの中間(サイド)を乾かします。この時も髪を手櫛で持ち上げ(すくい上げ)根元を乾かします。


この時も、ポイントは根元を乾かす事です。

⑤こめかみの辺り(サイドトップ)で一度髪を反対側に分け、手櫛で流しながら根元を乾かします。こうする事で、トップにボリュームがでやすくなり、ふんわり仕上がります。

⑥フロント、トップ、後頭部の髪を持ち上げながら根元を乾かします。

トップにもう少しボリュームが欲しいときは、トップの髪の毛をわしづかみして、温風→冷風にするとふんわり仕上がります。

⑦冷風を上から下方向に当てながら手櫛で髪を整えます。こうする事で今まで開いていたキューティクルがキュッと閉じて艶が生まれます。

⑧ドライヤーをかけ終わったら、ブラッシングブラシを使い丁寧にブラッシング。そうすることで、さらに艶がうまれます。その後もう一度手櫛でほぐすと「ふんわり」仕上がりますよ。

まとめ

今までのシャンプーのやり方と違いはありましたか?
シャンプー前のマッサージとかは余裕がないと難しいこともあるかと思いますが、ブラッシングからだけでも美髪になるための取り組みが明日の美髪になるためのコツです。
自己流でやっていたという方は、今日から取り入れてみてはいかがでしょうか。

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Kiranah Life(キラナライフ)編集部

Kiranah Life(キラナライフ)では、 大人の女性が「ちょっといい自分」になるための美と健康のお役立ち情報をお届けしています。 美髪やヘルシーごはんについてなど、美容の専門家と管理栄養士が美と健康についての情報を発信していきます!!

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