うなぎに山椒。サンショウの主な成分と味覚に与える影響
土用と重なる7月下旬からこの時期にかけて、スーパーのチラシや店頭などで「うなぎ」を見かける機会が増えるかもしれません。好みもありますが、「うなぎ」にかける調味料といれば「山椒(サンショウ)」。うなぎの味を引き立てるのはもちろんのこと、山椒には味覚に対する思いがけない影響もあります。今日は「山椒(サンショウ)」についてお話しますね。
うなぎに山椒をかけるのは
みなさんはうなぎを召し上がる時に山椒をかけますか?好みによりますが、うなぎに山椒をかけると美味しさが引き立つことに加えて、胃もたれや消化不良などを改善し、胃腸の働きをよくする役割があります。胃腸の働きを整える役割もあるということから、食欲の増進にもつながります。夏の暑い時期にうなぎを食べることで栄養を補給し、さらに山椒をかけると胃腸の働きを整えることから、夏バテを防ぐのに手ごろな組み合わせとも言えます。
山椒が味覚に与える影響
胃腸の働きを整える以外に、山椒を食べ物にかけることで味覚に与える影響があります。それは食べ物の味がよくわかるようになることです。これは山椒の持つ成分が舌を刺激することで味覚が敏感になるからと言われます。いつもよりも調味料を減らしても、しっかりと味を感じることができるのです。この山椒の特徴を活かすと料理の味付けの際に塩分や糖分を控えることができます。
山椒に含まれる主な成分とはたらき
では山椒にはどのような成分が含まれているのでしょうか。主な成分は次のとおりです。
・サンショオール
・シトロネラール
・ジテルペン
サンショオールは辛み成分で、胃腸の働きを整え、肩こりや神経痛などの痛みを抑え、新陳代謝を活発にするはたらきもあり、冷え性によいと言われます。シトロネラールやジテルペンは香り成分で、シトロネラールは食欲増進や消化促進によいと言われます。
まとめ
山椒は頻繁につかう調味料ではないかもしれません。味覚が敏感になるという特徴を意識して、食事の際に試してみるのもいいかもしれませんね。また山椒に含まれる成分には、夏バテや冷房による冷えの症状をお持ちの方にはうれしい働きがあるようです。この点も踏まえて、食卓の調味料のひとつに山椒を加えてみてはいかがでしょうか。
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