サツマイモの選び方|ねっとり系とほくほく系どっちを選ぶ?
私は健康や美容のために、納豆やヨーグルト、きのこ等の食物繊維豊富な食品を食卓に取り入れています。食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、免疫改善や美肌に効果があります。
今回は食物繊維が豊富なサツマイモの品種の違いと、サツマイモを熟成させてさらに美味しくなる方法をご紹介します。
サツマイモの選び方
ねっとり系の代表品種
紅はるか・安納芋
甘味が強く、貯蔵・加熱することで粘質でねっとりとした食感になります。
ねっとり系の特性は、でんぷん含有量が極端に多くはなく、でんぷんが熱で溶けてドロドロになりやすいことです。ドロドロなったでんぷんを糖に分解する酵素「βアミラーゼ」の活性が強いことなどです。
でんぷんとβアミラーゼの活性により、ねっとりとしていて甘味のある美味しいサツマイモになります。
ほくほく系の代表品種
紅あずま
甘味が強く、繊維が少なめで、粉質のあるホクホクとした食感と水分の多いねっとりした食感の中間です。ほくほく系の紅あずまのβアミラーゼ活性は、紅はるかよりも低い値です。またβアミラーゼ活性は、50~60℃付近で最大となり、70℃で大きく低下します。なので焼き芋をする際には、低温でじっくり調理すると、甘味のある美味しいサツマイモになります。
鳴門金時
栗のように粉質でホクホクとした食感と糖度が高めなため、お菓子の材料や焼き芋などによく使われます。
サツマイモの美味しい熟成方法
貯蔵温度は7℃前後(冷蔵庫の野菜室の温度)で2週間くらい置いておくと甘く、ねっとりとしてきます。これを「熟成させる」といいます。
「サツマイモは寒さに弱い」このようなイメージを持たれている方にとっては、意外な熟成方法ではないでしょうか。冬に収獲したネギや人参などの野菜が甘くなるのと同じ現象です。
※品種によっては5℃くらいでも2週間ほどで腐る場合もあるので注意してください。
※1ヶ月以上の保存をする場合は、10℃以上の温度が必要です。15℃以上の保存状態を続けるとサツマイモから芽が出てきます。
さいごに
スーパーで選ぶ際に、どの品種のサツマイモを選んで良いのかいつも迷ってしまうので今回まとめてみました。
さつまいもは食物繊維が豊富で、腸内環境を整えてくれます。ぜひ食卓に取り入れてくださいね。
さいごまで読んで頂き、ありがとうございます!
参考文献
サツマイモの世界 世界のサツマイモ/山川理 著/現代書館
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