プロが教える!バサバサ髪にならないための方法(後編)

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おはようございます。
キラナライフの松尾です。
今日は、前回に引き続き「プロが教える!バサバサ髪にならないため方法」後編をお届けします。
前編をご覧になっていない方はコチラ

目次

  • 毛髪が傷む主な原因
  • バサバサ髪にならないための方法
    1.シャンプーによるダメージから守る
    2.ブラッシングによるダメージから守る
    3.ドライヤーの熱から髪を守る
    4.パーマ・ヘアカラーによるダメージから守る
    5.紫外線から守る
  • まとめ

毛髪が痛む主な原因

毛髪(キューティクル)が傷む主な原因として
・シャンプー
・ブラッシング
・ドライヤーなどの熱
・パーマ・ヘアカラー
・紫外線
などによるダメージがあげられます。
バサバサ髪にならないためには、これらを防ぐことが大切です。
ここからは一つ一つみていきましょう。

バサバサ髪にならないための方法

1.シャンプーによるダメージから守る

①シャンプー前にブラッシングする
毛髪が絡んだ状態でシャンプーすると、摩擦を起こします。また、絡んだ毛を無理に引っ張ったりすることで、切れ毛の原因にもなります。毛髪の絡み(もつれ)を予めとっておくことで、シャンプー時の摩擦によるキューティクルのダメージ、切れ毛を大幅に軽減できます。
②よく泡立ててからシャンプーする
よくやってしまうのが、シャンプー剤を直接頭に乗せ、シャンプーしながら泡立てるという洗髪方法です。これは、シャンプー時に摩擦を起こすだけでなく、毛髪が絡まることで更に毛髪を傷める原因になります。手のひらで、泡立ててから洗髪しましょう。
※正しいシャンプー方法はコチラ
③シャンプー剤を吟味する
なぜシャンプー剤を吟味した方が良いかというと、洗浄剤が強すぎると、頭皮の皮脂、キューティクルの油などを過剰にとり過ぎ、頭皮環境や毛髪に悪影響を与えるからです。
美容室に行くと、特にトリートメントをしたわけでもないのに、髪に艶が戻ったり、手触りがよくなったことに気づきませんか?この一番の違いは「シャンプー剤」の違いです。実は、裏面表示を見比べれば、サロン品や価格の高いシャンプー剤と市販品の手頃なものとでは配合成分の明らかな違いがあります。価格が”高い”というのは、それなりの理由があるからなのです。
良いシャンプー剤は、汚れはおとしながらも、頭皮や毛髪にやさしく、補修成分により毛髪のダメージを補ってくれます。
価格=効果
これは、あながち嘘ではありません。
実は、シャンプーこそ日常のヘアケアの中で一番重要なことなのかもしれませんね。

2.ブラッシングによるダメージから守る

①目的に合わせてブラシを選ぶ
②正しくブラッシング
※ブラシの選び方、ブラッシング方法はこちら

ブラッシングは毛髪にとって、艶をだしたり、汚れを取り除いたり、適度に頭皮をマッサージするなどの効果があり、毛髪にとって欠かせない大切なケアです。しかし、その反面、間違ったブラッシングは逆効果になります。
摩擦を起こしキューティクルに損傷を与えたり、切れ毛や枝毛の原因にもなるので、目的に合わせてブラシを選び、正しい方法でブラッシングしましょう。

3.ドライヤーの熱から守る

①ドライヤーの前にしっかりタオルドライ
少しでも熱を加える時間を短くすることが大切です。毛髪は、80~90%がタンパク質でできています。タンパク質は、熱を加えると熱変性により硬く、もろくなるため、変形、切れ毛、枝毛の原因になりますから、細心の注意が必要です。
②温風のあとは、冷風で閉める
ドライヤーをかけた毛髪のキューティクルは開き気味な状態で傷みやすくなります。上から下に向けて冷風をあてることでキューティクルがキュッと閉まります。忘れずに行いましょう。
※正しいドライヤーのかけ方はこちら
③ヒートプロテイン配合などのヘアケア商品を活用する
毛髪に加水分解ケラチンをつけておくと熱を加えても髪のダメージを防ぐことができることがわかっています。セルフ商品では、”ヒートプロテイン配合”などの熱から髪を守るのものを使うと良いでしょう。

4.パーマ・ヘアカラーによるダメージから守る

①”セルフ”ではなく”美容室”に行くことをおすすめ
よく、
パーマは「技術が7割、薬剤が3割」
縮毛強制は技術3割、薬剤7割」
といわれますが、どちらも毛髪にとってはかなりのダメージです。
また、パーマだけではなく、ヘアカラーも同じように毛髪を傷めます。
パーマやヘアカラーなどをすると、毛髪のpHがアルカリに大きく傾きます。実は、アルカリに傾くことで毛髪のキューティクルが開き、気づかないうちに毛髪内部まで傷めていたのです。
例えば、ヘアカラーをセルフでした時に、タオルや枕に色が付いた・・・という経験はありませんか?これがまさにこの状態です。そのままにしておくとどんどん毛髪が傷みます。美容室ではアルカリに傾いた毛髪のpHを戻すところまで行います。それが料金の違いでもあるわけです。もし、セルフで行う場合は、色落ちしなくなるまでしっかりとすすぐことをおすすめします。

5.紫外線から守る

①日傘をさす・帽子をかぶる
紫外線は、お肌だけではなく毛髪や頭皮にとっても有害であることがわかっています。パサつきを引き起こすだけではなく、紫外線が頭皮に与えるダメージは”白髪を引き起こす”との研究結果もあります。※詳しくはこちら
出来るだけ日傘をさしたり、帽子をかぶることをおすすめします。

②毛髪用日焼け止めスプレーを使用する
毛髪にも日焼け止めを使用することで、紫外線によるヘアカラーの褪色を防ぐことができるというデータもあります。
【紫外線による褪色】
・1位:ブルー系
早い段階で紫色に変化します。
・2位:レッド系
・3位:ブラウン系
の順で褪色します。
ヘアカラーを長く持たせたい方は、帽子だけではなく、毛髪にも日焼け止めを使用することをおすすめします。

まとめ

【バサバサ髪にならないための方法】
①シャンプーまえにブラッシング
②よく泡立ててからシャンプー
③シャンプー剤を吟味する
④目的に合わせてブラシを選ぶ
⑤正しくブラッシング
⑥ドライヤーの前にしっかりタオルドライ
⑦温風のあとは、冷風で閉める
⑧ヒートプロテイン配合などのヘアケア商品を活用する
⑨パーマ・カラーはセルフではなく美容室で
⑩日傘をさす・帽子をかぶる
⑪日焼け止めスプレーを使用する

いかがでしたか?。セミナーを受けて、私自身が感じたことは「やはりお値段だけのことはある」ということ。例えば、シャンプーひとつをとってもそうですし、美容室での料金もそうです。パーマの時、美容師さんにトリートメントを進められたりしますが、これにもちゃんとした理由があるのだとか。実は髪の中が空洞になっていて、髪を傷めたり、パーマがかかりにくくなることを防ぐためにご紹介してくれているのだそうです。美容師さんは手触りなどで状態を見極めてご提案してくれていたのですね。妙に納得しました。
もちろん、あなた自身で気をつけられることはたくさんあります。ぜひ参考にして美しい毛髪を保って下さいね。

参考資料
2016年5月28日に開催された下記セミナーを参考に作成しています。
日本化粧品検定主催(コスメを読むセミナー~ヘアケア商品を大解剖~)
担当講師:株式会社成和化成 早坂友幸氏

いいトリートメントの条件。裏面表示で選ぶ時の参考に!

白髪・脱毛の原因⁈紫外線によるDNA損傷との関係とは?

紫外線による髪の傷みとケア【水分でミネラル補給編】

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「一般社団法人日本エステティック業協会AEA上級認定エステティシャン」・「日本化粧品検定®協会公式コスメコンシェルジュ®」として長年美容業界に従事。 現在、佳秀工業株式会社ヘルスケア事業部GENPRESS(ジェンプレス)にて広報を担当。商品開発、マーケティング、販促物の作成など、業務は多岐に渡ります!豊富な美容経験を生かしたお役立ち情報を、皆さまにお届けします(⋈◍>◡<◍)✧♡ ◼︎趣味:スポーツジム ◼︎マイブーム:ヨガ、ボディーコンバット

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