髪染めだけ?頭皮の洗浄や髪の補修も!大活躍♪ヘナのお話

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おはようございます!キラナ美活サポーターの中島ゆきです。キラナライフはさまざまなジャンルの専門家が集まって日々ブログをお届けしているのですが、最近、その中でもサイエンス部門の男性おふたりのイラストが私の心を掴んで離しません…!

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お話は専門的で理系。私には難しい内容のときもあるのですが、イラストのおかげかするすると読み進めてしまいます。私だけかと思ったら、どうやら他のスタッフにも同じ現象が起きている模様(笑)
気になった方はぜひ覗いてみてくださいね(^^)ノ

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さて、今回は20年くらい前から脚光を浴びている「ヘナ(ヘンナ)」について、近ごろ白髪が気になる私・中島がお伝えできればと思います(゚Д゚)<アラヤダ!

当時、「オーガニックで髪にも体にも無害」と謳われていたヘナでしたが、頭皮や肌が荒れる人が続出し消費者庁にお問い合わせが殺到したことも。ですが原因のほとんどは商品(ヘナ)に化学成分が混ぜられていたことでした。ヘナ自身は今も昔もずっと変わらず、刺激の少ない自然の植物です。

*植物にアレルギーを持たれるかたもいらっしゃいますので、初めて使用するときには必ずパッチテストから試されてくださいね♪

その用途としては白髪染めやボディタトゥーがメジャーなヘナ。実は昔からシャンプーやヘアケア、リフレッシュにも利用されてきました。ハーブとしても優秀なのですがどうも最近はアロマの話ばかりですので、今回は髪への効能に焦点を当てていきたいと思います(*^-^)>

目次

  • 「ヘナ」とは?
  • ヘナの使用用途
  • 髪に嬉しい3つのこと
  • まとめ

「ヘナ」とは?


ミソハギ科の常緑樹で乾燥した地帯に生息する植物です。紀元前の古代エジプトでは、ヘナでミイラを包む布を染色していたと言われています。伝統療法「アーユルヴェーダ」で使用されたり、旧約聖書「雅歌」にもヘナのことが記載されていたりと、とても古い歴史を持つハーブの一種です。
和名は指甲花(シコウカ)または、ツマクレナイノキ。指先を染めていた花、という意味があるそうですよ。

北アフリカや中東・インドなどで生活の中で利用されてきましたが、ヒンドゥー教の美と幸運の女神「ラクシュミ」が好む植物とされているため、特にインドの人々に大切にされ愛されてきました。

ヘナの使用用途

染める

:ヘナと聞いて一番に思い浮かべるのは、やはり髪を染めること。今は日本でも、美容室や自宅用キットなどで手軽に染められるようになりました♪古代エジプトでは、女王・クレオパトラも髪や爪をヘナで染めてオシャレを楽しみ、彼女を真似して庶民の女性たちも使用していたと言われています。
ヘナ100%で染めると白髪や茶色い(脱色した)髪は鮮やかなオレンジ色に!日常使いに合うように色味の調整をするときには、同じくハーブのインディゴ(藍)などが一緒に使われています。

:ヘナの粉を練ったものを使って体に様々な模様を描いていきます。
インドではメヘンディとも呼ばれるヘナタトゥー。祝福や魔除けの効果があると信じられていて、結婚式を迎える花嫁や旅立つ人の幸せと安全を願って祈りを込めて施されます。日本でもボディーペイントとしてまだまだ人気があり、個人差はありますが2~3週間で消えますので期間限定のデザインを楽しむことができますよ。

繊維:草木染として繊維などを染めるときにも利用されています。ただ、ヘナの特性としてタンパク質と結びつき染色するということから、麻などの植物繊維には色が入りにくく動物の毛を使った織物に使われることが多いようです。ペルシャ絨毯の赤い色を出すためにも使用されています。

洗髪料として

ヘナの性質の1つに油分を吸着するというものがあります。ヘナの粉をお湯で溶き、頭皮と髪になじませてから洗い流すことで、髪の毛や毛穴のあぶら汚れを取り除くことができます。

*前述のとおり、ヘナ100%で髪を洗うと色素が抜けている白髪や茶色い髪ではオレンジ色に染まってしまいます。自分の髪色にあった配合がされているヘナを使用したり、黒髪の状態のときに試してみてくださいね♪

 デトックス効果も?

ヘナのナフトキノンという成分が肝臓のデトックスになる・・・という話を耳にしますが、経皮吸収における人体への効果はまだきちんと実証されていません。ただ、昔からヘアカラーに使われる際にマッサージ(現代でいうヘッドスパですね)も一緒に施されていたり、ハーブの一種でもあるヘナを使うことで気分転換や爽快感を得られることを考えると、デトックス(解毒)というよりはリフレッシュ(癒し)に非常に有効だと言えるかもしれませんね。
私も、ヘナを頭に塗っているとやたらと眠気に襲われることが多い気がします(笑)

髪に嬉しい3つのこと

補強効果

毛髪の内部に浸透することで髪を強く美しくしてくれるヘナ。繊維染めの項目でも少しお伝えしましたが、ヘナの成分ローソニア・アルバ(ローソン)にはタンパク質と結合するという性質があります。そのローソンがダメージによって髪の毛に空いてしまった穴へ入り込むと、髪のタンパク質と結びついて内側からその空洞を埋めてくれます
最初の数回はせっかく埋められたタンパク質も洗髪などでほとんどが流れてしまいますが、使用回数を重ねることで少しずつ定着するようになり、髪の9割を占めているコルテックス(毛皮質)を徐々に補強していきます。
ぽっかりと穴が空いていた髪が修復されることで、湿気や髪の太さが均一でないことからくるツヤのなさ・うねり・パサつきなどの改善に効果が期待できます。

キューティクルを引き締める

ローソンが髪の内部で一生懸命タンパク質と手を取り穴をふさぐ一方で、同じくヘナの成分であるタンニンが髪をぎゅっと引き締めて開いていた髪表面のキューティクルを閉じてくれます。キューティクル(毛小皮:毛表皮)が閉じることでコルテックスの水分やタンパク質が流れ出るのを防ぐことができ、髪に弾力とツヤをもたらしてくれます。

頭皮のクレンジングにも!

洗髪料としても使われるヘナですが、髪の毛だけではなく頭皮のクレンジングとしての使用もオススメです。
ペースト状にしたヘナを頭皮に塗布して、そのまま地肌をマッサージ。石鹸や合成シャンプーとは違い、植物自身の力で酸化した毛穴の油分を無理なく除去・洗浄してくれます。加えて、ヘナの持つハーブの薬効(殺菌、消臭など)が、地肌と気分を気持ちよくリフレッシュさせてくれますよ。
ヘナを使用したあとの乾燥時に髪のきしみが気になる方は、ヘアオイルを5~10滴ほど、ペーストを作るときにヘナに混ぜてから使用してみてください。私も試しましたが、指通りも良くなり地肌の乾燥も改善されたように感じます( *´艸`)♡


ヘナの香りは少し独特。好き嫌いが分かれるかもしれませんが、この「草原で寝転がったときの緑な香り」を、頭皮の爽快感と一緒にぜひ1度体験していただきたいです♪

まとめ

いかがでしたでしょうか。染色だけではない!ヘナの隠れたスキルのご紹介でした。
お伝えしたように、ヘナ100%のものを使用すると見事なオレンジ色に染まります。ファンキーです(笑)脱色していない黒髪であればトリートメント用として使うこともできますが、試される時にはご自分の髪色に合わせてインディゴやアムラなどの他のハーブと調合されたヘナを使ってみてくださいね。

まだまだヘナ以外にも、髪の美しさUPに効果が期待できるハーブはたくさん存在しています。これからも少しずつご紹介していければ嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございます(´-`)

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中島ゆき

AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー公益社団法人 日本アロマ環境協会
キラナライフ美活サポーター中島ゆきです。【AEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会認定】アロマテラピーアドバイザー・アロマハンドセラピスト。【一般社団法人メイクセラピストジャパン認定】メイクセラピーガイド。【一般社団法人日本カラリスト協会認定】パーソナルカラリスト 忙しい女性のための、楽しく簡単な耳寄り美容情報をお届けできればと思います♡ 得意分野はアロマ・食べ歩き・車に関すること、ネイルと世界遺産も大好きです。頑張る女性に多い「ストレスや悩み」の解消に、少しでもお役に立てれば幸いです。

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