生活習慣病やガンの原因にも!体を守り破壊する活性酸素

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おはようございます。佳秀ヘルスケア研究開発の松木です。
最近の健康ブームにより、テレビやインターネット上などでよく見聞するようになった活性酸素。
私は大学時代、ミトコンドリアやDNAなどで発生する活性酸素を補足し可視化するといった研究を行っていました。
そこで今回は、活性酸素とはいったいどんなものなのか、発生メカニズムや作用についてまとめてみました。

目次

  • 活性酸素とは
  • 発生メカニズムと体への良い影響悪い影響
  • 抗酸化物質で活性酸素を除去する
  • まとめ

活性酸素とは

私たちが生命を維持するうえで必要なことは、エネルギーを得ることです。
エネルギーは主に細胞内微小器官であるミトコンドリアで作られるATP(アデノシン三リン酸)の酸化還元によって得られます。
このATPがつくられる過程において活性酸素は生成されます。
そして、活性酸素の生成には、呼吸などによって得られる酸素が使用されています。
つまり活性酸素は、常に体内に存在する物質であり、私たちが生きていくうえで切っても切り離せない存在なのです。

活性酸素には、O2・-(スーパーオキシドラジカル)、H2O2(過酸化水素)、HO(ヒドロキシルラジカル)といった種類があり、総称して活性酸素種(Reactive Oxygen Species:ROS)といいます。

発生メカニズムと体への良い影響悪い影響

ROSは、非常に不安定な物質であるため、高い反応性を持っています。
ヒドロキシルラジカルは特に反応性が高いと言われています。
この高い反応性は、体内に侵入した微生物に対して殺菌効果を示し、あなたの体を守っています。
また体内の酵素反応を促進させるなど、体に良い作用もあります。
一方で、悪い作用として、脂質やタンパク質、核酸などを攻撃し生体機能に障害をもたらすことがあります。
通常ヒトは、ROSが発生したときに、分解・除去する機能(スーパーオキシドディスムターゼ:SODなど)を持っているため必ずしも怖いものではありません。
しかし、ROSは生体内で生成されるだけではなく、紫外線やタバコ、ストレス、ウイルスなどの外的要因によってももたらされます。
外的要因などによって分解・除去の機能以上にROSが発生したときに、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病やガン、老化などが引き起こされているとされています。

 

抗酸化物質で活性酸素を除去する

ROSを分解・除去できる物質が体内にあると言いました。
では、それだけでは補えない場合はどうすればよいのでしょうか。
ROSによる障害とは、言い換えれば酸化障害ということになります。
つまり、酸化を抑えてくれる抗酸化作用を持つ物質を摂取することが必要となってきます。

抗酸化物質で一番有名なものはビタミンC(アスコルビン酸)です。
ビタミンCを含んだ食品や健康食品の知識を持っている人は多くいらっしゃるではないでしょうか。
ビタミンCはヒドロキシルラジカルを水という無害な物質に変えることで体を守ってくれます。
この際に発生するビタミンCからの副産物であるデヒドロアスコルビン酸はビタミンCに戻るか、代謝されるため安全です。


他にもビタミンE(α-トコフェロール)やグルタチオン、β-カロテン、システインなどがあります。
以下に、代表的な抗酸化物質を摂取することができる食品をまとめました。

日頃、これら抗酸化物質を摂取することを心がけてみてはいかがでしょうか。
劇的な変化はなくても、あなたが将来かかるかもしれない生活習慣病やガンなどの病気を未然に防いでくれるかもしれません。

まとめ

活性酸素と病気の関係についてはいまも盛んに研究が行われています。
それくらい活性酸素はあなたの生活において重要な因子であります。
当記事を読んでいただいたことで、活性酸素があなたの体にどれだけ関わっているかがお分かりいただけたのではないでしょうか。
生活習慣を見直すことはもちろんですが、防ぐことが難しい外的要因もあります。
そんなときは、食事に抗酸化物質が入っている食品を取り入れてみたり、健康食品で補ってみたりしてください。

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matsuki_takahiro

佳秀工業株式会社ヘルスケア事業部・研究開発担当の松木です。美と健康を応援するブランド「GENPRESS(ジェンプレス)」では研究・開発に携わっております。大学や研究機関との共同研究の成果をもとに、高濃度・高品質なプラセンタの抽出に成功しました! 趣味はサッカー(フットサル)・自転車・天体観測・読書で、仕事とプライベートともに様々な分野に触れています。科学的な目線をもとに、皆様に分かりやすいお役立ちブログを発信していきます!

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