老化肌の80%が光老化⁈知らないと損する紫外線の話(その1)

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おはようございます。キラナライフの松尾です。
梅の花も咲き、ようやく春の訪れを感じるようになりました。あなたの住んでいる地域ではいかがですか?春の陽射しは”ポカポカ”と気持ちよくて心もウキウキしますね(´∀`*)ウフフ)!とはいえ、、、私には喜べないものが2つあります。一つは、花粉です。私は「花粉症」なので手放しでは喜べません・・・(;^_^A。そして、もう一つが「紫外線」です。実は「老化肌の80%が光老化(紫外線)」であるということをご存知でしたか?「まだまだ大丈夫~♪」なんて、春の陽射しをあまくみていたら「シミ・シワ・たるみ」の原因になりかねません。そこで、エステティシャン、コスメコンシェルジュの立場から、「知らないと損する紫外線の話・その1」をご紹介します。

目次

  • 光老化とは?
  • 紫外線は何月くらいから増えるの?
  • 紫外線の種類と、その違いは?
  • まとめ

 

光老化とは?


光老化とは、長期間にわたり紫外線を浴び続けた肌にみられる「お肌の老化現象」のことです。「お肌の老化」の80%は、光(紫外線)が原因といわれています。では、紫外線を浴びると、なぜお肌は老化するのでしょうか?原因は「活性酸素」にあります。活性酸素とは、酸素がパワーUP(活性化)したものです。酸素がパワーUP!!とだけ聞くととても良いものに感じますね。活性酸素は全てが悪いものではなく、通常私たちの体内で常に1~2%程度発生して病原微生物を殺すなどの大切な働きをしています。ところが、過剰に発生することで細胞を酸化しダメージを与えてしまうのです。この活性酸素を過剰に発生させる原因の一つが紫外線です。中でも、紫外線によって過剰に発生する「一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)」は皮膚がんなどの原因と考えられています。その他にも、お肌が乾燥したり、「シミ・シワ・たるみ」の原因となります。自然老化のシワにくらべ、光老化のシワは「深いシワ」になるので要注意です。

紫外線は何月くらいから増えるの?


気象庁のデータによれば7月から8月にかけてピークを迎えた紫外線は、その後、9月、10月と少しずつ減り始め、11月後半になってようやく落ち着きます。そして、下のグラフからもわかるように2月後半から再びじわじわと紫外線の量が増え始めます。つまりこれから日毎に紫外線の量が多くなってくるというわけです。ちなみに、オフシーズンも紫外線が全くないわけではありませんから「日焼け止め」はオールシーズン使用することをおすすめします。また、薄曇りでも、紫外線の80%以上が通過するといわれますので油断は禁物です。
次の章では、紫外線ついてもう少し詳しくご紹介します。
提供元:気象庁(2018年2月26日現在)
※黒い点が今年(2018年)の紫外線の値です。
URL:http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_daily_uvindex_obs.html

紫外線の種類と、その違いは?


日光(太陽光線)は、異なる波長をもったガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線を放出しています。その内、地表に届くのは紫外線、可視光線、赤外線の3種類です。紫外線の強さは季節や時間帯、地域などによっても異なります。沖縄と北海道とを比べた場合、沖縄は北海道の約2倍の紫外線量に相当するといわれます。紫外線はUV-A(紫外線A波)、UV-B(紫外線B波)、UV-C(紫外線C波)の3つに分かれます。上の図で示しているように、皮膚へのダメージは波長が短くなるほど強くなります。では、それぞれの特徴についてみていきましょう。

●UV-A(紫外線A波)とは?
長波長紫外線(320~400nm)
一般的に「生活紫外線」といわれます。「お買い物」や「洗濯物を干している時」、また「ガラス越しに差し込む光を長時間浴びる」など知らず知らずのうちに浴びてしまうのがUV-Aです。UV-Aは紫外線の9割を占めています。最も波長が長く、雲やガラスも通り抜けるのが特徴です。お肌の表面(表皮)だけでなく、お肌の深部(真皮層)まで到達。メラノサイト(色素細胞)の働きを活発にし、メラニンが増加することで皮膚の色が黒くなります。また、真皮の繊維(コラーゲンやエラスチン)を変形させてシワ、たるみの原因をつくるのもUV-Aです。

●UV-B(紫外線B波)とは?
中波長紫外線(280~320nm)

一般的に「レジャー紫外線」といわれます。UV-Aよりも刺激が強く、表皮にダメージを与えるのが特徴で、赤く炎症を起こす(サンバーン)、メラニンを増加させお肌を黒くする(サンタン)、シミ・ソバカスなどを引き起こします。また、日焼け、皮膚・目の障害皮膚癌などの原因になるといわれているのがUV-Bです。

●UV-C(紫外線C波)とは?
短波長紫外線(280nm以下)
生体に対しての破壊性が最も強い紫外線です。現在のところ、有害な紫外線C波とB波の一部はオゾン層で吸収されるため地表に届いていない(南極を除く)とされていますが、近年、オゾン層の破壊が世界的な問題となっていることはご承知の通りです。

まとめ


お肌の老化の80%は紫外線が原因です!
紫外線は2月下旬から増え始めます。正しい知識で早めの対策を心がけましょう。
【地上に届く紫外線には2種類】

①UV-A:紫外線の9割は生活紫外線
曇りでも、ガラス越しでも関係なく降り注ぎ、お肌の奥底までダメージをあたえます。知らず知らずのうちに浴びてしまい、シワやたるみの原因になるので要注意です!
②UV-B:レジャー紫外線
刺激が強く、表皮にダメージを与えます。赤く炎症をおこしやすく、シミの原因にもなるので要注意です!

いかがでしたか?次回、「知らないと損する紫外線の話・その2」では日焼け止めの選び方についてご紹介します!
お楽しみに!

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「一般社団法人日本エステティック業協会AEA上級認定エステティシャン」・「日本化粧品検定®協会公式コスメコンシェルジュ®」として長年美容業界に従事。 現在、佳秀工業株式会社ヘルスケア事業部GENPRESS(ジェンプレス)にて広報を担当。商品開発、マーケティング、販促物の作成など、業務は多岐に渡ります!豊富な美容経験を生かしたお役立ち情報を、皆さまにお届けします(⋈◍>◡<◍)✧♡ ◼︎趣味:スポーツジム ◼︎マイブーム:ヨガ、ボディーコンバット

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