甘酒の作り方と甘酒スイーツレシピ|甘酒で綺麗な美肌に!

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飲む点滴」とも名高い甘酒は、美肌を手に入れるのにかなり効果的ということをご存知でしょうか?甘酒は血行と代謝をアップさせ、肌荒れなどの月経前症候群の解消になるといわれています。そのほかにも動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防、母乳の出をよくする効果もあります。
今回は、女性にとって良いことづくめで美肌づくりには欠かせない食材「甘酒」の作り方と、美味しくて美肌効果抜群な甘酒スイーツをご紹介します!

甘酒には2種類あるってご存知ですか?美肌効果が高いのは、米麹甘酒

甘酒には、大きく分けて「米と麹からつくる米麹甘酒」と、「酒かすと砂糖からつくる酒かす甘酒」の2種類があります。一般に美肌に効果的とされているのは、前者の米麹甘酒です。
米麹甘酒には美肌に嬉しい豊富なビタミン群ミネラル必須アミノ酸のほかに100種類以上もの酵素が含まれています。名前に「酒」という字が入っていますが、アルコールは含まれていないためお子さんでも安心して飲めますね♪(もう一方の酒かす甘酒にはアルコールが含まれるものが多いです。)

美肌効果抜群!手づくり甘酒のススメ

米麹甘酒には人間が活動する上でとても重要な栄養素であるブドウ糖が20%も含まれており、エネルギー補給、免疫力の向上、腸内環境の改善などに役立ってくれます。江戸時代には夏バテ予防として甘酒を売り歩く甘酒屋さんが、夏の風物詩でした。昔の人も「甘酒がカラダに良い」ということをよく知っていたのですね!

近年はそんな甘酒のパワーが知れ渡り、種類も飲み方もバリエーションが豊富になっています。健康志向・美容ブームの高まりで、玄米や雑穀米を使用したものも登場しています。また、そのまま飲むだけでなくソーダや豆乳、果汁とまぜることで、さらにビタミンや栄養素をプラスした美肌ドリンクが完成します♪

市販品ももちろんおいしくいただけますが、わたしのおすすめは断然手づくりです!市販品は保存性を高め、味の変化を防ぐために加熱殺菌(火入れ)処理をしています。それが自分でつくると、火入れをしない「生」の甘酒ができます。この「生甘酒」なら、活性している酵素や新鮮なビタミンなどを余すことなく摂取できます。温度のポイントさえしっかりとおさえれば、簡単においしい甘酒ができますよ!

美肌に効くっ!シンプル甘酒のつくり方(60℃発酵)

一般的な甘酒は60℃で5〜6時間ほど発酵させてつくります。甘酒は、麹菌がつくり出した酵素(アミラーゼ)によってお米のデンプンが分解され、糖分(ブドウ糖)になることで甘くなります。つまり、甘酒づくりに最適な温度は「酵素がよく働く温度」。この温度が50〜60℃なのです。

【材料】3人分
・米麹(乾燥)…200g
・炊いたごはん(またはおかゆ)…700g(2合)
・ぬるま湯…1,000ml
【作り方】
1. 米麹をもみほぐし、常温に置いておきます。
2. 炊いたごはんを60℃くらいまで冷やします。(炊きたては約85℃)
3. 米麹、ごはん、ぬるま湯を合わせます。(お湯の量は好みで加減)
4. 炊飯器や魔法瓶、ポット、ヨーグルトメーカーなど保温できる機器に入れ、50~60℃で保温します。
5. 5~6時間ほどで完成♪冷めたら容器に入れ、冷蔵庫で保存します。

※3の工程では、ごはんとぬるま湯をミキサーで混ぜてその後米麹と合わせると、より甘みが増します。
※1週間ほどで飲みきるようにしましょう。


米麹(乾燥)はスーパーなどでも販売されています。

美肌を作れる!低温発酵の甘酒のつくり方(冷蔵庫で発酵)

一般的な作り方の通り、酵素がもっともよく働く温度は50〜60℃ですが、低温でもゆっくりと働きます。一般的なつくり方に比べると時間はかかりますが、冷蔵庫でゆっくりと熟成させることでマイルドで爽やかな甘みに仕上がっておすすめです。

【材料】2人分
・米麹(乾燥)…200g
・炊いたごはん…350g(1合)
・水…500ml
【作り方】
1. 清潔な容器(タッパなど)またはジッパー付保存袋に温かいごはんを入れ、水を加えて混ぜながら冷まします(ミキサーで混ぜてもOK)。
2. 米麹を加えて、よく混ぜます。
3. フタをして冷蔵庫で保存し、3~4日に一度混ぜます。ジッパー付保存袋の場合は、口を開けて手で袋の外からもんで、甘酒が空気に触れるようにしてください。
4. 2週間経ったくらいから甘くなり、3週間程度で完成します。
※冷たくして飲むのがおすすめです。

この低温発酵の甘酒は、2〜3週間かけてゆっくりとお米のデンプンが糖化され、甘みのピークを迎えます。その後、乳酸菌が糖をエサにして酸を出すので酸味が出てきます。その酸味は乳酸菌由来でカラダに良いものなので、ヨーグルトのように食べることができます。酸味を出したくない場合は、ちょうど良い甘みのときに加熱して冷蔵保存すれば乳酸菌の働きがなくなり、それ以上酸っぱくなりません。

低温発酵の甘酒の特徴

  • 麹菌が死なないので、栄養価が高い(麹菌は45℃で死滅)
  • 保温の手間はかからないものの、完成までに日数がかかる
  • 味の変化を楽しみながら食べることができる

自分で作って食べたい!美肌に最適な甘酒スイーツ♡レシピ

モチモチ美肌づくり!甘酒の白玉だんごレシピ

もっちり食感のおいしい白玉だんごも砂糖不使用で作れます。
春にぴったりの和のおやつです。きな粉をかけていただきましょう♪

【材料】4人分(16個くらい)
・白玉粉…150g
・甘酒…大さじ4
・水…90ml
・きな粉(無糖)…適量
【作り方】
1. ボールに白玉粉を入れて、水と甘酒を混ぜ合わせたものを少しずつ流し込みながらヘラで練ります。
2. 全体がまとまってきたら手でこねます。耳たぶ程度の柔らかさになればOK。
3. 2を一口サイズ(16等分)のお団子状(または平らなお餅状)にして、沸騰したお湯の中に入れて茹でます。
4. 白玉だんごが浮き上がってきたら、ザルに上げて冷水にさらします。
5. 器に盛り付けて、きな粉(無糖)をかけていただきます。

あんこを添えても、きび糖・みりん・しょうゆでみたらしのタレを作っても美味しいですね!

ふわふわ美肌目指して!甘酒の蒸しパンレシピ

甘酒の力でモチモチふわふわの蒸しパンに!
自然な甘さでほっこりするおいしさに。カラダにやさしいおやつです。

【材料】(マフィン型約6個分)
・甘酒…120ml
・薄力粉…100g
・ベーキングパウダー…小さじ2
・水…100〜120ml
【作り方】
1. 薄力粉とベーキングパウダーを混ぜ、ふるいにかけておきます。
鍋にお湯を沸騰させて、蒸す準備をしておきましょう。
2. 1の粉類と甘酒を混ぜ合わせ、水を100mlを加えながらさっくりと混ぜます。(固いようだったら水を少しずつ加えて調節を)
3. 2をマフィン型などに流し入れ(ふくらむので容器の7〜8分目までが目安)、蒸し器に並べて強火で13〜15分蒸します。

抹茶やシナモンなどのスパイスを混ぜたりフルーツや桜の花の塩漬けをトッピングしたり、アレンジも楽しんでくださいね。

甘酒のフレンチトーストで美肌&ヘルシーレシピ

フレンチトーストはついつい砂糖をたっぷり使ってしまいがち。
甘酒で代用すると、やさしい甘みに仕上がります!

【材料】(3人分)
・食パン…3枚
・バター…適量
・A(卵液)
-甘酒…200ml
-豆乳(または牛乳)…100ml
-卵…2個
【作り方】
1. ボウルにAの卵液を入れてよく混ぜ、1/4に切った食パンをひたします。
2. フライパンにバターを入れて熱して溶かし、1を並べて弱火で両面をこんがりと焦げ目がつく程度に焼きます。

ボウル以外にも、ジッパー付き密閉袋に卵液とパンを入れて染み込ませてもOK♪
甘みが足りないなという場合は、お好みでハチミツをかけてください。

まとめ

今回は美肌に良いこと尽くめでまさに「飲む美容液」の甘酒と甘酒を使ったスイーツのレシピをご紹介しました。
甘酒には、女性に嬉しい美肌成分・効能が溢れていますね!原料も手に入れやすいですし、普段からの食生活に取り入れて、美肌を手に入れましょう!

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滝沢 きり

キラナライフキュレーター
美容・健康キュレーターとして、毎日がより楽しくなる最新の美容情報をお届けしています。「美容を味方につけることで、女性はいくつになっても輝ける」をテーマに、誰でも挑戦しやすい美容、健康法を様々な切り口からキラナライフにて、随時発信中です♡《趣味》スキンケア・お灸

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