体を動かし、心を癒す。森林浴・ウォーキングのススメ

はじめに

森林浴と聞くと、「森や林に行かないとできない」とか「服装などの準備が必要」と考え、ハードルを高く感じている方がいるかもしれません。もちろん理想的なのは、敷地内を歩くと1時間程度の規模の森や公園ですが、今回はもっと気軽に、身近にある木々がたくさん生えている公園や緑の多い場所を歩くことも踏まえてお話ししますね。

森林浴の効果

森の空気を浴びると、「気持ちが落ち着く」「リラックスする」と感じたことはありませんか。これは木々から発散される「フィットンチッド」と呼ばれる揮発性の物質によるものです。この「フィットンチッド」、心身のリラクゼーション効果やストレスホルモンの低下に加えて、防カビ･防菌･防虫効果の他、空気を浄化・消臭する働きもあります。また、木々の合間を歩きながら「五感」を働かせることは、心地よさを感じ、心をくつろがせることにもつながります。

さらに効果を感じるために

更に効果を感じるために、歩いている途中で立ち止まってストレッチやヨガを行ったり、身体を動かすと心身のリラックスとともにストレス発散にもつながります。深呼吸したり、シートを敷いて座り込んだり、立ち止まって何もしないでいることで、心をゆったりさせ、気持ちの鎮静化にもつながります。
森林浴・ウォーキングはできれば週に1回ぐらい、1時間ぐらい時間をかけて続けるとより効果的だと言われています。

まとめ

日々の生活の中、身体を動かしたり、心身をリラックスさせる時間は十分にとれていますか。「やらなければならないこと」としてでなく、「楽しみながら」森林浴・ウォーキングを行うことが長く続けることの秘訣です。その時々の心や身体の感覚を味わいつつ、四季や天候により変わりゆく景色を楽しみながら、心も身体もリラックスさせてみてくださいね。