頭皮が臭い!それは頭皮のカビが原因!?夏の臭い対策7つの方法
夏のムシムシした感じは気温が高いことと「湿気」が原因です。
梅雨だけでなく、夏もこの気温の高さと湿気で家などにカビが発生しやすくなります。
実はこのカビですが頭皮にも発生するんです!
「あっ私なんか頭(頭皮)臭い!」とか思ったら、頭皮に存在するカビの可能性が高いです。
「自分の頭皮が臭い」なんて誰にも言えないですよね。しかも気づきにくい自分の臭い。
周りにバレる前に自分の頭皮の臭いが大丈夫か確認しましょう。
頭皮が臭い原因、実はいつも存在している頭皮のカビ
体の表面には、皮膚から出る水分と餌となる脂肪を得て微生物がたくさん住んでいます。
このような微生物を常在微生物と呼びます。
頭皮にも当然微生物は存在しており、その代表とされ頭皮の臭い、頭皮トラブルを起こす原因となっているのがマラセチア菌です。
マラセチア菌が頭皮のカビの原因菌の代表とされています。
マラセチア菌は皮脂を分解することでグリセリン関連物質を作り頭皮を守る役割を担っています。
しかし、皮脂の量が多いと菌も増殖し、皮脂分解物である脂肪酸が多く作られ、頭皮に以下のような悪影響を与えます。
・炎症(かゆみ、ふけ)
・頭皮の臭い
・頭皮環境悪化による抜け毛
頭皮が臭いのはこのマラセチア菌が原因なんです。
「頭がかゆい!」という場合はマラセチア菌が原因で炎症が起きているかも知れません。
頭皮の臭いだけでなく頭皮環境悪化による抜け毛も起こる可能性があります。
先ずは自分を知ること、頭皮が痒くて掻いていませんか?
抜け毛にも繋がるので掻くのはNG。
頭皮の臭いが発生する流れはこのとおりです。
夏に頭皮が臭いのはカビが活発になりやすくなるから
冒頭でもお伝えしましたが、夏は湿気が凄いですよね。
この湿気!頭皮の天敵です。頭皮の臭いも強くなります。
湿気が多いとカビが発生しやすくなります。
頭皮にはいつも微生物や菌がいるので、湿気が多いと動きが活発になりやすくなります。
このイメージは想像付きますよね。
頭皮の臭いはカビ、カビは湿気で増えます。
頭皮が臭い!カビを増やさないためにどうすればいい?
このような頭皮のトラブルや頭皮の臭いを防ぐには、カビを増殖させないようにすることが大事です。
カビの増殖を防ぐには、以下のような対策が必要となります。
・脂質の多い食事を控える
・睡眠をしっかりとるなど生活習慣を整える
・自分の肌状態(乾燥肌、脂性肌)に合ったシャンプーで洗髪する
・洗髪→タオルドライ後はドライヤーでしっかりと髪を乾かす
食事を含めた生活習慣を整えることでホルモンバランスの崩れを抑制し、皮脂の過剰分泌を抑えることができます。
シャンプーをする際は、爪を立てず、皮脂を洗い流しましょう。
洗いすぎもかえって皮脂の分泌を促すことになりますので気を付けてください。
そして、頭皮の臭いを防ぐためには洗髪後はしっかりと髪を乾かすことが大事です。
生乾きの状態はカビは大好きで、頭皮の臭いに繋がります。
頭皮の臭いを改善する食品選びのポイント
髪の毛の主な構成成分はケラチンというたんぱく質です。
このケラチンはシスチンという含硫黄アミノ酸を含んでいますが、シスチンを体内で作り出すためにはタンパク質とビタミンB6が必要です。
また、亜鉛もケラチンを作り出すうえで重要な要素です。
頭皮の細胞老化を防ぐためのビタミンEやビタミンC、頭皮などの肌の保湿などに有効なビタミンAやB2も必要です。
ビタミンB群(B2、B6)やビタミンCは先程挙げた亜鉛の吸収を助けてくれる役割も持っています。
一方で、カルシウムやカフェインは亜鉛の働きを阻害してしまいます。
同時に摂取することは控えた方がいいかもしれません。
食事のなかでも脂質や炭水化物の過剰摂取は皮脂を多く作ってしまう原因になるため気をつけましょう。
これらのポイントから食品を選ぶと、低脂質な肉や魚(タンパク質)とくにビタミンB6が豊富な鶏ささみやマグロ、カツオなどがおすすめです。牛レバーや豚レバーからはビタミンB6に加え、ビタミンB2を摂取することができます。
また、亜鉛を摂取するためには、牡蠣や海藻類などがいいでしょう。
その他のビタミン摂取のためには、カボチャ(ビタミンE、ビタミンA)やニンジン(ビタミンA)、赤ピーマン(ビタミンC)などの緑黄力野菜に加え、ごまもビタミンC・E・Aを摂取でき亜鉛も含まれているためおすすめです。
頭皮の臭いを防ぐために睡眠をしっかり取る方法
日本は睡眠負債大国!?なぜ日本人は眠らない?
2016年に世界的な調査・政策研究所のランド研究所ヨーロッパが、睡眠負債による日本のGDPあたりの社会的経済損失について報じ“睡眠負債”という言葉が一躍注目を集めました。ランド研究所のレポートによると、日本人の16%が6時間未満の睡眠時間であり、これは調査を行った5カ国(日本・米国・イギリス・ドイツ・カナダ)の中で最も高い割合です。また、日本人で睡眠時間が6時間未満の人が7時間の睡眠をとった場合、年間で1380億ドル(約15兆1,800億円)、GDPにすると2.92%の社会的損失が改善されると推計されています。
「日本人の生活時間・2015」によると、日本人の1日の睡眠時間の平均は、平日7時間15分、土曜日7時間42分、日曜日8時間3分。そのほか、経済協力開発機構(OECD)が2014年に世界29カ国を対象に国民平均睡眠時間(15~64歳)を調べた調査では、日本人の睡眠時間は7時間43分で、世界29カ国の中で韓国に次いで2番目に短いことが分かっています。
では、なぜ日本人は眠らないのでしょうか?その理由のひとつは、24時間営業のお店やコンビニが増えたこと。またスマートフォンの普及によって生活の夜型化が進み、就寝時間が次第に遅くなっていることなどが挙げられるます。もうひとつの原因は、日本人の睡眠に対する意識の低さ。日本人には自己犠牲を美徳とする風潮があり、睡眠時間を削ってでも仕事をしてしまう気質があります。
睡眠の役割は「脳の休息」と「カラダのメンテナンス」です。自治医科大学が4,419人の日本人男性を対象に行った調査では、睡眠時間が6時間以下の人と7〜8時間の人を比べると、その死亡率は6時間以下のグループの人の方が2.4倍高くなるという結果が出たそうです。近年、働き方の問題がクローズアップされているように「睡眠時間を削る」という行為は自分の命を縮めてしまう行為であるということをしっかりと認識し、7〜8時間の睡眠時間をキープする習慣を心がけましょう。
夜寝る前に心がけること
寝る直前の食事は控えてください。
日常生活のサイクルもありますが、できれば就寝前の2~3時間は、食事を控えるように食事の時間を調整してください。
これは満腹で眠ると就寝後も胃が消化活動で動き続けるため、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなったりするからです。
また、消化しきれなかった食物が胃に残り、翌朝の胃もたれの原因にもつながります。
加えて、寝る前に食事をすることはダイエットの点から見てもお勧めできませんので、ご注意ください。
眠る前のスマートフォンをやめよう!
夜に強い光を感じてしまうと、メラトニンの分泌が抑制されてしまいます。ベッドに入る30分前くらいから暖色系の暗めの照明(イメージは薄暗いバーの照明)に切り替えましょう。また、スマートフォンやパソコンのブルーライトはメラトニンの分泌抑制力がもっとも強い波長です。眺めていると覚醒状態に入って、寝つきが悪くなってしまいます。夏は夜更かしになりがちなので気をつけましょう。
40℃前後のぬるめのお湯に浸かろう!
睡眠と体温には深い関係があります。就寝の30分くらい前にぬるめ(40℃前後)のお風呂に入ると、交感神経の興奮がおさまってリラックスでき、深部体温の下降を促して入眠しやすくなることが報告されています。逆に熱めのお風呂で入浴すると、深部体温が一定の温度に下がるまで寝付けなくなる場合があるため、熱めのお風呂に入る場合は就寝の1時間以上前に入るようにしましょう。
朝目覚めてから心がけること
目覚めると、まずはカーテンやブラインドを開けて朝の光をしっかり浴びてください。
朝日を浴びるとメラトニンの分泌がストップし、体内時計がリセットされるからです。
まずは布団を出て、カーテンやブラインドを開けてみましょう。
毎日の朝食と夕食の時間をほぼ一定に保とう!
食事の時間を一定に保つことで小腸や肝臓に存在する代謝リズムを支配する体内時計が適切に調整され、体温リズムのメリハリも強化されます。このメリハリがはっきりしている人ほど深い睡眠が多く、睡眠も安定しているといわれています。また夕食に大量の脂質を摂ってしまうと代謝リズムが乱れるので避けた方が良いでしょう。
睡眠について詳しく知りたい方は下記の記事を是非参考にして下さい。
頭皮が臭いのを改善するミント(ハッカ油)で頭皮マッサージ
抗菌・抗炎症などだけでなくミントには血行促進作用もあるため、頭皮の環境や臭いの改善にもオススメです。
精油をオイルに混ぜることで、皮脂と馴染ませることができるようになります(親油性)。頭皮の毛穴詰まりが取れたところに精油の成分が浸透することで、血流も良くなり地肌をほぐす効果もあります。
材料
<1回分>
キャリアオイル(アーモンドオイル・ホホバオイル等)…10ml
ミント精油(食用ハッカ油でも可)…2滴以下
最初に腕などでパッチテストをしてからご使用くださいね。刺激が強い場合はミントの量を減らすなど調整されてください。
使用方法
マッサージ直前に混ぜ、頭皮に指先でまんべんなく塗り広げます。この時、髪の毛ではなく地肌を触るように意識して塗ってくださいね。頭全体にしっかりと塗ろうとすると中々コツと時間が必要ですので、最初は部分ごとに『塗る⇒マッサージ』を繰り返すようにすると やりやすいと思います。
オイルを頭皮と馴染ませるように、ゆっくりとマッサージ。むずかしく考えずに自分の気持ちいい場所や力加減で揉みほぐしてください。本格的なマッサージでなくても、充分に効果を感じることができますよ。
マッサージ後はオイルが頭皮に残らないよう、しっかりと洗髪してすすぎ流しましょう。
詳しいミントシャンプーの効能・効果については下記の記事をお読みくださいませ。
夏にドライヤーで髪乾かさないと頭皮は臭くなりやすくなる
シャンプーしたらドライヤーで髪を乾かさないと、細菌が増えてカビの原因になります。
かゆみが激しく、かくとフケがボロボロ・・・
という人はカビの可能性もあるので要注意です。
生乾きの状態はカビにとって好ましい環境です。
頭皮が臭い!あなたはこんなことしてませんか?
①ドライヤーは髪が傷むのでかけません!
②洗髪は最低でも朝、夜、の一日2回。
③シャンプーは2度洗い!ゴシゴシ洗って汚れを落とす。
④コンディショナーやトリートメントは軽くすすぐだけ。せっかくの栄養を流したらもったいない!
⑤パーマがとれるから、ブラッシングはしない。手櫛で十分。
これ、「全部間違い」です。では、一つずつみていきましょう。
①ドライヤーは髪が傷むからかけません!これNG!
ドライヤーのかけすぎはもちろん髪を傷めますが、かけない事も微妙にNGです。
理由はいくつかあります。まず、濡れた状態の髪はキューティクルが開いて傷みやすい状態です。濡れた髪のまま寝てしまうと、枕との間で摩擦が起こり、からまったりしてかえって髪を傷めてしまいます。次に、細菌が増えてカビの原因になります。かゆみが激しく、かくとフケがボロボロ・・・という人は、乾燥ではなく、カビの可能性もあるので要注意です。その他に、最近のヘアケア商品の質が向上していることがあげられます。ヘアケア商品の成分に、ドライヤーの熱を利用して髪をコートするリペア処方のものも多くあります。これは利用しない手はないですね(^。^)。乾かす時は、根本からしっかり乾かしましょう!
②洗髪は最低でも朝、夜、の一日2回。これ、NG!
1987年に誕生した朝シャンブーム。通勤、通学前の女子の間で大流行しました。これをきっかけに、朝、シャワーを浴びるなどの新習慣が誕生しました。しかし、この「洗いすぎる」という行為が、皮膚トラブル原因では?と問題になっています。お肌には皮脂膜があり、お肌を保護しています。しかし洗いすぎることでこの皮脂膜がなくなると、「もっと保護しよう」という体を守る為のメカニズムが働き、どんどん皮脂の分泌を促してしまいます。その結果、乾燥しているにもかかわらず皮脂が多いというお肌になってしまうのです。これは頭皮にとって最悪な環境。抜け毛や、臭いの原因となってしまいます。
③シャンプーは絶対2度洗い。ゴシゴシ洗って汚れを落とす。これ、NG!
2度洗いや、ゴシゴシ洗いは、頭皮を傷つけたり乾燥の原因となります。実は、頭皮の汚れは、湯洗いだけでおおかた落ちるといわれているのです。湯洗いをすることで、その後のシャンプーの泡立ちも良くなります。ただし、整髪料をしっかり使っている場合は、湯洗いの後、一度シャンプーで軽く予洗いしてから本洗いすることをおすすめします。整髪料の洗い残しも頭皮、毛髪にとって良くありません。正しいシャンプーの方法は美髪のキホン!知っているようで知らないシャンプー術をご参照ください。
④コンディショナーやトリートメントは軽くすすぐだけ。せっかくの栄養を洗い流したらもったいない!これNG!
意外と多いのが、この間違い。コンディショナーやトリートメントは、髪をコーティングして指通りをよくするもの。頭皮に残ったままでは毛穴を詰まらせたり、皮膚トラブルの原因になります。ためすすぎをしながらしっかり洗い流しましょう。
※ためすすぎとは、手の腹にお湯を貯めて頭皮をパシャパシャ洗う方法。美容師さんがシャンプーの時にしてくれるあの方法ですよ。
また、シャワーで流す時に多いのが、頭の上からお湯を流す方法。これは、後頭部から襟足にかけて、きちんとすすげていない可能性があるので要注意です。
⑤パーマがとれるから、ブラッシングはしない。手櫛で十分。これNG!
以前ご紹介しましたが、ブラッシングは美しい髪をつくるための第一歩。ブラッシングの効果についてはブラッシングで「薄毛予防」これって本当?をご参照ください。
シャンプーやドライヤーについて気になる方は下記記事を読んでみて下さい
まとめ
いかがでしたでしょうか?
夏は頭皮のカビが発生しやすくなるので髪の毛をしっかり乾かすことや、日々の生活習慣の改善が大切です。
頭皮の臭いを防ぐためには是非上記の項目を見直してみてくださいね。
Kiranah Life(キラナライフ)編集部
最新記事 by Kiranah Life(キラナライフ)編集部 (すべて見る)
- 2019年4,5月に投稿された人気記事とこの時期に読みたい記事ベスト5 - 2019年7月2日
- 2019年3月に投稿された人気記事とこの時期に読みたい記事ベスト5 - 2019年4月16日
- 2019年2月に投稿された人気記事とこの時期に読みたい記事ベスト5 - 2019年3月8日
最新記事
中島ゆき
2019/09/30日焼けあとの肌にも 混ぜるだけ手作りアロマジェル
おはようございます!キラナ美活サポーターの中島ゆきです。 最近はジェル…
黒田 リコ
2019/09/23出産経験者の2人に1人は下肢静脈瘤を発症している?予
ふと自分の足を見たときに「あれ?血管が赤黒くなってない?」「もしかして…
松尾功子
2019/09/02今からでも間に合う!「秋の老け顔対策」ケア3選
キラナライフの松尾です。今日も、コスメコンシェルジュ、エステティシャン…
matsuki_takahiro
2019/08/10永遠のテーマ「アンチエイジング」研究の最新トピックス
おはようございます。佳秀ヘルスケア研究開発の松木です。 前回に引き続き…