プロが教える!バサバサ髪にならないための方法(前編)
キラナライフの松尾です。あなたは、毎朝の髪のスタイリングに悩まされることはありませんか?
”美しい髪”は女性の魅力の一つ。例えば髪の「艶」ひとつで、その女性の印象や見た目年齢も大きく左右されます。
バサバサした艶のないダメージヘアは、”だらしない”、”不潔”という印象を人に与え、実年齢より老けて見られることも多いようです。
私は、仕事がら色々な美容セミナーに参加することが多いのですが、その中で、美容師さんよりももっと毛髪に詳しい専門家のお話を聞くことができました。
そこで、今日は毛髪のプロに教えてもらった「バサバサ髪にならないための方法」をエステティシャン、コスメコンシェルジュの立場からご紹介します。
目次
- まずは知っておいて欲しい事
- 艶やかな毛髪とは
- 簡単に傷むキューティクル
- まとめ 兼 次回予告
まずは知っておいて欲しい事
毛髪は80~90%がタンパク質(主にケラチン)でできています。毛髪は死んだ細胞なので、残念ながら一度損傷すると自分の力では元に戻すことはできません。傷んだ毛髪を修復(リペア)する為には、日々のトリートメント、アウトバスなどによるケアが必要です。しかし、これも1回では戻りません。そもそも現在の最新技術をもってしても元に戻すことは不可能なのです。そのため、いかに「健康な髪をつくるのか」「傷まないようにケアするのか」という、この2点が大切になります。健康な髪をつくるためには、頭皮環境が大切になります。ここでは、いかに「傷まないようにケアするのか」という点をご紹介します。
艶やかな毛髪とは
艶やかな毛髪には「”健康な”キューティクル」があります。キューティクルは毛髪の一番外側にあり、毛髪の艶だけでなく、毛髪の内部を守るバリア機能の役目も担っています。
キューティクルは魚の”うろこ”のような形状で、さらに外側をコーティングするように「18MEA」という油の膜があります。この油があることで毛髪のもつ水分を保持することができ、毛髪同士の絡まりを防ぐことができます。
「健康なキューティクル」を持つ毛髪は、適度に水を弾く事ができます。
例えば、水に濡れた動物が体を”ブルブルッ”と振るわせて、水を振り飛ばしている光景を目にしたことありませんか?健康な毛は水を弾くので、毛艶の良い動物ほどあまり濡れていません。
私たち人間の毛髪も同じことがいえます。適度に水を弾くことができる毛髪は、毛髪の水分を保持することもできるため、健康で艶やかな毛髪でいられるのです。
簡単に傷むキューティクル
毛髪にとって大切なキューティクル。しかし、残念なことにキューティクルは簡単にめくれる(剥がれる)傾向があるのです。
髪の毛1本の毛先を爪でつまんでそのまま根本方向に滑らせると、変な音が鳴りますね。触ると表面がザラザラしていますが、これがキューティクルがめくれた状態です。逆毛は、この原理を利用して毛髪を絡ませ立たせているわけです。
パサつく毛髪が絡まりやすいのも、キューティクルがめくれて絡み合いやすくなるからです。
キューティクルは、パーマ、カラー、ブラッシング、エイジングなどにより損傷してしまいます。キューティクルのキメと油の膜が損傷することで毛髪の内部まで悪化し、次第にバサバサ髪になってしまいます。
まとめ 兼 次回予告
いかがでしたか?
バサバサ髪にならないためには、いかに「健康なキューティクルが必要であるか」ということが、おわかりいただけたかと思います。そして、キューティクルは簡単に傷んでしまうということです。
毛髪(キューティクル)が傷む主な原因として
・シャンプー
・ブラッシング
・ドライヤーなどの熱
・パーマ・ヘアカラー
・紫外線
などがあげられます。
バサバサ髪にならないためには、これらを防ぐことが大切です。
次回は、「バサバサ髪にならないために大切なこと」として、これら一つ一つについてご紹介します。
お楽しみに!
参考資料
2016年5月28日に開催された下記セミナーを参考に作成しています。
日本化粧品検定主催(コスメを読むセミナー~ヘアケア商品を大解剖~)
担当講師:株式会社成和化成 早坂友幸氏
松尾功子
最新記事 by 松尾功子 (すべて見る)
- 今からでも間に合う!「秋の老け顔対策」ケア3選 - 2019年9月2日
- 今日から始めよう!シミ・シワ・たるみ・乾燥「老け顔」対策 - 2019年8月5日
- あなたの「首年齢」は何歳?今すぐ始められる3つのシワ対策 - 2019年7月1日
最新記事
中島ゆき
2019/09/30日焼けあとの肌にも 混ぜるだけ手作りアロマジェル
おはようございます!キラナ美活サポーターの中島ゆきです。 最近はジェル…
黒田 リコ
2019/09/23出産経験者の2人に1人は下肢静脈瘤を発症している?予
ふと自分の足を見たときに「あれ?血管が赤黒くなってない?」「もしかして…
松尾功子
2019/09/02今からでも間に合う!「秋の老け顔対策」ケア3選
キラナライフの松尾です。今日も、コスメコンシェルジュ、エステティシャン…
matsuki_takahiro
2019/08/10永遠のテーマ「アンチエイジング」研究の最新トピックス
おはようございます。佳秀ヘルスケア研究開発の松木です。 前回に引き続き…