食品選びの前に押さえておきたいこと

おはようございます。最近栄養に関する本や論文等を読み、何が健康に良いのか情報収集しているうちに栄養に関する考え方が少し変わった管理栄養士のせーかさん。です。たくさんの情報の中から古い情報・新しい情報・情報の発信源・エビデンスの質を見極めていくことがとても重要で混乱の日々ですが、これから整理してお話ししていければと思います。今回は「私たちは食品の成分にとらわれすぎている」お話をしていこうと思います。

 

成分を選ぶのではなく、食品を選ぶ

よくテレビや本、雑誌等で見かける食品の成分ですが、日本人は安易に信じて実行してしまう傾向があると思います。特にダイエットに関する情報にはすぐ飛びついて実行しているように見受けられます。最近ではサプリメント等もたくさん出回っておりサプリメント等に頼っている人も多くいると思います。サプリメント等を否定しようとは思っていませんが、個人的にはできるだけ食べ物から栄養を取ることがいいと思っています。サプリメントがたくさん普及してきたのは食品に含まれる成分にとらわれているからではないかと思います。いろんな野菜や植物からいろんな成分を抽出したりと技術や研究が進み、ある成分に注目することが多いと感じます。しかし、最近では食品の成分よりも食品自体が重要となってきているみたいです。世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事によると「健康的な食事をするために必要なのは体に良い「食品」を選ぶことであり、成分が重要ではない。緑黄色野菜は体に良いが、それに含まれるβカロテンやリコピンといった「成分」が体に良いわけではない。」と書いてあります。確かに以前βカロテンによる健康被害があったように、食品に含まれている成分だけが良いとは安易に言えないのではないかと思います。

最後に

以前、玉ねぎの記事や100Kcalの黒ごまプリンの記事を書きましたが、その食品だけを一度にたくさん食べるということは避けてもらいたいです。単に野菜を食べればいいのではなく、いろんな野菜をたくさん食べることが重要となってきます。これからブログを書く上で食品の成分にとらわれず、食品選びや調理法、献立といったところに重点を置いてお伝えしていきたいと思います。