入り心地はスーッとしながら、身体を暖めるハッカ油の作り方
暦の上では、秋になったようですがまだまだ暑い日が続く8月半ば過ぎ。お盆休みや夏休みなどの長期の休暇で羽を伸ばした方もいらっしゃるかもしれませんね。夏の疲れをほぐす意味でも、ゆっくり入浴するのはいかがでしょうか?といってもまだまだ暑い時期、お風呂に入るのはちょっとと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お風呂に入って身体をスーッとさせつつも、保温効果のある入浴方法もあるんです。それが「ハッカ(薄荷)湯」です。今日は「ハッカ湯」についてお話しますね。
ハッカとミントの違い
ハッカもミントも、口に含むとスーッとします。では、違いは何でしょうか?まず植物的な観点からみてみましょう。ハッカは「シソ科ハッカ属」に属します。そしてミントは、「シソ科のハッカ属やメンタ属、ミント属の植物の総称」です。つまり、ハッカはミントの一種なのです。ミントの代表的なものにペパーミントがあります。薄荷が「和種ハッカ」に対して、ペパーミントは「洋種ハッカ」と呼ばれます。ハッカの方が、ペパーミントよりも、スーッとする成分にあたるメンソールを多く含んでいます。
ハッカの特性
ハッカにはどのような特性があるのでしょうか。ハッカの主な特性には、眠気がすっきりするなどの覚醒作用、消臭作用、抗菌作用があります。それ以外にも虫よけにも役に立ちます。これらの特性に加えて、お風呂に入る時にハッカ湯に入ると身体がスーッとする清涼感に加えて、保温効果もあると言われます。このハッカ湯、「ハッカ油」をお湯に垂らすのではなく、ハッカの葉っぱをお風呂に入れた場合に保温効果があるといわれます。
薄荷湯の作り方
それでは、ハッカ油はどのように作ればよいのでしょうか。まずハッカの葉が必要になります。陰干ししたハッカの葉っぱを約30グラムを布袋に入れ洗面器等の容器に移した後、お湯をかけて20分程度蒸らします。洗面器等の容器の中にある蒸らした袋とお湯をかけて染み出た液体をお風呂に入れると完成です。
まとめ
ちなみにハッカは夏から秋にかけて花が咲きます。この時期に摘んだ葉っぱを用いるとよいそうです。ちょうど今の時期に当たります。清涼感のある香りと肌触りは、暑さを気分的にも感覚的にも和らげます。またハッカ湯は保温効果があることから、冷房などで冷えた体を温めるのにちょうどよいでしょう。また入浴することで疲れをとるのにいいかもしれません。まだまだ9月に向けて暑い日が続く時期、気分転換もかねて、ハッカ湯を自分で作って入ってみるのはいかがでしょうか。夏の疲れが緩むかもしれませんね。
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