薄毛でお悩みの方必見!そのヘアスタイル大丈夫?
ところで、この何気なく毎日行っている髪のセット、実は「薄毛になりやすいヘアスタイル」があるということをご存知でしたか?「キレイになりたい」と思ってセットしているヘアスタイルが、実は長く続けていると「頭皮の負担になってしまう」ことがあります。
今日は、エステティシャン、コスメコンシェルジュの立場から、「もしかしたら薄毛になってしまうかも⁈」というヘアスタイルと薄毛の関係についてご紹介します!
目次
- 薄毛へまっしぐら⁈そのヘアスタイルとは?
- 髪に負担をかけないヘアスタイルとは?
- おしゃれには欠かせないカラーリングやパーマとのつきあい方
- まとめ
(1)薄毛へまっしぐら⁈そのヘアスタイルとは?
実は・・・
●髪をきつく結ぶ
●夜会巻きなど引っ張って留める
●エクステンション
などのヘアスタイルは「牽引性脱毛症」になる可能性があります。
牽引性脱毛症とは?
継続的に引っ張られることで血流障害が起き、頭髪の成長に悪影響を与えてしまいます。髪をきつく結びすぎたり、同じ結び方をしていると頭皮に負担がかかり発症することがあります。生え際や分け目のあたりが薄くなるのが特徴です。
たしかに、髪をきつめに結んだ日は夕方ごろになると頭皮が引っ張られて痛く感じることもありますよね・・・(;^_^A。
夜会巻きやエクステも同じ原理です。頭皮が引っ張られ、ずっと同じ毛穴に負担がかかっている状態を長期間続けることで「牽引性脱毛症」を引き起こし「薄毛になりやすい」といわれているのです。
(2)髪に負担をかけないヘアスタイルとは?
では、負担をかけないヘアスタイルとはどんなものでしょうか?
実は・・・
美容師さんにお伺いすると、ショートヘアがおすすめなのだそうです。その理由としてショートヘアは髪自身の重量が軽く頭皮への負担が少ないだけでなく、ボリュームを出したり、薄くなったところをカバーしたりするのにも適しているのだとか。トップにふんわり感を出すには太目のカーラーを使うといいですよ。特に前髪をふんわりとさせるには、「横巻き」ではなく「縦巻き」がおすすめです。ご年配の方にショートヘアが多いのには、細くなった髪を上手にカバーできるという理由もあるのかもしれませんね。
とはいえ、やっぱり「ロングヘアが好き」という方もたくさんいらっしゃいますよね。そんなロング派の方には頭皮が引っ張られるようなヘアスタイルを続けることは避け、頭皮から少し離した位置で結ぶことをおすすめします。
(3)おしゃれには欠かせない「パーマ・カラーリング」とのつきあい方
今やしていない方がいないほど浸透しているパーマやカラーリング。しかし、これらは薬品や熱の力で髪の構造を変えてしまうため、毛髪だけではなく頭皮にもかなりの負担がかかります。繰り返していると、髪が細くなったり、切れ毛や抜け毛の原因にもなります。そこで、この章では、パーマやカラーリングの特徴をご紹介します。上手に利用しておしゃれを楽しみましょう!
●パーマについて
パーマには、ウェーブの形成が目的のパーマと、くせ毛や縮毛などを矯正する目的のストレートパーマがあります。パーマ剤の多くは、還元剤を主成分とする1剤と、酸化剤を主成分とする2剤とを組み合わせて使用しています。(用剤の成分によって異なるものもあります。)
縮毛矯正では強めの薬剤を使用し、さらに高温のスチームを当ててまっすぐにしていきます。薬剤と熱により、ハリ・艶を保つキューティクルが失われてしまうため、ときどきはお休みして頻度(使用回数)を減らすことをおすすめします。
●ブリーチとヘアカラーとの違い
ブリーチでは髪の色を作るメラニン色素を分解して脱色します。通常のヘアカラーと違うところは成分に過酸化水素が使われていることです。そのため頭皮への負担はヘアカラーよりも大きくなります。白髪染めやヘアカラーは、内部の色素を分解、脱色し、人工的な色素に置き換えます。人工の色素を天然色素にしたものが、香草カラーと呼ばれているものです。ハーブなどの天然由来の色素を使用します。
(4)まとめ
「髪に負担をかけないヘアスタイル」
●髪への負担が少ないヘアスタイルはショートヘア。牽引性脱毛症を防ぐためにも、きつく結んだり、夜会巻きのように引っ張るようなヘアスタイルを続けることは控えましょう。
●前髪のボリュームをUPさせるには、カーラーを縦巻きに。
【パーマ・ヘアカラーの頻度は髪への負担を考えて】
●髪への負担(大)
・縮毛矯正:縮れ毛をストレートに固定。薬品と熱による刺激で髪へのダメージは大きい。
・ブリーチ:髪の色を作るメラニン色素を分解し脱色すること。過酸化水素が含まれるため、頭皮への負担は大きい。
●髪への負担(中)
・パーマ:髪内部の結合を切り離し、変化させて、再び薬剤で固定すること。コールドパーマ、熱処理するデジタルパーマなど。
・ヘアカラー・白髪染め:毛の内部の色素を分解、脱色し、人工的な色素に置き換えること。
・香草カラー:ハーブなど天然成分主体の色素を使用。原理はヘアカラーと同じ。
※縮毛矯正やブリーチほどではありませんが、やはり頻度は控えめにされてください。
●髪への負担(小)
・ヘアマニキュア:髪の表面に色をのせること。頭皮への負担は少ないが長期間使うと髪の負担になることも。
・カラースプレー:一時的なもの。使用後はしっかり洗い流すこと。
いかがでしたか?それぞれの特徴を考えながらヘアスタイルを楽しんでくださいね。
松尾功子
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