肌の保湿方法はどうすればいい?コスメと洗顔でできる保湿方法
肌の悩みって年中尽きないですよね。
乾燥やニキビ、アレルギーなど、女性の美容で必ず出てくる肌の問題です。
こうした肌の問題は、実は肌の保湿が大きく関わっており、肌の保湿がしっかりできていれば肌のトラブルは起きにくくなります。
そこで、今回はあまり知られていないすぐにできる肌の保湿方法をご紹介していきます!
肌の保湿はどうやってされる?
肌の保湿はどうやってされるかご存知でしょうか?
美容に関心がある方でも、肌の保湿の働きを理解されている方は多くはありません。
肌の保湿が行われるメカニズムを理解すると、肌に対してより理解度が増して美容に役立ちます。
まずは肌が保湿されるメカニズムを簡単にご説明します。
人は加齢や生活環境の変化などにより、肌の保湿力が低下し、乾燥肌や肌荒れの原因となっていることがわかっています。
そういった乾燥肌や肌荒れの力になってくれる保湿成分があります。
それは、「スフィンゴ脂質」という保湿成分です。
スフィンゴ脂質には数種類あり、人の肌の細胞膜を構成する成分として有名なセラミドがあります。
セラミドはスフィンゴ脂質の基本骨格となっており、セラミドに別の分子が結合することでその多様性を生んでいます。
このセラミドは、角層細胞間で外部からの刺激を防ぎ、体内の水分が蒸散しすぎないように調整するという肌のバリア形成に寄与しています。
セラミドは、肌に水分と油分のバリアを張り、水分の蒸発を防ぐ役割をしてくれるので、とても肌保湿の力になってくれます。
また、外的刺激から肌を守る肌バリア機能もあり、肌の保湿には欠かせない成分です。 そのため、肌保湿効果などの美肌機能をもっており、化粧品などにもよく配合される成分です。
このことから、肌のツヤ、ハリをキープする上で重要な保湿成分となっています。
さらにセラミドは刺激が弱く、敏感肌の方にも安心な保湿成分なので、とても肌の保湿に重要な保湿成分になります。
以上のことから、スフィンゴ脂質(セラミド)は肌の保湿を保つ上で貴重な保湿成分になりますので、肌の保湿=スフィンゴ脂質(セラミド)と覚えておきましょう!
肌の保湿には欠かせない肌のバリア機能
前述で少し触れましたが、肌には保湿には欠かせない肌のバリア機能があります。
肌が本来持っている機能のことで、肌の表面(角質層)にあります。バリア機能には大きく分けて2つの役割があり、私たちの皮膚を守り保湿をしてくれています。
①外的な刺激、異物の侵入を防ぐ役割
水分をはじめ、紫外線や雑菌、ホコリなど外的異物の侵入を防ぎ肌を守っています。例えば、プールやお風呂に入った時、肌から水分が侵入(浸透)しブヨブヨになることはありません。これはバリア機能により水分の侵入を防ぐ機能が働いているからです。
②肌の水分を保持する役割
体内の水分が蒸発しないように防ぎ、肌のうるおいを保っています。バリア機能が整っていれば保湿され、うるおいのある綺麗な肌を保つことができます。逆にいえば、バリア機能が低下すると体内の水分(肌の水分)が蒸発して保湿が失われ乾燥がはじまります。
必要以上に乾燥することで自己防衛反応が働き、皮脂分泌が過剰になります。さらに、汚れがたまり、酸化することで毛穴がつまりやすくなります。
また、乾燥することで紫外線や雑菌、ホコリなど外的異物の侵入がしやすくなり、アレルギーを引き起こしやすくなります。
とくに寒い時期は湿度も低く、空気が乾燥しているため、肌のバリア機能が低下しています。
きめも乱れ、角質層がめくれることでカサカサにみえたり、さらに悪化すると粉を吹いたようになります。
さらにバリア機能が低下した肌は敏感で、少しの刺激でも過剰に反応することがあります。
例えば、いつも使っている化粧品が急に合わなくなったり、化粧品を変えると肌トラブルを起こしたりすることがあります。この他にも「日光アレルギー」を起こしてかぶれてしまうことも。
これは日光に対する抵抗力が弱い時期と、肌が敏感になる時期とが重なることで起こります。
肌の保湿方法で重要なのは「洗顔後の肌の保湿」スキンケア
洗顔後は素早く保湿。とくにお風呂上りは即乾燥がはじまります!
肌の保湿を行うには、水分の浸透を良くするために肌の汚れを落とすことがまず必要です。
そのことから、保湿された肌のために「洗顔」で汚れをやさしく落とすことが大切です。
※洗顔方法はこちらから>>>「春のスキンケア・トラブルの季節どうケアする!?【洗顔編】」
洗顔後は、肌の水分を保つ働きをするNMF(天然保湿因子)が流れ出すため、乾燥が進みます。いかに素早く保湿をするかが保湿した肌になる重要なポイントとなります。
とくに、お風呂上りは要注意です!
肌の温度も高く、湿度が一気に下がるので最も乾燥しやすい時間帯です。素早くケアをして肌の保湿をしましょう。
朝の隙間時間を利用してローションパックをすると保湿が促されて化粧のノリがグーンとUP!
乾燥が激しく肌のお化粧のノリが悪い方は、朝の歯磨きの時間や、髪をセットする時間などの隙間時間を利用して「ローションパック」をすると保湿が促されてお化粧のノリがよくなります。
ツヤがない時は、肌にツヤと保湿が戻るオイルパックがおすすめ!
肌にツヤがない方は、夜のオイルパックがおすすめです!
まずは美容オイルをたっぷりつけて軽くマッサージします。その後、ラップでお顔を覆います。(もちろん、息ができるようにしてくださいね)その上に、蒸しタオルを乗せて30秒。あとはやさしくふき取り、いつものケアをすると肌にツヤと保湿が戻ります。
乾燥が激しい時は、美容液をプラスで保湿。夜は軽めのクリームで肌に蓋!
肌に保湿が欲しい時は、スキンケアに美容液をプラスしたり、夜は軽めのクリームでふたをする方法など、肌の状態に合わせて保湿ケアをしましょう!
ちなみに、洗顔では皮脂を取りすぎないこと、洗顔後は素早く保湿することが肌の保湿で重要になります。
洗顔にまずは注意して肌の保湿をしていきましょう。
「BB/CC」クリームは肌を保湿してくれるコスメ!?
ここからは、肌の保湿をしてくれる2つのコスメをご紹介していきます。
2つのコスメとは、どちらも「ベースメイク」商品です。
最大の特徴は、「これ一つでベースメイクが完了する」ということです。メーカーによって配合成分などは異なりますが、化粧下地や、日焼け止め、ファンデーション(色補正)、美容成分などが配合されており「ベースメイクのオールインワン」ともいわれています。
忙しい朝はもちろん、お化粧するほどでもないけれど「すっぴんでは・・・」という時に、肌の保湿アイテムとしても女性の強い味方となる現在人気のコスメグッズです。
この2つのコスメが肌の保湿に一役買ってくれるので、1つずつご紹介していきます。
BBクリームとは?
BBクリームのBBとは、「Blemish(ブレミッシュ)傷んだ肌 」を「Balm(バルム)修復する」の略称です。
もともとは、ピーリングの発祥地ドイツの皮膚科で開発された医療用のクリームです。ピーリング後の肌はとてもデリケートで赤みもでやすくなります。
肌の炎症を抑え、紫外線などの外部刺激から肌を守る必要がありました。そこで、肌を保護し、修復する機能もあるファンデーションとして開発されたのがBBクリームの始まり、これに注目したのが美容大国・韓国です。
韓国では美容整形やレーザー治療などが一般的に広く浸透しています。施術後の赤みをカバーし、肌を保護・修復する機能があるBBクリームは瞬く間に韓国女性の心をつかみました。
そして「保護・修復機能」はそのままに、UVケア成分、美容成分などが加わり「メイクしながらスキンケア」ができるように進化したことで大ブームを巻き起こしました。その韓流ブームに乗って日本にも広まり、現在は各化粧品メーカーが次々と新商品を開発しています。
今や日本女性にも欠かせないコスメグッズとなりました。
【BBクリームの特徴】
下地成分、ファンデーションの成分、UVケア成分、美容成分が全て配合されているということが挙げられます。
カバー力もあり、重ね付けをすればコンシーラーの役目も果たしてくれます。
また、日本のBBクリームには、ビタミンCやビタミンE、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、EGFなどの美容成分を配合し肌の保湿にも効果があり、特徴を打ち出した商品が多くみられます。
もともとのBBクリームは、
・抗炎症効果のある成分(例 甘草エキス)
・やけどの修復効果のある成分(例 アラントイン)
・保湿効果のある成分(例 シア脂)
などが入っているのが特徴でした。
CCクリームとは?
CCクリームのCCとは、
実は、BBと違いメーカーによってその意味合いがさまざまです。
例えば
・Color Control(カラーコントロール)=肌色を調整する
・Care Control(ケアコントロール)=肌をケアしながら肌色を調整する
・Complete Correction(コンプリートコレクション)=完全な補正
・Combination Cream(コンビネーションクリーム)=組み合わせのクリーム
など各化粧品メーカーによって異なります。
【CCクリームの特徴】
ファンデーション効果ではなく、肌色の補正をしてくれながら、高いスキンケア効果をもっているということが挙げられます。
肌の色をワントーンUPさせ、肌の色ムラをなくし、保湿のある美しい素肌に魅せることに特化した商品です。
素肌美を活かした、キレイなすっぴん風メイクを実現してくれるアイテムです。
・BBクリーム=カバー力あり
・CCクリーム=ナチュラルな仕上がりで、すっぴん風メイクを好む方におすすめ!
と覚えておくと良いですね。
また、上からファンデーションやパウダーを重ねると、しっかりメイクにもなり、紫外線のカット力もUP。
シーンによって使い分けたり重ね付けしたりしてメイクを楽しみましょう。
以上が肌の保湿を促してくれる2つのコスメです。
BBクリームは、美容成分が入っているものが多く肌の保湿に一役買ってくれます。
CCクリームも乳液や美容液の役割を持つ商品もあるので、肌の保湿を促してくれます。
毎日使用する化粧品も、肌の保湿を意識して選ぶことが保湿が保たれた肌になる近道です。
さいごに
いかがでしたか?
肌の保湿のメカニズムや肌の保湿方法についてご紹介しました。
肌保湿効果などの美肌機能をもっているスフィンゴ脂質(セラミド)と洗顔後の保湿の重要性をご理解頂けたかと思います。
肌の保湿効果が期待できて高いスキンケア効果のあるBB/CCクリームも併せて活用し、肌を保湿をしていきましょう!
【関連記事】
「肌が乾燥する原因と対策について|肌の乾燥対策」
https://www.kiranah-life.jp/beauty/7021
「BBクリームとCCクリームの違いとは?」
https://www.kiranah-life.jp/cosme/3690
Kiranah Life(キラナライフ)編集部
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