気になる毛穴の原因とタイプ別お手入れ対処法3選:たるみ毛穴編
さて、年齢や季節に関わらず、年間を通して多くの方が「毛穴」を気にしている・・・ということを、2回にわたりご紹介してきました。
毛穴の「悩み」は大きく分けて3タイプ。
①皮脂の過剰によってお顔全体の毛穴が広がった「開き毛穴タイプ」
②毛穴が詰まった「詰まり毛穴タイプ」
③40代に入った頃からの頬の毛穴が広がる「たるみ毛穴タイプ」
でしたね。まだ見ていないという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
さぁ、今回がいよいよラスト!「たるみ毛穴タイプ」についてご紹介します。
「たるみ毛穴タイプ」の特徴と原因
【特徴】
主に鼻の横から頬にかけて見られ、初期段階は毛穴が広がったように見えます。悪化すると、その形が「涙型」に見えることから「涙毛穴(なみだけあな)」とも呼ばれています。頬の皮膚を斜め上に軽く引っ張ると、毛穴が目立たなくなるのが特徴です。
※帯状につらなることから、「帯状毛穴」とも呼ばれます。
【原因】
たるみ毛穴は、「肌老化」が原因で起こります。乾燥や加齢などにより、お肌の土台となる真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少すると「ハリ」や「弾力」がなくなります。すると、毛穴を支えられなくなり、毛包や毛穴周りの皮膚が一緒に落ち込こむことで、毛穴が開いて見えます。さらに「肌老化」が悪化すると、毛穴同士が帯状に連なり、広がって見えるようになります。
たるみ毛穴:お手入れ・対処方法3選
「たるみ毛穴」のお肌にとって重要なポイントは、お肌の「ハリ」や「弾力」を取り戻すことです。乾燥や加齢によって衰えた「老化肌」には、お肌の土台となる「真皮層」に働きかけるケアをすることが大切になります。そこで、外側からだけでなく、内側からもケアすることをおすすめします。また、お顔のストレッチや、マッサージ、表情筋を鍛えるのも効果的です。
①真皮層に働きかける美容成分でしっかり保湿
乾燥や加齢による「老化肌」が原因の「タルミ毛穴」にとって「保湿」は欠かせません。化粧品では、レチノール、ビタミンC誘導体、コエンザイムQ10、ローヤルゼリーエキス、プラセンタエキスなどの美容成分を配合したものが効果的です。イオン導入やエレクトロポレーションなどの機械を使うと、お肌の奥まで有効成分を浸透させることができます。
成分について簡単にご紹介しておきますね。
<レチノール>
ビタミンA誘導体の一つで、シワやたるみを防ぐ成分です。お肌にハリと潤いを与えるヒアルロン酸の生成を促進する働きや、コラーゲンの合成を促進する効果の他、ターンオーバーの促進、表皮の保湿性を高め、過剰な皮脂分泌を抑制するなどの効果があります。
<ビタミンC誘導体>
美白効果で知られるビタミンCは、抗酸化作用や、お肌にハリを与えるコラーゲンを増やす効果、毛穴を引き締め、皮脂分泌を抑制するなどの効果もあります。
<コエンザイムQ10>
抗酸化力が高く、アンチエイジングには欠かせない成分です。肌老化の原因となる活性酸素を除去する他、お肌の弾力と水分を保つヒアルロン酸の生成を促したり、新陳代謝を高めお肌を活性化させるなどの効果があります。
<ローヤルゼリーエキス>
女王バチの食餌として知られるローヤルゼリーは、その豊富な栄養素からマルチな効果が期待されています。高い保湿効果と共に、シミ、シワを防ぐ作用もあります。細胞を活性化し、お肌のターンオーバーを促進。お肌のハリや弾力に欠かせない、コラーゲンやエラスチンの生成を助ける働きがあります。
<プラセンタエキス>
プラセンタは、豚や馬などの胎盤から抽出したエキスで、胎児の生命を維持し、育むという神秘的な力があります。1個の細胞が出産する時には1兆億個にもなるという、「驚異の生命力の源」となるのがプラセンタです。 プラセンタには、タンパク質、ビタミン、ミネラルをはじめ、何と100種類以上もの成分がバランスよく含まれています。プラセンタに多く含まれている成分「アミノ酸」は、お肌の潤いや弾力・ハリを保つ美容に欠かせない成分で、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生産を助ける働きがあることで知られています。 また、たるみ毛穴とは関係ありませんが、プラセンタエキスは医薬部外品として厚生労働省に認められた「美白」成分でもあります。
ご紹介した成分の中でも、豊富な栄養素をもつローヤルゼリーエキスやプラセンタエキスは、私の一押しの美容成分です。どちらも美容の宝庫として知られていますが、決して人工的に造ることはできないといわれる絶妙な栄養バランスで、未だ科学的に解明できない程の未知なる効果が期待できます。
②インナーケアで体の中からイキイキ
私たちの体は、食べた物からつくられています。体だけでなく、お肌を若々しく保つためにもインナーケアは欠かせません。「タルミ毛穴」の改善には、老化の原因となる「酸化」を防ぎ、コラーゲンやヒアルロン酸など、お肌のハリや弾力をつくってくれるものがおすすめです。
例えば、コラーゲンや、イソフラボン、オメガ3などはおすすめです。
<コラーゲン>
すっぽん、豚足、鶏の皮、手羽先、フカヒレ、魚の皮、うなぎ、カレイ、エビ、くらげ、ゼラチン、ゼリー、プリン、杏仁豆腐など
コラーゲンは、お肌をプルプルにしてくれますね。ただし、コラーゲンを豊富に含む食品には高カロリーのものが多いので、ダイエット中の方は気をつけてください。
<イソフラボン>
豆腐や納豆など大豆製品から摂取
イソフラボンはポリフェノールの一種です。抗酸化作用の他にホルモンバランスを整えたり、ヒアルロン酸の生成を助ける働きがあります。
<オメガ3>
青魚、亜麻仁油、えごま油など
日本人に不足しがちなオメガ3は、抗酸化力が高く、美肌効果もあります。積極的に取りたいですね。
食事から摂取することがベストですが、難しい場合はサプリメントなどで補うことも検討してみて下さい。
私のおすすめは、化粧品と同様、内側からもマルチ効果のあるローヤルゼリーやプラセンタです。
先程もご紹介しましたが、どちらも美容の宝庫です。
中でもプラセンタは、古代中国では「紫河車」と呼ばれ、滋養・強壮・強精効果がある漢方薬として、また不老長寿の薬としても珍重されていました。西洋ではクレオパトラやマリーアントワネットも愛用していたという説も残っています。 食プラセンタに多く含まれている成分「アミノ酸」は、お肌の潤いや弾力・ハリを保つ美容に欠かせない成分です。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生産を助ける働きがあることで知られています。 プラセンはタ食事からは摂る事ができないので、サプリの活用もおすすめです。
③表情筋を鍛えよう
私の経験上、どんなに良い化粧品を使っても、どんなに良い食事やサプリメントを摂っても、支える筋肉が弱っていたのでは効果も半減してしまいます。そこで、表情筋を鍛えることをおすすします。ストレッチ法については、またの機会にご紹介しますが、日頃の日常生活の中で筋肉を動かすことは可能です。それが「咀嚼」と「笑顔」です。お顔をよく見ると、どちらか片方の歯で噛む癖のあるかたは、噛まない方と比べて「たるみ」が少ないことが分かります。噛むというこの行為は、以外にも筋肉運動になっているのです。また、笑顔の多い方はお肌にハリがあります。これは筋肉を動かしているからということだけでなく、「笑う」という行為によって良いホルモンがでていることが考えられます。よく噛んで、よく笑いましょう!
まとめ
【たるみ毛穴タイプの特徴】
・主に鼻の横から頬にかけて見られ、初期段階は毛穴が広がったように見える
・悪化すると、その形が「涙型」に見える
・頬の皮膚を斜め上に軽く引っ張ると、毛穴が目立たなくなる
【原因】
・乾燥や加齢などによる「肌老化」が原因
【お手入れ・対処方法】
①基本は保湿
「真皮層」に働きかけるケアを!
化粧品では、
・レチノール、ビタミンC誘導体
・コエンザイムQ10
・ローヤルゼリーエキス
・プラセンタエキス
などの美容成分を配合したものが効果的
イオン導入やエレクトロポレーションなどの機械を使うと、お肌の奥まで有効成分を浸透させることができます。
②インナーケアで体の中からイキイキ
基本は食事から!
老化の原因となる「酸化」を防ぎ、コラーゲンやヒアルロン酸など、お肌のハリは弾力をつくってくれるものを摂取
・コラーゲン
・イソフラボン
・オメガ3
などがおすすめ
食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントなどで補助することも考えて!
おすすめはマルチ機能の
・ローヤルゼリー
・プラセンタ
③表情筋を鍛える
日頃の日常生活の中で筋肉を動かすことは可能
「咀嚼」と「笑顔」で表情筋を動かそう!
いかがでしたか?
「たるみ毛穴タイプ」のあなたは、「真皮層」に働きかけるためのケアとして、内外美容+筋トレがおすすめ!
毛穴のケアは、あなたのお悩みが「どのタイプか」によってお手入れ方法が変わります。ケアしているのに改善しない・・・という方は、お手入れ方法を間違えているかもしれません。まずは、あなたがどのタイプなのかを知ることが大切です。そのうえで、タイプに合ったお手入れをしましょう。
松尾功子
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